2008年12月26日金曜日

SHARK/カリスマ敏腕警察官 第8話 「三角関係の悲劇」

白人裕福層の高級住宅街でひき逃げ事件が発生。被害者はジュリーも通う高校の黒人の奨学生エリカ。パーティの帰り道を歩いていて後から車に追突され、彼女は即死状態。まもなく追突した車がジュリーの友達キャットのものだったことが判明、彼女は事件以来姿を消していましたが、彼女の居場所を突き止めて尋ねたところ、睡眠薬とお酒で自殺を図り、倒れているところを発見されます。

彼女は病院に搬送されて一命をとりとめたものの、事件の第一容疑者としてスタークに起訴されてしまいます。しかし、キャットの友達であったジュリーが学校新聞で彼女の無罪を訴える記事を書き、それがマスコミに知れ渡ってしまい、裁判を前にしてスタークはジュリーと親子喧嘩してしまいます。

捜査を進めると、事件発生後に犯行の車が給油している防犯カメラの映像からキャットと付き合っていたベンが同乗していたことが発覚。ベンから事情を聞くと、キャットが酔っ払って運転しようとしたために助手席にのり、やがて道端を歩いているエリカを発見し、逆上したキャットがぶつかっていったのだと答えます。

マデリンとベンが尋問の模擬練習を行います。その様子をカメラでみていたスタークは彼がエリカを本当に好きだったのか疑い始めます。裏を取るためにライナ達はベンを連れてエリカの家を知っているのかテストすると、彼はエリカの家ではないところに連れてこられても気づきません。さらに、エリカのパソコンからキャットとエリカがキスするビデオが発見されて…。

結局三角関係に逆上したのはエドで、キャットはエドをかばうために自分を犠牲にしていたのでした。

スタークには迷惑をかけたことを素直に謝ったジュリーでしたが、友達思いの勘が的中、スタークが一本とられた感じでした。スタークは父と娘という間柄で今ままで避けてきた恋愛話に対しても、これからはちゃんと話していくとジュリーに誓います。



―感想―

★★★☆☆


前からずーッときになってた、クビになった警官アイザック。長いときを経てようやく登場でした。雇うっていってからどこで仕事してるんだろうってずーっと思ってたけど、雇ってたわけじゃなかったんだ…。ライナとコンビ組んでたけど、さっそく二人をかぎまわるマデレンの目ざといこと…。『あなたがつばをつけないなら、味見させていただくわよ』みたいな…。なぜかカワイイキャラのマーティン(自分的には一番好きだけど)がマデレンの眼中にないってのがちょい可哀想…。

しかし、エリカのパソコンのビデオとか、キャットの母親の車?から出てきた恋文とか、フツーに考えたらまず最初にそういうの見つかるでしょ!ってツっ込みたくところも結構ありました。なんか展開急ぎ過ぎ?って感じで、か弱くて自殺未遂して間もない高校生をいきなり起訴してしまうし。たとえ無罪になっても起訴されるって本人も周りの反応も結構な悪影響なのにね…。

仕事はともかくとして、ジュリーとの親子関係は少しずつハードルを乗り越えて進展しています。浜辺で被疑者扱いされていた女子高生を我子のように抱きしめるスタークのGOODなオヤジっぷりが上がってきている様子が伺えました。

2008年12月25日木曜日

Dirty Sexy Money Season1 第6話 「ゲーム」

マンハッタンの資産家が一同に集まるクルーズ船での会議があり、そのメインイベントで、自らが所有する不動産の権利をかけたポーカーゲームが恒例となっており、トリップは楽しみにしているが、レティシアは去年指輪を賭けで取られてしまったので、トリップが無茶な賭けにでないよう、ニックに見張り役を頼みます。

サイモン・エルダーと接触したニックは、父親の事故の調査資料が改ざんされていることを知らされます。エルダーはその改ざん前の資料をニックに手渡す代わりに、彼自身も参加するそのポーカーで、トリップにダーリングプラザホテルの不動産権利をかけさせるようにしてほしいとニックに持ちかけます。

ポーカーゲームでニックがダーリングプラザの権利書を持ち出すと、トリップはレティシアとの思い出深いビルを手放したくないと出し渋りますが、ニックは何とかトリップを説得し、トリップはしぶしぶ承諾して勝負に出ます。しかし、案の定負けてしまい、不動産権利がサイモン・エルダーの手に渡ることに…トリップはニックにかんかんです。

しかし、これはまだサイモンを信用できないニックがトリップに持ちかけた見せかけの演技でした。条件どおりサイモンから事故調査報告書を手に入れたニックは、以前に接触した飛行機の整備士ノーマンが細工したという情報を知り、警察にその資料を持っていきますが、ノーマンは既に自宅で殺されているのが発見されており、父親殺しの調査がまたもや暗礁にのりあげます…。

パトリックはカルメリータと路上でキスしているところをパパラッチされて大慌て。しかしそれはトリップがカルメリータとの関係を終わらせるために仕組んだ罠でした。トリップはカルメリータと接触するが、彼女はトリップの申し出を拒否、さらにそのことを知ったパトリックは怒ってトリップに詰め寄ります。

カレンはフレディと婚姻届を役所に出しにいくも、前夫との離婚がまだ成立してないことがわかり、受理されません。彼女は渋々元旦那のセバスチャンを訪ねますが、オトコマエだった彼と久しぶりに逢い、やけぼっくいに火がついてしまいます。しかし、彼との離婚原因にニックへの想いがあったことを思い返したカレンは同じ過ちはおかしたくないと、ニックへの思いを断ち切る意味で、決心してフレディとの結婚を急ぐことにします。

仕事をしたいと言ったジェレミーはダーリング所有のパーキングで駐車係として働くことになりましたが、 運転し損ねて女性の車を破損してしまいます。しかし30分で同じ新車を買ってナンバーを付け替えて事なきを得、ついでにその女性をナンパしようとしますが失敗。性格は全く変わってませんが、自分の力で頑張っていこうと、楽しくやってる様子。

ジュリエットがブライアンジュニアをお買い物を連れて行き、高額な時計を買ったり、贅沢させている様子が気に入らないブライアンは、ジュリエットとのお買い物を禁止させ、自分との親子関係をちゃんと築こうとします。


―感想―

★★★☆☆

なんか、急におもしろい展開になってきたんですけど…。
最初のパトリックはイテテ…な話だったけど、ニックがトリップとサイモンをうまくあやつろうとし始めましたし、サイモンにパトリックが挨拶しにきてたから、ビックリでした。サイモンエルダーはかなり深くダーリング家と関っているんだなって思わせる展開でした。

ジェレミーはいい感じに変わってきました、ブライアンの部屋でTVゲームする男兄弟が微笑ましかったです。それにブライアンジュニアもすっかりダーリング家の一員って感じでした。

セバスチャンがサードウォッチのジミーだったけど、彼ってどことなくフレディに似てるような…。ニックへの想いは断ち切る宣言してたけど、ほんとにできるのかしら…。

2008年12月22日月曜日

Brothers & Sisters Season 2 第30話「変わる時期(とき)」

ジャスティンの中毒は進む一方で、クスリを貰うために、友達のバイト先まで押しかけるようになっています。実家に帰ったレベッカはジャスティンの状態を母親のホリーに告白し、ホリー親子ははウォーカー家にジャスティンの実態を伝えました。
そこでレベッカが、ジャスティンをランチを誘って帰宅させたところで、クスリの入ったバックを仕掛けておくと、ジャスティンはそのバックをあさり始めます。ノラに見つかりとぼけるジャスティンでしたが、居間にはホリーとレベッカ、それに連絡の取れなかったトミー以外のウォーカー家全員が集っていました。

自分が疑われていることを悟ったジャスティンは、誰かれ構わず当り散らします。家から出ようとしたジャスティンに対し、キティが出て行くなら家の鍵を変えると言ってガンとした態度で諭します。
相談の結果、再び施設に放り込まれることになったジャスティンでしたが、ノラが何とか家で解毒の看病できないかどうかとみんなに懇願、キティも医者に相談して在宅でもできるというアドバイスを受けて、ジャスティンはどうにか家で治療することに…。

ホリーにトミーの居場所を聞いたソールは、リナの家の番号を教えられ、二人が関係をもっていることを知らされます。ソールが電話をかけるとやはりトミーはリナの家にいました。ジャスティンの事情を話して家に帰ってきたトミーですが、リナとの関係をソールに問いただされて二人は口げんか。それを観てたケビンがソールに訊ねると、ソールは隠そうとしたためにケビンとも言い合いになり、ソールは嫌気がさして家から出て行きます。

ジャスティンの看病中、ケビンとトミーはクールダウンし、リナとの関係やジェイソンとの事を素直な気持ちで語り合いました。トミーはリナの家に行って、二人の関係にきちんとケジメをつけましたが、リナは未練たっぷり。しかもまだワイナリーで働くようですし、きっちり縁が切れたように思えません。

ソールはウォーカー家に戻ってきてノラに驚きの告白をします。自分は男が好きだったと…。ノラはなぜもっと早く言ってくれなかったの?と訊ねますが、ソールは告白の辛さからか、すぐまた家を出て行ってしまいました。

ロバートは、大口献金者の全米豚肉協会会長との会食と、娘のソフィに会う約束をダブルブッキングしたために、会食に娘を同席させますが、ポークリブを前にして私はベジタリアンだと発言し、ロバートを困惑させる態度をとります。ロバートはソフィを優先して予定をキャンセル、二人でスケートを楽しみます。ソフィはキティとの間に子供が生まれることを気にしている様で、ロバートは当面その気はないといいます。
そこにトラビスから豚肉協会会長は詐欺の疑いからFBIがかぎまわっているとの報告があり、豚肉協会関連の献金は全て返却するように命じます。しかし、翌朝の新聞に会食時に取った写真がデカデカと掲載されているのを見たロバートは、トラビスがロバートの指示を無視して献金を優先したことに腹を立て、彼だけを残し、彼の部下を全てクビにすることにします。


―感想―

★★☆☆☆

ジャスティン一色かと思いきや、ソールの遅すぎたカミングアウトが待っていたとは…。今まで本人自身が認められなかったんでしょうね、そういう状況の人って多いと思うし。それにケビンがさきにカミングアウトしてる状態だから、「実は自分も…」って言いにくかったのかなって。自分はまだ両親にしかきちんと話してないんだけど、もし、自分の弟や兄が、自分より先にカミングアウトしてたら果たして自分もできたかなって思うと、ソールの気持ちってなんとなく分かるような気がします。ジョージ・タケイさんを見習わなきゃデス…。

ジャスティンは苦しそうでしたが、逆にあれで完治できるんだろうかって心配です。解毒だけじゃなくてもっと根本的にクスリを絶つセラピーを受けたほうがいいと思いました。
ロバートはクリーンなイメージを厳守するつもりですね。その点はキティとは同じ方向性だと思いますが、この頑なさが仇となる問題もこれから出てきそうです。それにキティとの家庭問題でも意見の相違が表面化しそう…。

2008年12月20日土曜日

SHARK/カリスマ敏腕検察官 第7話 「15年後のデジャヴ」

8歳の少女エミリーが公園内で殺害遺体で発見される。犯行の手口が、15年前ターニャという少女殺害事件と似ている事に気づいたスタークは、同一犯の犯行だと確信する。この15年前の事件では、スタークが被告側デイビスの弁護人、検察側はデブリンが担当しており、デイビスは有罪とされ、彼は今も服役中なのだ。

デイビスは冤罪だと確信しているスタークは、ライナに頼んで秘密裏にターニャの事件について徹底調査するよう要請します。
公園付近の線路沿いに路駐してた車の所有者から容疑者は10人に絞られ、スタークはその顔写真を持って、刑務所のデイビスに確認しに行くと、彼はその中の一人、ビーミスという男がピザ屋の服装をしてターニャに接触していたことを証言します。

ビーミスと面会するスタークは、わざとターニャの写真を彼に見せて反応をうかがいます。一瞬動揺した彼の顔を見て、スタークは彼に対して市警に24時間監視させる措置を取ります。

マデレンとケイシーは別の容疑者を特定し、スタークに報告しますが、スタークはビーミスに絞り込んで捜査する模様。一方デブリンはスタークがターニャ事件と関連付けて調査していることに気をもんでいます。

エミリーの口周りの発疹が殺虫剤を吸わされたことによるものだという検死報告から、造園業者のビーミスの家宅捜索が始まりました。彼の車からエミリーと同じ金髪の髪の毛か発見され、ビーミスは容疑者として拘束されることになります。

スタークは部下達をターニャ事件があった公園に連れて行き、15年前のいきさつを彼等に教えます。
さらに二つの事件を関連させることでより有利に事を運べるとして、デブリンにも、ターニャに殺虫剤が使われていたどうかを調査する許可を求めます。
デブリンは冤罪で自分の経歴にキズがつくのを恐れて反発しますが、スタークの気迫に折れる形で渋々承諾します。

ライナはターニャ事件の資料から、当時公園職員にターニャが赤毛の男と話しいているのを目撃した者がいたことを突き止めます。同時にマデレンからターニャの検死で同種の殺虫剤が検出されるが、ビーミスの車で発見された金髪はエミリーのもと特定することは出来なかったという報告がなされます。

