2008年5月16日金曜日

SIX FEET UNDER #53 「違和」

-今回の死人-

ネイトの旧友、サム・フォビアック:自宅車庫から車を出す際に、落ちている新聞を取り損ねてドアから転落、そのまま下っていく車の前輪に轢かれて死亡。

治療のおかげで徐々に回復しているジョージに対し、ルースは看病疲れと孤独感から冷めきっています。ジョージの娘、マギーが様子をみにやってきますが、マギーは父親の回復状態を安心しますが、ルースの態度から、父親がルースに迷惑をかけていることを察します。
マギーが帰る前夜、三人でアイスクリームを食べているとき、自分の好きなアイスがないとジョージが突発的に癇癪を起こす。ルースが「こうなったらどうにもならない。わたし独りでは手に負えない」とマギーにもう少しいてほしいと泣き出します。マギーは残って様子をみることに。

ブレンダはインターン研修で、物騒な地区の無料クリニックを選びますが、初日からショックを受けて、母親のコネを使って、大学の学生のカウンセリングに変更。

ネイトはサムの葬式でもうひとりの旧友トムと再会し、バーに出かけます。歳をとった事を悔やむトムに対して、ネイトはこの歳まで生きられた事に感謝しているといいます。今この瞬間に満足しているかどうか考えるべきだと。

キースとデービットは着々と子供の計画を進める。キースはデービットと自分の遺伝子を持つ子供がほしいと、クレアに卵子を提供してもらうように頼んでほしいとデービットに言いますが、デービットは一番大事なことは子供の人生だとキースに言います。

キースは自分の育てる子供が、男であれ女であれ、どこかしらデービットに似ていたら最高だと思ったからだと言います。それを聞いてちょっと嬉しかったデービットは、「どこかは似るさ」とキースに言います。

クレアはネイトの結婚式での写真を新しい作品として、展覧会のディレクターに持っていくが、褒められはしたものの、作品としては売れないと言われます。ビリーは現役でアート活動をしている友人達と食事をしてる会話の中で、学校の助教授としての生活に追われ、自分の過去のアーティスティックな内面を失くしてしまったことを悩み始め、感情を抑制する治療薬をトイレに流してしまいます。

今回一番ショックだったフェデリコ。ネイトの結婚式に一緒に行ったシャロンとランチの予約をするも、翌日も全く連絡取れず、「ひょっとして何かあったのでは…」と勝手にシャロンのアパートの管理人さんに頼んでシャロンの部屋を開けてもらいます。フツーに部屋にいたシャロンは、「あなたとはもうナシだと、察してくれると思った」と言います。かなり本気だったフェデリコは、バネッサの所へ行き、シャロンは死んだと嘘をつき、バネッサの同情をかいます。

-感想-
自分の母方の祖父も祖母が癌でなくなってから、認知症が一気に進んで、今は老人ホームにいますが、まだ実家にいたときは、夜中に亡くなった祖母を迎えに行くといって出て行ったり、すごく暴力的になったり、と思うとひたすら謝って泣き出したり…。自分が訪ねていった夜は一睡もできませんでした。ルースも独りそういう事になっていたかと思うと、張り詰めてたものが一気に崩れて泣き出した気持ちがすごく分りました。

キースの理由がなんともうれしかった。本気で愛されてるデービットがうらやましい。
羨ましいのは、ネイトとデービットの兄弟関係もほんと理想。兄の昔の悪友の一人がイケたとか、そういう会話を兄弟でできるってすごくいい。

にしても、S4から帰ってきたビリーがダントツかっこいい。ビリーと寝れるクレアが羨ましい。

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