目撃者に接触するマデレンとライナ。彼に話を聞くと、どうもデブリンが彼の証言をもみ消した疑いのあることが判明します。スタークはデブリンに抗議しますが、デブリンは出世のために上司からの指示に従ったと告白します。

ビーミスの車から発見された金髪がエミリーのものだと証拠付けるネタを見出せないまま、解決策をねるスターク達。囚人のデイビスを証言台に立たせる事は、15年前のショックを甦らせてしまい、さらに彼が出所目的だと思われる危険性もあって、スタークは決断できずにいます。

スタークの家にデブリンがやってきます。彼女は過去の過ちを反省してる様子で、有力な情報をスタークに与えます。それは、当時デイビスを目撃したという通報が、ビーミスの会社の近くの公衆電話からだったという情報でした。

スタークは裁判官にビーミスに対してターニャ事件の起訴を追加することを要請しますが、却下されどちらか一つに絞るように言われます。スタークは振り返って傍聴席に座るデブリンに確認し、ターニャの事件にかけることにします。しかし、弁護側からターニャ事件でスタークが被告弁護人だったことを指摘され、スタークはこの件の担当から離れるように命じられてしまいます。

後任として、誰が適任なのか―
スタークは過去の過ちを正す意味をこめて、デブリンに依頼します。彼女は、当時公園職員だった男に証言させる際、彼女の隠蔽工作がばれることになるので、躊躇しますが、スタークにはある策略がある様子です。彼を信じてデブリンは引き受けることを決心します。

公判が始まりました。まず、元公園職員に対する質問で、デブリンは順当に検察官が彼に接触してきたところまでを暴露します。そこで「その検察官の名前は?」という質問に、男はルディ・ヒル(すでに死去した事件当時のデブリンの上司)と答えます。スタークのこの作戦で、デブリンは自分の名前を公表せずにこの難所をクリアします。

もう一つの問題は、デイビスの証言では、ビーミスとピザの制服姿の男との関連性が証明できなければ、彼の犯行を裏付ける十分な証拠には至らないという点。しかし、デブリンには隠しネタがありました。ビーミスが趣味で行っていたソフトボールのユニフォームがピザのロゴが入ったものだったことを公表します。これにてビーミスの有罪が確定。デイビスは15年の月日を経て晴れて釈放、彼を見守ってきた父親と抱き合いました。


一方、ジュリーとの家庭内問題は、ずっと信じてた母親が浮気してたということを、浮気相手の息子から聞いてしまったジュリー。母親をあばずれと言ってしまい、スタークに怒られるシーンも…。ただジュリー的には、離婚の原因が母親にあったことや、それを知らなかった事が原因で、仲良くしたかった父親との関係が自分の思い込みのせいで軽薄になってしまったことに怒りを感じてたんでしょうね。
この親子にはまだまだ「壁」が存在してそうです。でもこうやって一つ一つ壁をぶち壊して本音で接しあう ことが、いい親子関係をつくる方法だと思えました。

―感想―

★★★★☆

シャークはいつも録画して2回、3回観ないと話の流れがよくわからないし、裁判のポイントがどこにあるのかが見えてこないので苦労します。だけど、何度も見直して自分なりに解釈できると、結構奥深いドラマなんだなって思えてきて最近は好きなドラマになりました。

今回はデブリンが起こしてしまった冤罪をスタークが救う話でした。中盤で、部下とターニャの事件現場の公園に言ったとき、「なんでデイビスを証言台にたたせたの?」という質問に、「彼を信じたかったから」とスタークが答えていました。部下達は、真実なんてどうでもいいというスタークのイメージが覆されたというような表情をしていたのがすごく印象的でした。

デブリンは普段は強いイメージがありましたが、今回ばかりはたじろいでしまうのも無理ありません。しかし、反発しながらも自分の過ちを素直に認める方向にいったことは観ていて納得。それを導いてあげたスターク。彼は一概にも権力と金のムシじゃなかったというの魅力的な面を見れたエピでした。

2008年12月18日木曜日

Dirty Sexy Money Season 1 第5話 「バースデーパーティ」

ナタリーキンプトンとの交際がきっかけでジュリエットとジェレミーは仲違い。毎年恒例のバースデーパーティも別々に行うことにします。ジュリエットは17世紀フランス風、ジェレミーはブルックリン橋を貸しきる予定でいます。ジェレミーがパーティの相談をニックとしているのをジュリエットが立ち聞きし、ナタリーが妊娠していると聞いてビックリ。しかしジュリエットは友達からナタリーがいまだに生理用品を使っていることを知って、ニックを通してジェレミーに伝えますが、彼は信じようとしません。

ブライアン・ジュニアは自分が孤児のグスタフだと嘘をつき続けることに罪悪感を感じ、ブライアンの妻メイ・リンにブライアンの実の息子だと告白してしまいます。メイ・リンは激怒し、離婚したいと言い出し、ブライアンは窮地に立たされます。

サイモン・エルダーに食事に誘われたニックは、彼から父親ダッチとの関係などを聞き、思っていた人物とは違う、とてもいい印象を受けます。彼は言うには、ダーリング家の仕事を辞めて、自分のところに移ろうとしていた矢先に事故が起きたといい、暗にトリップが犯人かと思わせる事を言います。

カレンはフィアンセのフレディをパトリックの会員クラブに入れてほしいと彼に頼むが、パトリックは拒否。しかし、カルメリータとの関係を知っているカレンは、パトリックの妻エレンと会食すると聞いて、あせったパトリックはフレディを入会させることに…。

ニックからアドバイスされたブライアンは、妻と話し合って何とか別居で我慢してもらい、ジュニアと共にダーリングの実家に一時帰宅します。

ジェレミーはニックからナタリーにきちんと妊娠を確認すべきだと言われ、パーティで面と向かってナタリーに聞きましたが、やっぱり妊娠は嘘。そのことでやけになって裸で欄干の上をふらつき、警察にお世話になり、トリップに叱られてしまいます。翌日反省したジェレミーは、ジュリエットとも和解。トリップに仕事に就きたいと相談します。


―感想―

★★☆☆☆

ブライアンのキャラが、段々面白く感じてきました。ジュニアがすごくかわいい。あのコンビがいい感じです。ジェレミーとジュリエットのエピはくだらな過ぎて勘弁してほしいと思ってたけど、これでナタリーが消えて、ジェレミーも真面目に仕事に就きたいという事だったので今後に期待します。

DNAの結果はまだ明かされませんでした。ニックに言えることじゃないみたいなトリップの発言から、パトリックと双子はどうも違うように予想されますが…。

2008年12月14日日曜日

Brothers & Sisters season 2 第29話「二つの思い」

婚約者キティの妊娠騒動の対応策を練るために、キティは相談役として腕利きのアイザックを呼びます。彼からのアドバイスは即急で結婚式をあげるという急な提案。母ノラに電話すると、冗談じゃないと事務所の会議中にヅカヅカ入ってきて一悶着。母親として娘の結婚式をきちんと行いたいノラは、自分が二日間で準備してみせると言って、結婚式のコーディネイトをかってでます。

ロバートは、キティがアイザックに依頼したことを知らされてキティに不満をこぼします。というのも彼がかつてライバルの候補者側でロバートの弟をアウティング(ゲイであることを暴露すること)したために、家族が精神的痛手を負ったからでした。

ケビンはスコッティと連絡が取れなくなってので、彼の働くレストランに行くと、金欠のため、家賃も携帯代も払えず今はホームレス生活だと知ります。そこでケビンは家に居候させてあげることに…。

トミーはリナの部屋に行くまでの深い関係に…。レベッカはそのリナに、バーに出かける誘いをしますが、治療中のジャスティンもリハビリの気晴らしについていくことにします。
バーで、リナとジャスティンが仲良く話す姿が気になるレベッカ。案の定トイレの通路で二人がクスリでハイになってキスしているところを発見してしまい、レベッカは二人をおいて帰ってしまいます。
翌日、ジャスティンが謝りに来ますが、レベッカは部屋の荷物をまとめて実家に帰るといって出て行ってしまいます。

キティは妊娠の検診の為、実家に帰ってきて、ノラと病院に行き診察を受けますが…なんとお腹の中の赤ちゃんからは心拍が聞こえてきません。残念なことに二、三日前にすでに初期流産していたのでした…。

サラはペイジが学校の警報機を鳴らして学校に呼ばれます。ペイジはジョーとの離婚騒ぎが心情に影響しているようです。謹慎になったペイジですが、キティから結婚式のフラワーガールを頼まれて喜んでいました。しかし、キティが流産したために結婚式が延期になって、ペイジはショックを受け、独りで家出してしまいます。
サラは部屋にいるはずのペイジが消えてパニック状態。ジョーを呼んで警察に電話を掛けますが、ジョーはサラを監督不行だといって責立てます。そこにノラからペイジが家に来て今夜はこっちに泊めさせると一報が入り一件落着。
二人に「離婚しないで」と頼むペイジ。ジョーは冷静になり、ペイジの為に暫らくは夫婦平等に子供たちをみることにします。

ロバートはキティの堕胎処置のため病院に付き添いますが、アイザックからその行動がマスコミにばれると、流産させたと捉えられて保守派が騒ぎ出す可能性があるために、先手を打ってマスコミに公表するべきだとアドバイスします。その意見に対し、ロバートはキティの流産を知った時の本心を語り出しました…。


―感想―

★★☆☆☆

まさか流産だとは…。正直想定外の展開だったのでショックでした。それにもましてショックだったのはロバートの最後の本心…あれはちょっと聞きたくなかったです。妊娠を厄介扱いする男ってなんかサイテー!って思います。確かにある意味、自分が養ってく責任があるという気持ちの裏返しだといえなくも無いけど…自分も(妊娠の)責任があるのに、ああいうことを口に出してしまうオトコはやっぱり自分勝手な感じがしてしまいました。

サラは可哀想過ぎてみていられません…。もっと彼女が上向きになるようなストーリー展開をしてほしいと思うばかりです。

レベッカはジャスティンには、世話してあげたお返しがこれかよ!って感じですね。リナってトミーにも迷惑かけませんとか、ジャスティンにレベッカの兄さんだからダメとか(っていうかトミーもだよ!ってツッコミ)いっときながら引きずり込もうとする、かなりの悪女です。っていうかウォーカー家の男は父親譲りの浮気性?もうちょっと考えて行動しろよ!って感じです。

2008年12月11日木曜日

SHARK/カリスマ敏腕検察官 第6話 「裕福な偽善者」

ラテン系の低賃金労働者を大量に雇う縫製工場で火災が発生、4人の女性が焼死します。
市長は再選をかけた選挙で市民にアピールするために起訴することをスタークとデブリンに命令するも、二人は電気設備の事故として片付けられたこの件での工場の経営者ホンの起訴は難しいし、市長の票稼ぎという点で気が進まない様子。

しかし、同じラテン系である部下のマーティンが食い下がり、スタークが経営者との取引を命じたのに免責させてしまい、スタークは激怒。ホンの情報から下請けとして使っていたのは有名ブランドのプルイット社であることが判明し、有名大企業相手に戦いを挑むことになってしまいます。

スタークが市長とのランチに行くと、かつての部下でライバルのダッシャーが近づいてきて、プルイット社の社長Zの弁護につくと聞かされます。

そうと知ったスタークは、うって変わって闘志に火がつき、大陪審を開くと言い出します。部下達は唖然となりますが、これはマーティンがダッシャーとスタークをわざと引き合わせ、ライバル心を駆り立てるように仕組んだ罠でした。

スタークはデブリンに大陪審を開き、ホンの工場へ被疑者不特定の資料提出をさせるようお願いにいきます。デブリンは嫌いな市長が学校制服の件でプルイット社とつるんでいると知り協力的に…。

押収した膨大な資料から、ホンの工場とプルイット社との繋がりを示す記録を探す部下達でしたが、相手側は種類をゴッチャにダンボールに入れて捜索をあきらめさせようとする魂胆です。
そこでマデリンはマーティンに知り合いの記者に、検察側がプルイット社を調べている情報を流せとアドバイス。
翌日スタークが出勤してきて、昨日の垂れ込み情報の後、左遷された二人の社員の名前を合鍵屋をつたって入手したことを告げ、絞り込まれた資料の中から、ホンとZとのやりとりを示すメールの記録が発見されました。

その証拠をもってスタークはマスコミも大勢集まるプルイットのパーティ会場でZを逮捕しますが、ダッシャーが、証拠となる資料はコピーだという証拠を提出し、メールの記録は証拠除外に…。翌日に新証拠提出がなければ起訴は却下されてしまいます。

窮地に立たされたマーティンでしたが、ライナとの会話から奴隷罪で立証するアイデアを思いつきます。しかし、奴隷罪は第二次世界大戦時下の捕虜収容所に関して適用されていた言わば死んでいる法律であり、スタークは半ばあきらめ調子。しかしダッシャーの度肝を抜くのも悪くないと、人前でアがってしまうマーティンに自分で弁論するよう指示します。
弁論中、緊張してドキマギするマーティンでしたが、スタークのスマートな発言も手伝って、当初はノり気でなかった裁判長を何とか説得、奴隷罪での審理にこぎつけました。

しかし、工場で働いていたレイズ母娘になんとか出廷してもらうつもりでしたが、彼女達は尋問の後に行方をくらまします。プルイット側が感づいて彼女達の職を奪ったのでした…。

実際の工場労働者の証言という最大の武器を失ったまま、裁判を迎えるスターク達。そこで彼は、プルイット社長であるZの高額な収入を指摘、最終弁論でも陪審員の情に訴える見事な弁論をします。

陪審員達の結論が丸一日でないまま、ちまたでは低賃金労働をさせている工場と大企業に対する1万人規模のデモが起こっています。それをTVで見ていたスターク達の前に、ダッシャーとプルイットの経営者である筆頭株主が現れ、検察側の条件をすべてのむと和解を求めてきました。



―感想―

★★★★☆

結局事件の真相は、部屋に鍵をかけてまで、「あぁ野麦峠」並みの強制労働をさせていたところに電気設備の発火があって逃げ遅れた労働者が焼死してしまったってことなんでしょうね。最初は殺人目的の事件なのかしら?って思っていましたが。

Zへの尋問の際は「数字」で攻めたスタークが、最終弁論で「人間の心」を訴えた聞き手の心を揺さぶる雄弁さが「さすが!」だと思いました。マーティンにハンバーガー屋さんに連れて行ってもらって、夜勤の労働者達を目にしたのが功を奏したんでしょう。

マーティンにやっとスポットライトが当たってよかったです。フェデリコ似(SFU)でカワイイし、あがり症なのもちょっとお茶目でした。ハウスと構成が似てると思ったけど、最近はスタークが部下達の情熱に引っ張られる形でちょっと新鮮さを感じます。最後にマーティン独りを置いていかなかった優しさもハウスには絶対ない面だし…。

ジュリーはスタークの指示で警告だけで事済んだようでしたね。しかしジュリー的にはなぜかしっくりこない様子。嘘をつくのが嫌だったのか、娘のことなのに仕事の一環として処理しようとした父親の態度が嫌だったのか…。しかし、親子の関係では絶対嘘をつかないと言い切ったスタークにはちょっとほっとしました。

余談:FOXのシャークの番組サイトのエピソードガイドが5話から更新されてない…。なんか前もハウスのS3でもあったよな。ちゃんとしてよ!ってカンジデス…。

2008年12月10日水曜日

Dirty Sexy Money Season 1 第4話 「キアヴェンナスカ」

ニックが父親ダッチの手帳を調べると、サイモンエルダーの情報を得るためにダッチが「C」の頭文字のつく人物と接触していることが判ります。トリップからダッチが雇っていたイタリアにいる情報収集屋のハロルド・テンプルトン(仮名)という男を紹介してもらいます。ミラノ近郊のぶどう園で、合言葉にキアヴェンナスカというワインを少し冷やしてとオーダーすると逢えるということらしい…。

ニックは仕事で忙しく、家族サービスが出来ていないために妻のリサを連れてダーリング家自家用ジェットでイタリアに向かおうとしますが、空港で乗り込む前に邪魔が…ニックの旅を聞きつけたカレン夫妻が同乗してきたのです。

夫婦水入らずと期待してたリサは、カレンお得意のとニックとの昔話を存分に聞かされたあげく、19の時にニックがカレンにプロポーズしたことを始めて知らされてオカンムリ。

ニックはトリップに言われた通りにキアヴェンナスカを頼むと、ハロルドが面会に応じます。最初は要求だけを聞かれ、警戒されますが、その夜にカレンのことについて、リサとの喧嘩中に再度連絡が入ります。

ハロルドは、三ヶ月前にダッチからエルダーの情報収集を頼まれてはいたが、トリップの情報も集めるように依頼されたときに、ダッチがトリップ以外の人間に仕えていると判断して手を引いたとの事。ニックは「C」の情報は聞きだせずに終わりました。


ダッチとレティシアの不倫関係が夫婦間の亀裂を生みます。トリップは自分の子供の中にダッチの子供がいるのではないかと、子供のDNA鑑定をさせて、レティシアにその結果を読ませようとします。


ジェレミーはジュリエットにナタリーとの交際がばれましたが、今回はジュリエットにはむかう構えのようです。ジュリエットにナタリーが真剣に付き合うハズがないと言われますが、愛をたしかめ合う二人。ナタリーは妊娠したことをジェレミーに告げます。

ブライアンは、隠し子をグスタフという偽名で世話をしていますが、いじめられっこだったり、食事にコショウをかけすぎるところなど、ブライアンにそっくりな仕草があらわになって、妻やトリップに怪しまれます。

ニックは事務所から出てきたところ、訪れたサイモン・エルダーに遂に面会します。彼の車に乗り込むニック。そのナンバーには「C」の頭文字が…。


―感想―

★★★☆☆

カレンうざい…。

あのファイアンセの男(ビバヒルの)、まぁ彼自身も性格よくないけど、最悪な立場ですね。ニックはハロルドに逢うことをトリップに誰にもしゃべっちゃダメって言われてたのに、あっさりリサにコクってましたね。おしゃべり…。なんか隠し事できない真面目ニックの性格があらわれた一面です。だけど、あんな正直で弁護士務まるんでしょうか…(たぶん無理)。シャークと全く対極なんですけど…。

DNA騒ぎなんだけど、長男パトリックってどー考えてもトリップとレティシアから生まれてくるような顔つきじゃないです(笑)。どっちかいうとブライアンの方がレティシア似な気もするけど。

ダッチはトリップとサイモン両方に近づきながら、独自で何か調査しようとしてたんでしょうか。

トリップはレティシアに激しく怒りをぶつけていましたが、毎回ドナルドの演技力に圧倒されて自分にはどうも全部周知でやってるような奥深さを感じます。ニックも知らずに操られているような…。

2008年12月7日日曜日

Brothers & Sisters season 2 第28話「予期せぬ出来事」

サラとジョーの離婚協議は泥沼化。ジョーは一流の弁護士を立ててサラから子供たちの親権を奪おうとします。サラが仕事、ジョーが家事を担当することは夫婦の間で話し合って決めた事なのに、それを親権争いで利用されることになってしまいます。しかもジョーが裁判に有利になるように先手を打っていたことを知り、サラは窮地に…。


キティはロバートのテレビ討論会の練習中、気分が悪くなります。ノラに電話するとおめでたかもというので、妊娠検査をすると陽性。妊娠していることが分かり、さぁ大変。ノラには妊娠してないと答えてしまいます。結婚もまだだし、選挙を控えているロバートにも言えなく、逆にロバートが感付いて、口論になってしまいます。

キティは討論会に出ずに、実家のTVでロバートを見守りますが、ロバートは討論会で中絶の話になり、家族の大切さを訴え、キティは感激。選挙スタッフたちに妊娠の報告をする二人でした。

トミーはリナとの関係を断ち切ろうとしますが、結局ズルズル…。先週ただワインを飲んだだけだと思っていたんですけど、どうも済ませてしまってたみたいですね…サイテー。にしてもホーリーの厳しいチェックが目を光らせています。

ジャスティンは相変わらず隠れてクスリを過剰摂取している模様。


―感想―

★★☆☆☆


ジョーってサイッテー。S1のときはかなりイイ男だったのに、この始末はいったい何なの?
今回の離婚騒ぎでサラがいったい何をしたっていうんでしょうね。アンタでしょ。浮気したのは!って感じでした。
確かジョーって前妻との間にも子供いたような…。サラは親権を争うことになっても、家族を大切にしようとしていたのに、可哀想過ぎる…。クレイマークレイマー状態ですけど、子供って二人で育てるものでしょ?確かに離婚の争いでは親としてなってない人もたくさんいるけど、お互い頑張ってる親なら、どっちが優れてるとかそういうのって無いと思うんだけど…。子供がいるからどんなキツイ仕事もできるって頑張ってる親も大勢いるんだし、それを単に接してる時間とかありきたりな理由で判断しないでほしいですね。

キティ妊娠!!って、ちゃんと避妊しとけよ!って話ですよね。まぁどのドラマ見てても、ほんとタイミングいい時に妊娠騒ぎあるんですよね…。だけど、妊娠ってハプニングでも何でもないように思うんです。避けたきゃちゃんと避けれる話ですし…。逆に、(そんなことしてて)本気で選挙を戦う気あるの?って言いたくなるくらいです。

サイテーといえばトミーもしかり。大体リナの顔つき見れば分かるでしょ、要注意人物だって。せめてジュリアに知られないように、ちゃんと火遊びの後始末はしとかないと。(っていうか絶対ばれてオオゴトになるんだろうけどね…。)

LOST Season 4 86話 「帰還」

キーミーが息絶え、爆弾のスイッチが入ります。爆弾のスイッチが赤色に点滅し、貨物船から脱出しなければならなくなった船のメンバー達。爆発までの5分間で、デズモンドが甲板にでて脱出の準備をしようとしてたところにジャックたちを乗せたヘリが到着します。デズモンドは爆弾があるからヘリを着陸させないように合図すますが、ヘリは燃料切れでどうにもなりません。

ヘリは一旦着陸し、わずかに残された時間でヘリに燃料を入れ、船にいたアーロンとサンを乗せますが、ギリギリまで地下にいたジンはヘリの再浮上に間に合わず…。船は大爆発―  海に沈んでいきます…。

泣き叫ぶサン。ジャックはジンは死んだから諦めろと吐き捨てます。

ビーチでは、ヘリから飛び降りたソーヤーが海から泳いで上がってきます。そこには酒をあおって独り座り込むジュリエット。「祝い酒か?」と訊ねるソーヤーでしたが、ジュリエットが見ていた先は、海上の黒い雲でした。ソーヤーはみんながいる貨物船が爆発したことを知ります。

一方、ボールトの中に金属品を入れたベンはスイッチを入れて爆発させます。ロックはベンに付いて行こうとしますが、ロックに伝言を残し、島に留まってリチャード達のところに行くように指示します。ロックはリチャードのところに向かいます。

ベンは爆発したボールトの壁の向こうにあるトンネルを通って、深い穴に下りていきます。そこは閉ざされた氷の世界。なにやら大きな歯車がありました。ベンは力いっぱいそれを回します…。

島じゅうに奇妙な音が鳴り響き、その音はヘリでとんでいるジャック達にも届きます。やがて目のくらむような白い光に包まれ―   次の瞬間島全体が消えてしまいました…。

着陸するところがなくなったヘリは燃料がつき、海に墜落。しかし幸運な事に、全員無事。救命ボートで彷徨うことになります。夜になって、闇の中に船の明かりが見えます。大声で助けを求めるメンバー。

船の方も気づいた模様で、みんなは安堵するが、ジャックがいきなり島であった事を話してはいけないといいはじめます。 みんな?でしたが、貨物船は偽の墜落を装い、自分達を殺しに来たのだから、島のことを話したら、残された人達の命が狙われるというのだ。

助けの船が近づくと、そこにはペニーの姿。デズモンドはペニーと再会、抱き合います。ジャックはペニーに頼み、5000キロ離れた偽の墜落地点の近くまで行きます。そこで、救命ボートを出してそれに乗り遭難を装って、島に流れ着くことにします。デズモンドとヘリの操縦士フランクはペニーの船に残ります。
FFでの”オーシャニック6”がボートで島に流れ着きます…。


フラッシュフォワードでは、ハーリー病院にサイードが来て、ジェレミーベンサムが死んだことを伝え、ハーリーを”安全な所”に連れて行こうとします。ケイトはアーロンに寄り添うクレアの夢を見ます。酒びたりのジャックがジェレミーベンサムの遺体が安置してある葬儀屋に来て、棺おけを開けます。と、後にベンの姿…ベンは全員で島に戻る手配をしているようです。
そしてジェレミーベンサムの棺おけに入っていたのは― ロックでありました…。


―感想―

★★★☆☆

最初の船の爆発まではすっごい手に汗握るって感じで見てたのですが、ジャックの嘘をつかなきゃという話に、やけにみんな素直に従ったのが「?」でした。先回も書いたけど、絶対もっとちゃんとした理由が必要だと思う。ジャックがあの時点で言うのも、あくまで仮説(まぁあたってる可能性大だけど)だし、みんなはもっとジャックに喰い付くべきだったような気がしました。

ジェレミーベンサムはなんとなくロックかなって気はしていました。逆にロックじゃなかったら「え~!」だったんですが…。

どうでもいいけど、貨物船が爆発する前に、名も無い人達は全くヘリに乗せる気はなかったみたいですね。ジンは甲板に出てたし、ひょっとしたら生き残ってるかも…ですけど、マイケルは絶対死んでるだろうな…。

来シーズンはケイトも含めてジャック達が再び島に戻る展開なんでしょうね。全員じゃないと島に入れないという話でしたが、ロックが島を出て死んでしまった状態で、島はいったい誰が支配しているんでしょう…。

島は消えたけど、島にいた人達はどーなったの?生きてるの?っていう思いを引きずったまま終わっていきました。来シーズンも驚きの展開に期待します。

2008年12月4日木曜日

SHARK/カリスマ敏腕検察官 第5話 「失った信頼」

大学寮のパーティで女学生シドニーが男子学生にレイプされる事件が起きた。彼女は三人にレイプされたと証言。その容疑者の一人は人気大学フットボール選手のジョシュカーペンターでした。

ジョシュを容疑者として逮捕するスターク。弁護士が駆けつける間、取調室でジョシュが口にしたペットボトルを持参したペットボトルとうまくすり替え、DNAサンプルを入手。結果シドニーの体内から検出されたDNAと一致し、ジョシュが犯人である可能性が色濃くなります。

スタークの職場にジュリーが現れ、提出した論文がネットからの盗作であるとして停学処分になったと泣きついてきます。愛娘のピンチとあってスタークは娘を疑うことなく大学側と徹底抗戦。停学処分にした教授を法外な賠償金で訴える行動に出ます。

大学寮を調査するマデリンとケイシー。被害者のシドニーに懐疑的な態度をとるケイシーにマデリンが一喝します。学生に聞き込み調査をするマデリンですが、彼女はネルソンという新人のフットボールプレイヤーに目を付けます。

ジョシュは自首することをマスコミで発表し、大衆をみかたにつける作戦にでます。それをみたスターク側はマスコミに情報を流して、自首よりも早く警察を連れて大学に乗り込み、彼にスーツを被せるパフォーマンスを見せ付けて逮捕します。

弁護士側はジョシュを証言台に立たせ、彼がシドニーと交際しており、事件当日も彼女と性交渉をもっていたことを明らかにします。意表を衝かれるスターク。シドニーの陪審員への信頼性は一気に失われることになります。

スタークがシドニーを問い詰めると、人気のあるジョシュに、例え遊びでも選ばれたことに有頂天になっていたと正直な気持ちを語り始めます。彼からスターである自分とでは不釣合いだから交際できないと言われた彼女は、彼にもう一度考え直させるためにパーティに行ったが、今回の容疑者であるセスとブラントに誘われ、ジョシュを振り向かせたいが為にその二人と地下室に行ったとのことでした。

無実のジョシュを起訴し、しかも自分から地下室に行った彼女には、さすがのスタークも手を上げ起訴の取り下げを命じますが、今回の事件に闘志を燃やすマデリンは何とか立証してみせるので一日待ってほしいといいます。

マデリンはネルソンに事件の様子を聞き込みに行きます。彼はシドニーが服を破かれて走り去り、容疑者が笑っていたのを目撃していますが、証言台に立てば、レギュラーから外されることを恐れて証言を拒否します。

大学側は過去のフットボール選手達の事件記録の閲覧をプライバシーを楯に拒否しますがスタークは力ずくで押し通し、押収します。それによって容疑者の二人セスとブレントには、過去に同じようなレイプ疑惑があり、大学は彼らを守るために、被害者の女学生タンディに奨学金を出して事件をもみ消していました。

マデリンは娘の停学処分沙汰で公判に出られないスタークに変わって公判の尋問を担当します。スターク側は、タンディを証人とする思惑だったのが、シドニーが公判で弁護士側の巧妙なやり口に丸め込まれる姿を見て、証言台に立つのを拒否されてしまいます。

しかし、タンディの事件の供述から、今回のレイプの手口にも監視役がいたことが判明。マデリンは証言拒否するネルソンにしつこく粘り、監視役だった男はジョシュだったことが分かりました。

スターク達は、ジョシュの証言なしにセスとブレントを追及し、その後ジョシュを従犯で起訴する方法は、下手すれば三人とも無罪放免になってしまう危険性があるので、ジョシュと従犯で問わない司法取引をして証言させ、セスとブレントの罪を確実にする方法を考えますが、被害者のシドニーはジョシュが罪に
問われないことが納得いかない様子。しかし、負けるわけには行かないスタークは、彼女に同情するもジョシュを証言台に立たせる方法を選択しました。

大学側がジュリーを復学させることになり、ジュリーは父親に感謝しますが、ネットから盗作したことを正直に告白。スタークは教授から母親の時はこんなことは一切無かったと言われたせいもあり、ジュリーの言動にもっと気を配ろうとするのでありました…。



―感想―

★★★☆☆

相変わらずみな早口で展開がはやいのでなかなか一回見ただけで理解するのが難しいドラマです。展開をはしょってる部分も結構あって、ある程度法廷ドラマ慣れして流れが分からないと、「なんで?」ってなる時が多いです。
今回は比較的流れがオーソドックスだったから飲み込みが早かったです。レイプは立証が難しい故に許しがたい犯罪だと思いますが、被害者の彼女の落ち度もちょっと考えモノでした。「君子危うきに…」です。

マデリンのビシッとした姿にケイシーもちょっと傾きかけているのかしら?しかし、未だにこの二人しか部下ではクローズアップされていないのが惜しいです。自分の中で、存在が薄くて名前がほとんど出てこないマーティンもクローズアップしてほしいです。

ジュリーの停学処分沙汰は完全にスタークの職権乱用だけど、親子の親密な関係を築けないでいたジュリーが父親の愛情を知る方法として取った行動だったのではと思うと少し可哀想な感じがしました。

2008年12月3日水曜日

Dirty Sexy Money Season 1 第3話 「イタリアンバンカー」

パトリックの出馬表明後、ダーリング家の誰かが映ったセックス・テープを百万ドルで買い取れという脅迫電話が届きます。ニックははじめパトリックの女性関係だと思い、彼を問い詰めるも、自分はロマンチストなのでセックスをビデオにとるなんてことはしないとはっきり否定。他の兄弟姉妹もみんな否定し、そもそもセックステープ自体存在するのかどうか怪しかったが、広報係レベッカに証拠となる映像がメールで送られてきて…。

セックステープに映っていたのはカレン。ニックはカレンに問い詰めると、フィアンセにはばれても平気だけど父親のトリップだけには知られたくないといい、ニックはあきれ返ります。

犯人が要求してきた百万ドルを用意するために、カレンから紹介されたダーリング家が所有している財産を管理している銀行を訪れたニックですが、あまりの巨額の富にビックリ。しかもこんな金庫がNY中にいくつもあると聞いて愕然とします。

犯人との交渉場所に百万ドルをもって来たニックですが、やってきたのはフツーの女の子。しかもテープは事情があって他の手に渡ってしまったと言われ、カレンのセックステープがマスコミに流れてしまうことに…。


ニックは父親のアタッシュケースに入っていたサイモンエルダーという億万長者の資料を、警察に提出して、サイモンエルダーが父殺しに関っていないか捜査してもらうが、一日たって証拠は見当たらなかったと警察から連絡がきます。トリップは全面的にニックを支援するという態度でしたが…。

パトリックはトリップから選挙の妨げになるから身辺整理をしろと言われ、愛人のカルメリータに別れを告げようとしますが、カルメリータが激怒し、パトリックはその痛手で酔っ払い、車を運転して交通事故を起こし、肝心のブルガリを貸し切っての出馬パーティに遅れてしまいます。

ニックは現場に駆けつけますが、州の検事総長まで勤めたパトリックを逮捕するわけにも行かず、代わりにおかかえ運転手のクラークが身代わりに…。パトカーでパーティ会場にニックと向かう途中、ニックに励まされたパトリックは、ニックの思惑とは逆にカルメリータとの関係を続けていく決心をしてしまうのでした…。


ナタリーがペントハウスを占拠しているのを知ってジュリエットは自宅に帰ってきます。相変わらず二枚舌でナタリーとジュリエットに接するジェレミー。ナタリーがパトリックのパーティに勝手に来場したことで、ジュリエットがキレてマスコミの前で取っ組み合いの喧嘩を始めてしまいます。


ブライアンは隠し子のブライアンJrをスウェーデンの新幹線事故で親をなくした孤児だとして一時的に家庭で養うことにしましたが、スウェーデン語しか話せないという嘘が、妻にばれそうになります。慌てて嘘をつくなとJrに叱り付ける芝居を打ったブライアン。このまま嘘を隠し通すのはかなり厳しそう。


マスコミに流れる予定だったセックステープをもった男がニックの自宅前に現れ、ニックにテープを手渡します。テープは自分のボスが300万ドルを出して買ったといい、そのボスの名前を問うと、サイモンエルダーという名前が出ます。彼はいったい何者なんでしょう…。


―感想―

★★☆☆☆

ニックがジャージとTシャツ姿でジョギングしようとしていたシーンはSFUを思い出させられました。SFUの時は短パンだったけど。

パトリック、観ていてなんかすっごくナサケナイ…。州検事総長で上院議員立候補までするオトコなんだからもっとキレる男じゃないと…。
リッチな育ちだからワガママっぽいていうのもチョットひきました。事故を起こした時の駄々こねる姿。まぁあの顔で「あまえん坊」タイプだとそそられるってのは分からなくも無いけど…。カルメリータも愛人なら身を引けよ!って感じです。ワタシが捨てられるとは思わなかったっていうセリフが馬鹿オンナっぽかったです。そんなの当たり前じゃないの!ってつっ込んでしまいました。

ジェレミー&ジュリエットのゴタゴタはほんとどーでもいい。すごくしょーもない話題なので全然無くていいエピです。

見どころはやっぱ断然サザーランド演じるトリップですね、正直者のフリをして、ニックを操ってるかのような余裕と貫禄。犯人なのかどうかは分からないけど、重要参考人としてかなり関与してることを期待したいです。

ブライアンの嫁がアジア系だったというのは驚きました。ドラマ始まってから何となくブライアンだけ家族から距離を置いている感じがしていて、トリップとの会話って全然ないし、何かニオうなぁと思ってて、偶々ABCの番組HPの家系図を見たら「やっぱり」…でした。ネタバレになるのでこれ以上書かないけど、この話題のエピソードもあるんだなって期待しています。

2008年12月2日火曜日

Brothers & Sisters season 2 第27話「おんなたちの休日」

キティは結婚記念日だというのに離婚問題で落ち込んでいるサラを元気付けるために、オーハイ・スパでのエステに誘いますが、タイミング悪くノラがいて、彼女も誘うハメになりウォーカー家女三人で出かけます。

はじめはサラの離婚の相談だったがそのうちキティの結婚の話題、さらにサラがトミー家のゴタゴタをばらしてしまったために人目もはばからず大騒ぎ。「静寂の間」だったスパの店員に注意され追い出されてしまいます。

三人は結婚式の披露宴で貸切だったレストランに忍び込み、こっそり料理とワインを頂きます。そこで結婚式の花婿の息子とサラが意気投合。部屋に連れ込んで二人で盛り上がるつもりだったが、カードキーで部屋の扉が開かず、彼は遠慮して披露宴会場に戻っていきました。惜しいチャンスを逃したサラでしたが、自分の部屋はそのお向かいだったことに気づいてガックリ…。


トミーの話を聞いたノラは心配性のムシがおさまらず、こっそり抜け出してトミーの会社に行き、トミーを励まそうとするも、逆にトミーに干渉してほしくないと拒否されてしまう。

トミーはジュリアのことで精一杯。顧客とのワイン価格を協議する会合にも遅刻してきて、さらにあっさり客の条件を飲んでしまう。
その態度にホリーが注意しますが、翌日リナとトミーが同じ服をきているのを見て二人が関係を持っていると察し、トミーを叱りつけました。


マイロの開いたパーティに呼ばれたソールは給士のバイトできていたスコティにばったり遭遇。それを聞いたケビンがやけにしつこくソールにゲイでないのか聞き続けます。ソールはゲイじゃないと言い張りますが…。


ジャスティンはレベッカに付き添われリハビリに来ますが、そこで戦友のギャレットという男に出会います。ジャスティンと彼との会話でクスリの過剰摂取の危険性を察知するレベッカ。思い切ってジャスティンに聞いてみますが、ジャスティンは疑われたことに腹を立てて怒り出します。数を数えて確かめるレベッカですが、クスリはきちんとあったので疑ってしまったことを後悔します。
翌朝仲直りしてTV番組を仲良くみる二人ですが、ジャスティンはレベッカがいない間にギャレットから貰ったクスリをこっそり飲んでいました。


―感想―

★★★☆☆


リナは狙ってますねぇ…。トミーの真面目さでかろうじて留まってる状態。サラのお相手の男優さんはハウスでカディとお見合いしてた人で、さらにSFUではペイントボールのサージやってた人でした。

キティが披露宴会場に忍び込む前に前髪を振り下ろしてたのが笑えました。ジャスティンはちょっと…辛抱なさすぎじゃないですか?レベッカがかわいそう。また家族の頭痛の種になるんでしょうねぇ。

ケビンもちょっとしつこすぎ。だいたいカミングアウトってのは自分が生活する環境の中で知ってもらった方がいいと自分が判断したらすればいい事だし、他人がどうこう言う権利はないと思うんだけど。マイロもちゃんと誘う前にソールに言うべきですよね、ゲイの集まりだって。

LOST SEASON4 第85話「基地オーキッド」

キーミー達に捕まったベンはヘリに移動、フランクは手錠を外そうとしているフリ?がばれそうになったところにケイトが茂みから飛び出してきます。
ベン達の仲間に追われてきたとケイト。キーミー達は周囲を警戒しますがアザーズ達が周りを取り囲んで次々と殺していきます。

ケイトはベンに自分について走って逃げるよう指示。スキをついて逃げますが、キーミーが追いかけてきます。追いつかれそうになったところに横からサイードがキーミーにタックル。もみ合いになりながらもキーミーがサイードにとどめをさそうとしたところ背後からリチャードがキーミーをズドン。

ケイト達とリチャードの間でベンを救出する見返りにヘリで島から脱出するという取引があったみたいで、ベンはあっさりとケイトたちに島を出るように指示。あまりのあっけなさにケイトは確認するも、遂に島から脱出する手立てがそろいました。


ジャックはソーヤと共に植物園に到着。ハーリーとロックと会います。ロックはジャックと二人で話したいといい、ジャックに島に残るように説得します。
しかしジャックの頭の中は島を出ることしかなく、全く聞き入れない。ロックは島を出るなら島を守るため、ここでの事を全て秘密にして生きていかなければならないと言います。ジャックはロックの言う島を守るという意味が飲み込めません。
そこにキーミーから逃れたベンが来てジャックに早くヘリに行って島から出ろと言い、ロックを連れてエレベーターを下りていくのでした。


貨物船ではデズモンド、ジン、マイケルが爆弾の処理に困っていました。どうやら遠隔操作でバッテリに電源が入り起爆するシステムで、手の付けられない様子でした。マイケルがバッテリの電源が発動しないよう、冷凍用の液体窒素をかけ続けますが、ボンベの量には限りがあって、複雑な仕掛けを解くのは困難なので、液体窒素がなくなる前に船の人間を避難させるしかないようです。

第二便の輸送のため、ダニエルが島にボートで帰ってきます。すっかりジュリエットに信頼されているダニエルですが、シャーロットとダニエルを集めて二人に第二便に何とか乗り込むように言いますが、マイルズは拒否。シャーロットもはじめはそのつもりでしたが、マイルズの意味深な発言と、どうもかつてこの島いた(というかここで生まれた)過去があって自分の生まれた場所を探したいとかいう理由で残ると決意。第二便を出発させるとき、ジュリエットがダンに「戻ってきたときにワタシがいてほしいでしょ?」と言いましたが、ダンは再び帰ってくる意思が無い様子。


ヘリに乗って脱出するジャック達。だけどキーミー達との戦闘でヘリに銃で孔があいていて燃料漏れ…。船までもたないというので荷物を捨てて軽くするがそれでもあと100kgくらいオーバーというので、ハーリーのせい?じゃなくて、なんとソーヤがケイトにある願い事を耳打ちし、意を決してヘリから身を投げました。(ソーヤにシビレマシタ…。)

オーキット基地に下りてきたベンとロック。ベンは何かの準備をはじめています。ロックに質問に答えている暇がないからダーマの基地の教育用テープを見ろと渡し、ロックはハリワックス博士の説明するビデオを観ます。カシミール効果だのエキゾチック物質だのよく分からない言葉が飛び交って余計混乱
しますが、ボールトと呼ばれる部屋には金属製品を入れてはいけないと忠告しているのに、ベンはあらゆる金属製品をどんどん部屋に放り込んでいます。

ボールトというのはどうもタイムマシンみたい…。とそこにエレベーターで始末された筈のキーミーが下りてきました。(防弾チョッキで助かったらしい…。)
ベン達が隠れる中、キーミーは自分が死んだら心拍数が消えると同時に貨物船の爆弾が爆発するといいます。最初ロックが現れ、落ち着かせて話し合おうといいますが、背後からベンが襲いかかり、娘の恨みを晴らすかのごとく首を何度も刺してキーミーを殺してしまいます。貨物船にいる人達の運命は…。


フラッシュフォアードではS3の最終話の続きで、夜の空港でのジャックとケイトのやり取り。ジェレミーベンサムの発言を聞いて島に戻ろうとするジャックを責立てるケイト。プロポーズの後に失踪したみたいですね…。もう一つは施設のハーリーにおばあちゃんに連れてこられたウォルトが訪問してきます。
オーシャニック6の誰も来てくれなかったけどジェレミーベンサムだけはやって来たといってました。


―感想―

★★★★★


ソーヤーかっこ良過ぎ…ハーリーが落ちたてたら?って思って笑ってしまいましたが、ソーヤーはこういう理由で島を出なかったんだと納得。

嘘をつくのは島に残る人達の身を守る為…というのは分かったけどもうすこしオシが要りますねぇ。もっと強迫観念的な理由があるんじゃないかと期待しています。ダンに裏切られるのに真面目なジュリエットが可哀想…。だけど今となっては船に向かわない方が安全。

貨物船いったいどうなるんだろう。爆発しても、一応アーロンとサンはFFで生きてるんだから何らかの形で助かるんでしょうね。来週の最終回が楽しみです。

2008年11月27日木曜日

SHARK/カリスマ敏腕検察官 第4話 「シャークの知られざる過去」

高級リゾート地のマリブの別荘で夫婦が銃殺された。スタークが弁護士時代に私立探偵として雇っていたルソという男が別荘の持ち主として第一容疑者として名前が上がる。彼は影の仕事人で違法まがいの行為のため、デブリンが二年前から目を付けてきた男だった。デブリンはケイシーにスタークの行動に不審な動きが無いかスパイすることを命じます。

彼の話によると映画制作者のギャレットという男に別荘を貸していたと言うので、ギャレットに容疑が傾く。所持していた銃を警察に紛失したと証言していることを理由に逮捕状を取るように部下に指揮するスターク。ギャレットがクルーズ船にいるところを逮捕拘束し、所持品の鞄から被害者の携帯電話が発見されるも、逮捕状を準備しないまま自宅であったクルーズに侵入したことが発覚したため、発見した携帯が証拠として認められなくなる事態に…。

殺害時刻とほほ同時刻にギャレットがルソに電話していることが分かり、ルソに証言に立たせようとするスターク。スタークはかつてルソに証人を自殺に追い込ませた過去があり、彼から自分が捕まるときは道連れにしてやると言われます。

公判でルソの証言は練習どおり進み、ギャレットから殺人を犯したので助けてくれと言われ、別荘にむかったと証言します。しかし、弁護側の質問では、ルソが別荘に向かったとされる時間にカードゲームに興じる姿を映した防犯ビデオテープが提出され、スターク側で言った証言を覆す行為に出ます。

ルソに裏切られたスターク側。法廷での陪審員への信頼をすっかり失い絶命のピンチに陥りますが、弁護人とルソの取引をギャレットが知らされていなかったところに焦点を当てたスタークは、ギャレットが、ルソに裏切られそうになった腹いせに、ルソの違法行為の証人となるように仕向ける芝居をルソに見せます。

イチかバチかの賭けに出たスターク。ルソはガラス越しに話すデブリンとギャレットの姿を見て疑いながらも、スタークに殺害直後のギャレットに防犯ビデオの消去と銃の始末を指示したことを吐き、証言どおりに銃が発見。ギャレットは容疑を認めることになりました。


-感想-

★★★☆☆

スタークがなぜあの芝居を思いついたのか一回見ただけではよく分からなかったです。最後ルソが酒場に来てスタークと話してましたけど、彼って偽証罪なんですよね…。
マデリンに対して今回はケイシーの反撃でした。マデリンは自分が指導権を握っていると思っていたが、ケイシーの反撃にちょっとビックリしてたみたいです。マデリンは彼氏がいないようですね。

ジュリーはエディにただ利用されただけ?論文を手伝ってあげて自分が困るハメに…。

Dirty Sexy Money Season 1 第2話 「ライオン」

パトリックの出馬表明を記念するのを兼ねてファッション誌に掲載する家族写真を撮影するダーリング家。しかしパトリックは父親の意に反して上院議員に立候補したくない意向。トリップの妻レティシアも無理強いは可哀想とパトリックの肩を持ちます。レティシアはカレンに対し、四人目となる結婚相手フレディに家族写真には写ってほしくないと言い、カレンは直接彼に言う勇気が無いためにニックに頼もうとします。

トリップはニックに撮影会にまとめ役としているだけでいいと言って、何かと必要になるからと引き出しから札束をポンと出し、小遣いとしてニックに渡しました。

父親の事件調べでニックはカレンに聞いたノーマンという飛行機整備士の男にアプローチするが、彼の話によるとブライアンからの金は例の隠し子の件で強請ったものだという事で、父親の飛行機事故との関与はなさそうでした。しかし、彼から父親ダッチとレティシアがよく飛行機でデートしていたことを洩らし、自分が旦那なら許さないだろうと言いました。そこでニックはトリップへの疑惑を深めます。

レティシアに父親との不倫を質問するニック。トリップが気づいているのではないかと言うと、レティシアは何十年も連れ添っていて疑われたことは一度もないけど、もし知っているなら毎日付けている日記に書いてあるのではないかと言います。そこで、ニックはトリップの書斎の引き出しから日記を盗みますが、その姿をメードに見られてしまう。$500ドルで黙っておくからと言われ、トリップに貰った小遣いから出しますが、ダッチには娘の医学部の金を出してもらったと聞いてびっくりします。

隠し子でもめているブライアンは、ブライアンJrを自宅につれて帰ることを拒否。ニックにその世話を押し付けてきます。自宅に彼をつれて帰るニック。妻のリサは弁護士の仕事じゃなく、ダーリング家の用聞きに振り回される旦那のありさまに注意を促します。ブライアンJrの母親はブラジルに立ってしまったので、ニックは写真撮影会に身寄りの無くなったブライアンJrを連れて来ます。ブライアンは激怒しますが、ニックは家族にJrの事を正直に話すように説得。ブライアンは隠し子だということは黙ったままですが、とりあえずJrを家につれて帰ることにします。

撮影会の最中、トリップは日記がないと言いはじめ、焦りだすニックは正直に自分が取ったと言います。しかも理由まで正直に…。父親を殺した犯人を捜していると言われ、疑われたトリップはショックを受けます。

ジュリエットは家を飛び出しホテル住まい。ジェレミーが訪問してきますが、ペントハウスを取ろうとしたら一ヶ月も滞在している人がいて一向に取れないためにどんな客なのか偵察してきてほしいとジュリエットに頼まれます。
ペントハウスに行くと、部屋を取っていたのは昔の遊び相手でジュリエットと不仲のナタリー・キンプトン。なんか共同でプロデュースした香水を勝手に発表してから絶交してるそう。ジェレミーはジュリエットにばれないように嘘の報告をしてホテルから出るように言いますが、ジュリエットに内緒でナタリーとの関係を深めていく模様。

パトリックは性転換美女の愛人カルメリータに推されて、結局出馬することを決心します。

トリップに日記を返すニックにわたしには秘密が無いと言い切ります。ニックは父親の遺品であるアタッシュケースの鍵の番号が分からなくて開けられずにいますが、トリップはレティシアの誕生日である712を試せと言うと、パチッと開きます。

中からはサイモン・ウェルダーという億万長者の資料が出てきます…。



-感想-

★★☆☆☆

ブライアンってあんな根性ワルのヒステリー男でよく牧師がつとまりますね。人に善を説く職業なのにじぶんは思いっきりヒトの道外してるじゃん…。
スパドラのCAST紹介で知ったんですが、SFUのシーズン2あたりでネイトが何度か見舞いに行ってたガン患者を演じてたのがブライアンなんですね。すっごい人生悲観してた少年。確かにそんなシーンありました。ネイトが最後死ぬ瞬間を看取って泣いてたし、確かバイカーの葬儀でハーレーをプレゼントされて乗り回してたころでした。

ニックは日記を盗んだことは正直に言っても、犯人捜ししてるって正直に言う必要ないじゃないの?って思いました。犯人が警戒して絶対しっぽつかめなくなると思うんだけど…。

パトリックの愛人のカルメリータ(カルーセル麻紀みたいな名前…)の声、なんか笑ってしまいます。
そもそもあの二人どうやって知り合ったのか…。

2008年11月24日月曜日

LOST Season 4 84話 「オーシャニック6」

―フラッシュフォアード―

島から帰還する輸送機の中-そこにいるのはジャックとアーロンを連れたケイト、ハーリーにサン、サイードの6人。オーシャニック航空の担当者に通称「オーシャニック6」と呼び名を付けられた6人は輸送先のハワイで家族との再会&マスコミからのインタビューに”作り話”で答えます。
なんかインドネシアの無人島から漁船の救命艇で脱出してきたっていう設定になってました。それに生き残ったのは6人でケイトはアーロンを産んだことになってるし。会見後にサイードはナディアと再会してました。

サンは自分の父親の会社の株をオーシャニックからの事故の和解金で買占め支配権を握ります。815便に載せられた父親への復讐!って感じの強気な態度でした。

ハーリーは両親にサプライズ誕生日パーティーを開いてもらう。父親から修理した愛車のカマロをプレゼントされて喜んで運転席に座ったものの、距離のカウンターにはクジの数字(呪われた数字)…。ハーリーは逃げ出してしまいます。

ジャックは父親クリスチャンの葬儀を行います。葬儀の後、ジャックに独りの女性が話しかけてきます。彼女の話から、クリスチャンは娘に会うためにオーストラリアに行き、その娘も815便に乗っていて、その名はクレアと言われ、衝撃で言葉が出てこないジャック。


―現在―

ヘリから落された電話でヘリの連中の会話を聞くジャック達。「オーキッド」という言葉を聞いたダニエルは、キーミー達が第2指令書を実行しようとしていると察知し、早く島を脱出しなければとシャーロットにいいます。ジャックはサイードがヘリに乗っていて彼が電話を落していったと勘違い。ヘリの向かう先に行こうとします。それに同行するケイト。その途中でマイルズとソーヤー&アーロンと出くわします。ソーヤーはジャックの行動に反対するも、一人では行かせられないのでアーロンをケイトにあずけて二人でヘリに向かいます。

サイードが独りボートでビーチに着きます。船での事情をみんなに話しますが、ジャックがヘリに向かっていると聞いて後を追いかけなきゃなんですが、貨物船へメンバーを輸送する役目もあります。ダニエルが輸送の役をかって出て、丁度そこにアーロンを抱いたケイトが戻ってきて、お互い事情を説明。ケイトは自分がサイードに同行した方がいいと言って、アーロンをサンに渡して、サイードと共にジャックを追うことに…。

サン達は貨物船に無事到着するも、そこでマイケルに再会。ベンの手下になったのか?と責立てるサンたちにマイケルは償いをしにやって来たといいます。マイケルが船のエンジンを修理したのでデズモンドは島へ向かわせようとするが、電波障害で船底のモニターが見えない。どうも船から何か発信されているよう。レーダーの故障原因を探ろうとしたデズモンドは船にセットされた大量の起爆剤を発見してしまう…。

島を動かせとのお告げを聞いた後、ベン、ロック、ハーリーはオーキッドに向かいます。途中岩の下から鞄を掘り出し、中から取り出した鏡でベンは山の方に反射で信号を送ります。すると向こうから何者かが応答…(いったい誰なの~)。訳が分からずついて行くロックとハーリー。ベンがオーキッドに到着したというと、そこではキーミー達がすでにうろついていました。茂みで潜む三人。ベンは温室の地下にあるオーキッド(地下基地)へのアクセスをロック伝えると、自分はキーミー達の気を引くためと、二人を残して丸腰独りでキーミー達の前に投降していきます。

ジャックとソーヤはヘリを発見。拘束されていたフランクを解きます。フランクからキーミー達がベンの身柄を確保する目的だと聞いたジャック。しかし、ヘリと操縦士が確保できてこれで島から脱出できると落着するも、ハーリーがベンに同行している事をソーヤから聞かされガックリ…。

ジャックたちの後を追っていたケイトとサイード。足跡からどうも何者かに後をつけられていると判り、緊張する二人。サイードが出て来い!と叫ぶと…茂みの中から出てきたのがなんとリチャード・アルパート。 ケイト達はアルパート率いるアザーズ群衆に囲まれていたのでした…。リチャード達に連行されるケイトとサイード。どこへ連れていかれるんでしょう…。



-感想-

★★★★★

だんだんとストーリ展開が加速してきて、それぞれが目が離せない状況です…。

鏡の相手誰なんでしょう…。「誰だと思う?」とか「君には関係ない」とかベンの相変わらずの発言が続いてイラついたけど、おそらくリチャード達なんでしょうねぇ(間違ってたらスンマセン)。ベンの発言からして、彼ををよく知る連中なハズだし、ベンが何もなしで易々と丸腰でキーミー達に捕まるのもおかしいし。計画があるんだ!という自信からして、ベンに鏡で合図を受けたアザーズ群衆が始動し何かしでかすんじゃないかって予感がしたんですけど…。

アーロンを抱いているソーヤがオトコマエ過ぎる…ジャックを見捨てないのも優しい!…いい感じでした。だけどアーロンってクレアが消えてからお乳飲んでないよね?血色もいいしすごい生命力です。

今回現在とフラッシュフォワードの時間差が少なかったのでかなり見入ってしまいました。島を出た瞬間から「嘘」をつくことになってるんですね。いったい誰の指示なんでしょう。シーズンラストの来週か再来週にその訳が判明するんでしょうか…。

それとデズモが発見したあの爆弾。どうも気になります。船が爆破!みたいにならなきゃいいけど…。

2008年11月23日日曜日

Brothers & Sisters season 2 「よみがえる過去」

元妻が不倫をでっち上げてラリーキングショーに出演するということで、またもや身内のスキャンダルで選挙活動を妨害されそうになるロバートは頭を抱える。彼女と距離を置いてきたロバートはキティの忠告で元妻との和解を試みるが失敗。
キティは彼の過去に対して干渉することを避けたかったが、ここは選挙広報という役割をしっかり果たすために彼女と面会し、養育係の女性に(不倫はでっちあげだと)証言させると威すことで、彼女は出演をキャンセルする。

単身赴任しているジェイソンを待つケビンの元に、タイミングよくスコッティが顔を出します。ゲイ嫌いの警官から飲酒運転で検挙されたことを却下してもらうため弁護してほしいと言うので、ケビンはお茶の子サイサイとばかりにやってのけます。お礼にディナーに招待したいというスッコッティ。超有名レストランで調理師の研修中らしく、お金が無いから開店前の調理場で自分のこしらえた料理をケビンに出します。

いい感じになってキスしようとしたスコッティだが、ケビンからマキャリスタ議員の弟の牧師と付き合ってることを伝えられて勘違い行為に気恥ずかしくなってしまいます。しかしケビンも暫らくは独り身なので、”お友達”として付き合うことに…。

ジャスティンは依然投薬を拒否して激痛の毎日。それをただ見ているだけしかできないノラは、何とか薬を飲ませようと、彼と仲の良いレベッカに頼みます。ノラに懇願されたレベッカは、ノラが留守の間にジャスティンを外に連れ出して話をしようとしたところ、落ちた伝票をとろうとしたジャスティンがよろめいて倒れこんでしまう…。

痛みでどうにもならなくなったジャスティンは遂に投薬治療を決心。ノラは「わたしがついているから大丈夫」とは言ったものの、投薬治療のひきかえに、これからは依存症の心配がつのることに…。

今回はトミーが可哀想…。帰宅したらジュリアが勝手に両親を呼んでいました。義父の嫌味が不愉快なトミーは、誘われたゴルフで腹を割って話そうとするが、娘が毎夜泣きながら電話かけてくるのはお前のせいだと言われて憤慨。今日にでも帰ってくれとキレてしまいますが、義父は逆に娘と孫を一緒に連れて帰ると言い出します。

トミーはジュリアに本心を伺うが、ジュリアは「ウィリアム事でトミーを攻めてしまうので今は一緒に居ない方がいいから実家に帰る」と言われてショックを受けます。家に独りきりにされたトミーに仕事場のリナから電話がかかってきます。



-感想-

★★★☆☆

スコッティが久々の登場。ルークマクファーレンってまだウェントワースミラー(スコフィールド)と付き合ってるんだろうか…。何となく独り身のケビンに何か起こりそうとは予測してましたがスコッティが現れるとは…。ゲイだから絶対「お友達」だけで済まされるハズが無いので、スコッティとズルズルいってしまったところに、予想外に帰国が早まったジェイソンが帰ってきて…みたいな展開なのかなぁ。

トミーにも、ジュリアが実家に帰ったとたんにかかってきたリナの電話。まぁ雇い入れた先回から何となくアリそうな予感はしてましたが、ココもつれていきそうな感じです。

ロバートの元妻は以外にあっさり引き下がりました。もっとネチネチしても良かったのに…。

来週はサラの「傷心旅行」みたいですね、ノラがいたから大体どうなるか予想はつきます…。

2008年11月20日木曜日

SHARK/カリスマ敏腕検察官 第3話「名外科医の苦悩」

名外科医であるスターリングの妻ステファニーの失踪事件を妻殺しの殺人事件と睨んだスタークは、令状もなしにスターリングの家を家宅捜索。ステファニーの血痕を発見します。
彼には幼い独り息子イーサンがいて、失踪の夜の事をライナが聞き出そうとするも、スターリングの姉イボンヌがイーサンへの聞き込みを阻止します。
ライナはマデレンと組んで、イーサンの学校を訪問。イボンヌがいない間を狙って彼に事情聴取します。するとイーサンは当夜両親が喧嘩している声を聞いたと証言したため、それをもとにスタークはスターリングを告発します。今回陪審員への弁論はケイシーが担当するも、相手方弁護士から自宅の血痕は怪我をしたときのものだと新事実を突きつけられます。さらにイボンヌに付き添われたイーサンが法廷での証言を前に学校で語った事実を否認。スターク側は窮地になります。

スタークはイボンヌの通信記録とスターリングの妻殺しの動機を探ろうとする。同じ病院の医局長であるベンダー医師とステファニーが小児ICU病棟建設の企画を進めていたことから彼らが不倫の関係にあると睨み、ベンダーの身辺を洗い出すが、彼はゲイであることが判明しその筋での可能性はなくなる。

相手弁護士からイーサンへの聞き込み行為を逆に訴えられ、血痕も事件とは無関係なので不起訴申請を受けるスターク。裁判官との協議の結果イーサンの証言は証拠から削除されるも、裁判自体はかろうじて続行されることになった。
そんな中、ステファニーの遺体が発見される。検死の結果、失踪時期と死亡時期は同じであったが死亡原因が脊椎断裂で出血は見あたらないため、自宅の血痕を根拠にしていたスターク達の予測が大きく外れてしまう。

しかし、被害者の手帳をきっかけにスターリングが多数の患者を手術中に死なせているという新事実をつかんだスタークは、それらの患者の手術記録を持っていたベンダーに詰め寄ります。そこでスターリングが黄斑変性症で目が見えなくなる病気にかかっており、ステファニーから医師として夫の執刀を禁じるように要請されていたことを明かします。

スタークはイーサンを証言台に立たせます。何とかして真実を突き止めようと、イーサンに厳しい質問をつきつけるスターク。息子の状況に耐えられなくなったスターリングがついに自供することになります。


-感想-

★★★☆☆

手順を踏まずに直感でやってしまう強引さはやっぱハウスに似ています。ストーリーの構図にしても、ハウスでは大方自分の予想はあたっているが、完璧に予想が当たってなくて、どこかしら最後に患者から何かを”教えられる”シーンっていうのがありましたけど、その辺も似てますね。

今回のような家庭内殺人って、親と子の関係がズタズタにされてしまうので、ちょっとツラいものがあります。イーサン役の子がかわいかったので余計に胸が痛みました。

チーム内恋愛は絶対あるなと予想はしてましたが、ケイシーとマデリンというのはちょっと予想してませんでした。しかし、マデレンの誘い方といい、体だけの関係っていうのもチェイスとキャメロンにそっくりです。

余談ですがデブリンの”真っ赤なスーツ”にかなり違和感を感じました。検察官という堅い役柄なのに、あんな美人であのドハデな服装は全然あってない…。役柄と演じている役者のキャラクターが相当しないと見てても違和感を感じてしまいます。最近のドラマってそういうのがちょっと多い気がします。

2008年11月17日月曜日

Brothers & Sisters Season 2 「兵士の帰還」

負傷したジャスティンが帰還しますが、膝の重傷で回復には相当のリハビリと投薬が必要となるが、彼はクスリに対する抵抗からが、投薬治療は拒否します。

自宅に帰宅したジャスティンは医者の忠告を無視して松葉杖をついて歩き始め、サラの子供たちと戯れようとします。平常を保とうとしているジャスティンの行動が気がかりなノラは、せっかく家に帰ってきたのだから安静にいるようにとりはかろうとしますが、逆にジャスティンの感情を逆撫でしてしまいます。
しかし、夜になって痛み止めの効果がなくなるとジャスティンは膝の激痛に襲われます。意地で我慢しようとするジャスティンをノラは抱きしめます。

サラはジョーとの間の復縁の可能性がないことに落ち込んでいましたが、おいうちをかけるようにジョーから元妻と再会していることを知らされます。おまけにレベッカからジョーへのキスはむしろ自分からせまったという今更の告白をされてますます悲惨なことに…。

レベッカは友達のリナを母親とトミーがはじめようとしているワイナリーの会社の仕事を紹介し、早速トミーが面接。そこにソールがやってくるが、リナは独身のソールをゲイだと勘違いし「男」を紹介しようとしてしまう。

ジャスティンを迎えにいく間、キティはカーラジから流れてくる保守派のラジオパーソナリティのロバートへの攻撃にキレて携帯電話で応戦。しかしブロードキャストされたキティの思いつきの発言がロバートの選挙活動の弊害になり、ロバートの怒りをかってしまう。

トミーはジュリアの育児手伝いをしようとするが、慣れていない育児にジュリアから「余計な仕事が増える」と言われてしまう。


-感想-

★★★☆☆

ノラを見ていると、ほんとに子供のためなら何だってできるという気持ちが伝わってきます。ジャスティンにキレられて、しゅんとしてしまうノラがすごく可哀想でした。

ジャスティンは優しい子だから決してわずらわしさからノラにキレた訳じゃないけど、世の中には家族や身寄りの無い人達もいっぱいいるんだから、心配してくれる人が居ることがどれだけありがたいことかしるべきですね。

レベッカはタイミング悪すぎ…。サラがムカつくのも分かります。おまけにホリーがあんた自身にも問題ありみたいな発言してくるし。サラは毎回不運ですねぇ。

ソールは「女性好き」を主張してたけど、今後マイロ(OCサマーのパパ)のジワジワ攻撃が楽しみです。

LOST Season4 83話 「奇跡の子」

ジェイコブ小屋に行こうとしているロックは、ダーマイニシアティブの数学者のホレスという男が木を切る夢を見るが、どうもこの男が小屋を立てたらしい。ロックがベンに撃たれた穴に大勢のダーマの人達の死骸があって、その中から夢に見たホレスの死体を発見したジョンは、服のポケットから小屋の地図と設計図を手に入れます。

ハーリーは用無しになったが、独りでビーチに戻るのも危険なので、ロックに同行することに。小屋を見つけた三人。ロック以外のメンバーは入りたがらず、独りで小屋に入るロック。そこにはなんとクリスチャンと行方不明のクレアがいました。なんか”悟った”感じで不気味でした…しかも「島を動かせ」ってどーゆー意味なんでしょう…?

船では、煙に襲われて一時退散してきたキーミー達がヘリで戻り、ベンが自分の名前を知っていたことで船に情報を漏らしている人間がいると察知、すでに拘束されているマイケルが疑われる。キーミーはゴールト船長を威嚇して貨物船を仕切りだし、ベン追跡の為再武装して島へ再出発すようとする。

キーミー達の行動に対し、ゴールトはザイードへ島に向かう船を用意する。フランクがキーミー達をヘリに乗せるのを拒否したところ、貨物船の医者の喉をかっ切って殺してしまう。(この医者の死体がなんで先に島に流れ着いてるのかが不思議…どうなってんだか…)おまけに船長も殺してしまってフランクはしぶしぶヘリを出すも、マイケルにキーミー達を島に行かせたら後悔することになるというお告げがあって、ヘリの上からジャックたちにGPSを投下してました。

FBは未熟児ながら成長し”奇跡の子”と称されたロック。若い頃ミッテロスのアルパートが絡んできてて、幼いころのロックにテストしたり、高校時代にサイエンスキャンプに誘ったり…。ロックは黒い煙を絵に描いてました…。FFではロックが下半身不随になってリハビリをしてましたけど、これまたウィドモアのよく分からない男アバダンが車椅子を押してる…。 


-感想-
★★★★☆

クレア生きてました…しかもジェイコブ小屋に。クリスチャンって幻想じゃなくて実在してたんですね…。
先週のジャックがみたのも実在のクリスチャンなんでしょうか…。てことはハーリーに逢いに来るチャーリーも実は生きてるとか…。クレアはなんでアーロンを置いてったんでしょう…。

よく分からないけど、ベンよりも、ロックが黒い煙にかなり関与してることがわかりました。それにデスモンドが島に戻るのを拒否ったのもなんかほかに理由があるような…ことの成り行きを伺ってるような感じでした。

ハーリーの寝言「マシュマロ…」ってのが笑えました。ハーリーとベンの2ショットもよかったです。

シーズン4は2話少ない14話だったんですね、本来は16話のはずがどうも脚本家のストライキのせいらしいです。

2008年11月13日木曜日

SHARK / カリスマ敏腕検察官 第2話 「一触即発」

-あらすじ-

麻薬オトリ捜査で殺された刑事の事件を担当するシャークは、弁護士時代、凶悪犯を無罪にしてきたことで警察から恨まれており、警察と検察との信頼関係を回復するため、意気奮闘します。さらに犯人が雇った弁護士がかつて自分がクビにした部下だったこともあって、互いに火花を散らします。

当初、犯人の自宅から血痕のついた麻薬が発見されるが調査の結果、それが死亡した刑事の相棒ライスが仕組んだ偽の証拠品だと分かり、シャーク達は窮地に立たされます。彼は状況証拠に触れないで陪審員達に情に訴える作戦に変更、最終弁論をライナに頼みます。しかし、弁護側の弁論の前に偽証の情報が渡り、絶体絶命のピンチ状態。

シャークはイチかバチかでライス刑事を証言台に立たせます。彼が警官としての職務を奪われても辺人を逮捕したかった理由が逆転の鍵となると考えたシャークは、ライスに激しく詰め寄り、ついに彼が居眠りをしていたことで相棒を失った負い目を感じ、偽工作を行ってしまった事実を公にするのでした。

25年の服役で取引成立という、見事勝利を勝ち取ったシャークは、解雇されたライス刑事を調査員として雇うことにします。



-感想-

★★★★☆

先週から始まったFOX法廷ドラマ。今回は弁護士ではなく弁護士から検察官になったきれ男の話で、構成的にはハウスに似ている感じがします。特に、今回最終弁論したライナがフォアマンに見えてしまいます。様子見で先週のエピを書こうか迷ってましたが、思ったより面白かったので、今回は記載しました。
特に16歳のジュリーが父親に言う発言が妙に説得力があって引き込まれます。今回は、親権を勝ち取ろうとしなかったという発言が結構心に響いて良かったと思いました。

しかし、めちゃ立派な豪邸でうらやましいです。アメリカの弁護士って儲けている人は桁違いなんですね…。自宅に擬似法廷セットを作れるくらいの豪邸も、金持ちの凶悪犯人からぶんだくったカネで建てたんでしょう。

ライナに弁護を頼んた際にマデレンが抗議してたから、今後ライナVSマデレンの対決もありそうです。その分男性陣の存在がひ弱というか薄いですね。

2008年11月12日水曜日

Dirty Sexy Money Season1 第1話 「ダーリング家の秘密」

NYいち大富豪のダーリング家。一家の顧問弁護士として仕えていた父親が謎の飛行機事故で亡くなった弁護士のニックジョージは、ダーリング家の家長トリップから父親の後を継いで顧問弁護士を引き受けてほしいと頼まれる。

 幼きころからニックは父親の仕事が我家庭を崩壊させ、さらに裕福でわがままなダーリング家に育てられた環境に嫌悪していたが、自らが進めるチャリティーへの莫大な資金援助と、法外な報酬とひきかえに顧問弁護士の仕事を引き受けてしまう…。

というのにも、彼には仕事を引き受ける別の理由があった。それは突然の父の不可解な死の謎。ダーリング家の誰かが父の死と関係していると予感したためだ。

 ダーリング家は、家長であるトリップとその妻レティシアとの間に5人の子供がいる。長男のパトリックはNY検察局の検事総長を務め、父親の強引な勧めで上院議員に立候補させられようとしている。妻エレンとの間にマルゴとロバートという二人の子供をもうけ、誰もが認めるエリートだが、彼には性癖の悪さという汚点があり、女性に性転換手術をした愛人と未だに関係を続けている。

 長女のカレンは、プロゴルファーと4度目の結婚を予定しているが、彼女も恋多き女性。初めての相手がニックだったこともあって彼のことが忘れられず、ニックにつきまとう。

 次男のブライアンは牧師であるが、顧問弁護士であったニックの父親をハゲタカ呼ばわりするなど、性格はかなり悪く、幼い頃からニックを嫌っており、二人は互いに仲が悪い。彼には、昔交際していた女性との間に隠し子がいて、有名私立学校に入学できない問題をニックに押し付けてくる。

 三男と次女は双子の兄弟。三男ジェレミーは「ボンボンの放蕩息子」を絵に描いたような人間で、無職のトラブルメーカー。本人も自覚しているようで、呆れて冷めた態度をとる父親トリップに見離されていると思っている。
 次女ジュリエットは父親のお気に入りで、女優を目指すも大根役者で父親のコネで仕事をもらっていたが、父に頼らず自立して自分で生活したいと家を出て一人暮らしを始めようとする。
 
 顧問弁護士になったとたん、ダーリング家の子供たちから引きっきりなしにかかって来る様々なトラブル電話に初日から振り回されるニック。父親のようにはなりたくないと言っていた旦那が、まさに父親のようになっていく様子に妻のリサも心配します。さらにパーティでのカレンと二人きりでいるニックを発見して、夫婦関係に亀裂が生じてしまう…。

 その喧嘩の最中に、カレンから父親に関する話があるとお呼びがかかります。カレンの話によると、ブライアンの教会に来る飛行機整備士の男がいて、ブライアンに頼まれた彼がニックの父親の飛行機事故に何ら関与しているんじゃないかというのだ。その理由がレティシアとニックの父親が不倫していたことをブライアンが恨んでの犯行だというので、レティシアとの不倫という父親の隠された真実を聞かされたニックはショックを受けます。

 父親の乗った飛行機の残骸が海から引き上げられ、中からセーフティボックスが見つかり、立ち会ったニックに渡されます。はたしてセーフティボックスの中には手がかりとなりうる情報が見つかるのでしょうか…。


-感想-

★★☆☆☆

シックスフィートアンダーでネイト役を務めたピータークラウスや、大御所ドナルドサザーランドやウィリアムボールドウィン主演のセレブファミリーのスキャンダルを描いた作品ですが、初回は期待するほどでもなく、まぁ自己紹介程度の内容で、スパドラの宣伝番組だけで十分な感じでした。
ウィリアムボールドウィンは昔はフェアゲームとかガラスの塔とか、よく脱ぐイケメンプレイボーイ男のイメージが強かったけど(バックドラフトだけは例外)、最近見ない間にけっこう歳を感じさせる姿になってました。(兄のアレックボールドウィンほどの変貌振りではないけど。) とはいっても好色という設定は付きまとってるようです…。ジュリエットはOCのアンナ役のサミアアームストロング。最近OCでブラウン大学のエピソードで出てきました。

数々の噴出しそうな問題が何処其処にいっぱいあって、これからどんな展開になっていくのかが見物です。ただニックが父親がダーリング家に殺されたと確信する根拠が薄くてしっくりこなかったので、今後ニックがそう思う理由が鮮明になればもっと感情移入できるドラマになるんじゃないかと思いました。

2008年11月10日月曜日

Brothers & Sisters Season2 24話 「家族の祈り」

キティの誕生日と父ウイリアムの命日、キティはロバートとの選挙活動の合間に実家に帰郷するが、イラクに行ったジャスティンの様子が気が気でないノラは、弟のイラク派遣を選挙活動のネタにしようとするキティに苛立ちを感じ、お互い衝突します。なおもキティは、居候するレベッカが自分の誕生日を仕切ることに気に食わない様子で彼女とも小競り合い。

トミー家は、ジュリアが出産後に亡くなったウィリアムのショックから立ち直れず、家に閉じこもりっきりで、トミー自身もホリーとの共同経営ワイナリーの準備に大忙し。

ジョーと別居中のサラは家庭を顧みようと公園デビューするも、近所のママとのギャップでイライラ。更にはやけぼっくいとばかりにジョーとセックスしてしまい、ついに思いなおしてジョーに帰ってきてほしいと願い出るが…ジョーはどうも離婚の方向に傾いているようでショックを受けます。

ケビンはロバートの弟で司教のジェイソンと順調な様子…が、ジェイソンが宣教活動でマレーシアに半年か一年行くことが決まったため、喧嘩になります。

キティの誕生パーティのため、レベッカが予約したメキシコ料理店はオーバーブックで席が空かず、そこにロバートがジャスティンの無事を伝えると大喜びするウォーカー家。自宅で誕生日会の仕切り直しをします。そこにリジーを連れたジュリアと、ジェイソンも登場し仲直りで万事ハッピー。

しかし、ロバートの携帯にジャスティンの部隊が簡易爆弾に襲われたと一報が入り、意気消沈…。レベッカはジャスティンに向けてメッセージを送ります。


-感想-

★★★☆☆

ジャスティンはいったいどうなるか…と思いきやいきなり次回ダイジェストで負傷して帰国してました。(もっとひっぱってもいいじゃんAXN!)

ケビン君は幼稚ですねぇ…ゲイならもっと耐えないと(笑)。一年ぐらいどうってことないと思いますけど。

ソール叔父さんにジワジワと迫るマイロ。そんな昔の写真貰っても…。ソールにはキツいでしょう。でも初老ゲイの恋愛情事を描くドラマもそんなにはないので、決して一般ウケはしないけど、個人的には派手メに展開していってほしいです。

ジョーはとってもかっこいいけど、離婚するならサラのことHOTだのイケてるだの言っちゃいけないよね、そりぁサラも勘違いするよ…。

今回は小姑キティがムカつきましたね、未だにレベッカに冷たく当たる根性の悪さが勺でした。それと相変わらずもホリーのあの派手なキャミソールがどうも気になります。あんたキャミしか持ってないの?っていうくらい年ガラ年中キャミ姿のような気がします。

2008年11月9日日曜日

LOST Season4 82話 「父の影」

あらすじ

ダニエル達が救助の為に来たわけじゃないことを知らされたビーチのメンツは、ダニエルとシャーロットを疑い始めますが、ジャックが腹痛で倒れてしまう。ジュリエットはジャックを手術するため、サンとジンに医療器具を基地に取りに行かせますが、知識のないサン達に、ダニエル達も同行することに。
韓国語で会話するサン達に聞く耳を立てるシャーロット。どうも韓国語が分かるようですが、それにジンが目ざとく気づき、シャーロットを脅します。

一方ソーヤとクレア、マイルズはビーチに戻る途中、マイルズが地面に埋まるルソーとカールの死体を発見。夜中に野営しているとき、クレアはアーロンを抱く父親の幻想を見ます。朝方ソーヤが目を覚ますと、アーロンとクレアが消えています。マイルズによると、夜中ジャングルに消えていったとの事。ほどなくアーロンだけが発見されるがクレアはいったい何処へ…。


ジャックはアーロンを育てるケイトと一緒に暮らしているようです。施設ですっかり生気を失ったハーリーに会いに行くが、「あんたのところにも誰か来るよ」と言われてビビるジャック。父親の幻想を見たり、結婚指輪を差し出してプロポーズしたばかりのケイトの行動を疑ったりして、次第に情緒不安定に。
ケイトの電話の相手はソーヤ?島に残ったあいつと言ってたから、ソーヤは島に残ったのかしら…。


感想

★★★★☆

マイルズが発見した死体、ルソーとカールに見えなかったけど…埋められているのは何で?キーミー達の仕業?そうか煙の”ジェイコブ”でしょうか…。しかし、死体がえらく気味悪かったデス。

クレアに抱かれているアーロンが、いつも気がかりです。ジャングルだから、蚊とかネズミとか、伝染病の媒体だらけでしょ?病気にならないのかいつも心配です。まさかひょっとして、このまんまクレアって消えていくのでしょうか…。

どうでもいいけど、タオル一枚でベッドから起きてきたジャック。思ったよりわき腹に贅肉がついてました。はじめ、ジュリエットが出てくるんだろうなぁと思ってたけどケイトでした…。
ジャックはケイトの為に島を出てきたみたいな事言ってたけど…。シーズン3最終話で島に戻りたがってましたから、ケイトとはいずれ、うまくいかないような気がします。

これも余談ですが、虫垂炎、自分は5歳の時になりました。今でもとっても痛かったの思い出しました。特に手術後、トイレに行くためにベッドから起き上がるときが激痛でした。

2008年11月5日水曜日

DR.HOUSE S3#24「旅立ちの時」

奥さんをハウスに診てもらうためにキューバからボートで来た夫婦。(なんかかなり強引な設定だけど…。) 嵐の中救助されて病院に運ばれますが、介抱の甲斐なく、心臓が止まり、人工呼吸器につながれてしまう。
妻の死を宣告された旦那は、意を決して呼吸器の電源を停止しますが…なぜか奇跡が起きて、心臓が動き出し彼女は回復しはじめる。

奇跡など信じないハウスは原因を突き止めようと検査を強引に進め、彼女の心臓の弁が原因であることをつきとめる…。

一方、フォアマンはハウスの土壇場の”引き止め”も効果なく、病院を去ります。その前に、思いつきのように、チェイスにクビを宣告してしまい、おまけに最後になってキャメロンまでも「辞表」を出して去っていきます。このままハウスは独りぼっちになってしまうんでしょうか…。


-感想-

★★★★☆

今回分でシーズン3最終話。今シーズンのハウスは14話あたりから全然見なくなって、ほったらかしてしまってましたが…先々週辺りからフォアマンがハウスを見切った行動を起こすようになって徐々に復活。先週のムカつくチェスのガキの回もしっかり見ました。フォアマンの面接を断ったのはいったい誰だったんでしょう…。

チェイスと最後のキャメロンの展開はちょっと驚きましたが、チェイスをクビにしたハウスの心情がちょっと理解できませんでした。キャメロンは徐々にチェイスに惹かれていますね。来シーズンはちゃんとしたお付き合いしてるんでしょうか…。

2008年8月31日日曜日

DR.HOUSE S3#14 「鈍感な体」

-あらすじ-
病院に向かう吹雪の中で、交通事故にあった母娘が病院に運ばれてきます。娘のハンナは先天的無痛無汗症のようで、ハウスはわざと痛がるフリをする彼女の行動からそれを察知、他の病気を怪しんだ彼は、原因究明のために彼女を検査をしようとします。

彼女は検査拒否で抵抗しますがハウスに鎮痛剤を打たれ…検査後、彼女は急な発熱に襲われます。

痛みに鈍感なだけだと予想したチェイスの検査も失敗、デート中のカディに許可を得た神経生検を行いますが、検査中に騒ぎ出し、逃走。ロビーへ飛び降りてしまいます。痛みは感じずとも体はボロボロになっていく彼女。

しかし生検に反対するウィルソンはハウスの”暴動”を阻止。神経培養に変更します。その結果、神経そのものの疾患ではなく、外的要因であることが判明。

重傷を負った母親を見舞うハンナでしたが、いきなり激痛に襲われます。母親に対する”罪悪感”で正常に戻るという症状で、ハウスはビタミンB12を投与する指示を出すが、カルテにはERですでに投与
されていることが分かり…原因に気づいたハウスは、MRIにかけられるところだった彼女を緊急手術。
お腹の中から、長~い「サナダムシ」を取り出しました。



-感想-

評価:★★☆☆☆

話はおもしろかったんですが、レントゲンで「ん?腹の中に何かいるぞ!」って気づくんじゃないの?って
思ってしまって★★にしました。まぁまさかの展開だったから関係ないところには気づかなかったって事
なんでしょうか…。それに普通なら解剤で出してしまうんだけど、”緊急”という名目で取り出していましたね。

サナダムシとか回虫とかほんと気持ち悪いです。患者のハンナは確かに太ってないけど、そんなに痩せてなかったのも、「こんなフツーの子のお腹の中にもいるんだ…」って思ってしまいました。究極のダイエットでサナダムシをお腹に飼うっていう話も聞いたことあるし、回虫がいる人は花粉症にならないとか、彼らもイメージは悪いけど、完全に”悪モノ”でもないんでしょうけど。

カディのお見合い相手が、SFUのペイントゲームのサージだった。カディが気づいたように、自分も前からハウスがカディのこと好きなんじゃないかって思ってました。彼自身も気づいてないけど、無意識で
彼女を求めてるような気がしました。

キャメロンとチェイス、体の関係だと割り切ってましたけど、この撮影のころはまだ婚約してたんでしょうか。彼らお似合いのカップルだと思ってたんだけど…。 

DIRT S2#3 「歪んだ関係」

 
-あらすじ-
ルーシーは病院のチャリティ会場で、トゥイティー事件で足を撲打したプリンスと出会い、彼の前向きな姿勢に触発されて、トゥイティー側への”仕返し”を考案します。彼の女性関係を探ったルーシーは、彼がレイプした女性と接触、その時に産まれた娘と名乗る少女アリーシャとの面談で声の替え玉をしている情報を入手します。
しかしトゥイティーの恐喝に恐れた少女がルーシーに「助け」を求めてきて、ルーシーは彼女のいるホテルに向かいますが…それはトゥイティーの罠でした。

殴れらたルーシーはレイプの恐怖にさらされますが、ハッパのパイプに火をつけたトゥイティーにアリーシャが不意を突きます。トゥイティーは火だるまに…。



ドンは以前ルーシーが妻キャシーの浮気をスクープしたホープ上院議員候補の一家のところに撮影に行きましたが、息子に導かれて入った彼ら夫婦の「秘密のSM部屋」で、監禁されてしまいます。

監禁の間、ドンはこの家族がかかえる問題を目のあたりにし、自分の境遇とか重ねて彼らを説得しようとしまが、逆上した息子に銃を突きつけられ…しかし、弾が入っていなくて間一髪で助かり、観念した夫婦にようやく解放されます…。


バロウはメディア王アダムプロトーにDirt Nowを売却する話をもって行きますが…。



-感想-


評価:★★★☆☆

この話はフィクションだけど、ラップやR&Bのブラックミュージックの世界がにあんなのなら…悲しいです。彼らは自分達が社会に虐げられてきた境遇を歌にしているのに、裏でこんな酷い事をしてるなんて。男のわがままで女性や子供が苦しむ話は腹立たしいですね。
余談だけどリックフォックスって一瞬だけど、ヴァネッサウィリアムスと結婚してたんですね…。


ドンの話は、あの一件が伏せられて上院議員に当選したとしても、さらなるストレスが家族を襲うだけだと思いました。勇気はいるけど、すべてを曝け出して家族関係を一旦リセットする必要がありますね。とこで、ドンの弟ってどんな人なんだろう。

バロウによって、易々とDirtNowが売り飛ばされてしまったけど…どうなるんでしょうか。

2008年8月20日水曜日

DIRT S2#2 「セレブ的処世術」

-あらすじー

同時に、大富豪のお騒がせセレブ嬢ミラン・カールトンが飲酒運転の疑いで高速道路を逆走しようとして警察に制止されるニュースが飛び込んできます。
今回はムショ送りが免れないとの報道でしたがルーシーは億万長者のやることだから必ず仮釈放になって出てくるとにらんでいました。

女子刑務所に収監された彼女のスクープをとるために、ルーシーは特別扱いされている彼女の待遇をわざと刑務所広報に確認。大衆の批判を恐れた刑務所側は思惑通りミランを一般房に移送しようとしたところをドンが屋上から撮影に成功します。

夜遅く、ミランは健康上の理由という名目で刑務所を仮釈放。ミラン本人がルーシーに電話をしてきて、釈放に至った真相を話したいから家に来てほしいと言います。豪邸に向かったルーシー、ミランが妊娠していることを告白されますが、同時に彼女が自問自答し作成した原稿を渡されます。

大人気コメディ「アンクルジミー」の娘を怒鳴りつける留守電メッセージがウェブで投稿されてきます。元妻と娘の親権争いで裁判中とのことで、送り主が元妻だという可能性が大きいようです。

ユーチューブではジミーが酔っ払って床の食べ物を犬のように漁る映像が流されていましたが、元妻からは自分ではないとのコメントを得たウィラ。真相をつかむため、女学生に扮して学校に通う娘に近づきます。しかし娘の友達に即効で見破られてしまいました。しかし、彼女からビデオは父親のジミーを脅すために撮ったとの情報を得ます。

撮ったビデオカメラから消去された映像を再生してみると、ジミーの映像はただふざけていたのを酔っ払ったかのように編集したものでした。結局リークの犯人は娘でしたが、野心家な彼女は父親を蹴落としてでものし上がろうとしているようで、コメディのエピソードを脚本したり、新企画の番組を売り込んだりしているとのこと。

ジミーを自宅に呼んで真相を話すルーシーに、ジミーは反論せず、娘にとっては悪い父親だったという自分への反省を口にします。娘の将来を優先しようとするジミーに、ルーシーは取引を提案します。

ジミーの番組にゲスト出演したミランに、危機管理専門家を紹介してほしいと電話しろというのだ。
ディロンフローリーという広報マネージャだと聞きつけたルーシーは、ドンに忍び込ませてカメラのテープを仕込み、ミランが彼の指導のもとマスコミにどう受け答えするか練習する映像を入手します。

窮地に立たされたミランは中東で慈善活動すると発言。しかしビーチでトップレスになるわ、コカイン所持で逮捕されるわで、底なしのお騒がせぶりを発揮。戒律に厳しい国で死刑になるとの報道だったが、結局親の財政力で公開鞭打ちの刑になっていました。


-感想-
評価:★★☆☆☆(2/5)

ホシ2つももったいないくらいの内容でしたが、結局セレブ的処世術とは、カネの力で何でも許されるっていうことなんですね。なんとなくパリスの収監事件のパクリのような感じですが、そういうところにこのドラマの脚本のちょっとチャちさ(みすぼらしさ)を感じます。

ホルトも危機管理専門家からマスコミ対応の手ほどきを受けようとしていましたが、結局自ら拒否ってました。その映像を自宅で観ていたルーシーは、ホルトにまだ気がある様子でしたね。

どうも納得できないのが、ジュリアを裏切ったのはルーシーというよりも、ホルトなんでしょ?自分ならルーシーに対するよりもホルトに対する憎しみの方がより大きいんじゃないかって思ってしまうんだけど。
にしてもジュリアのあんな最後は嫌でした。あれで最後?ちょっと酷いです。

DR.HOUSE S3 # 12  「同室のよしみ」

-あらすじー

外来診察がどうもかったるいハウスは、あの手この手で患者を帰らせようとしたり、トンズラして公園でサボったりしています。
その中で、ハウスはSTDかどうかを診察に来た若い女性を診ます。彼女の結果は陽性。実は彼女はレイプされたのだと告白します。

カウンセリングの為に精神科医にまわそうとしたハウスですが、患者はハウスにそのまま主治医でいてほしいと願い出ます。患者のメンタルケアには全くの無頓着なハウスは、どうしたものかと困り果てますが…。三人のスタッフにアドバイスを受けたり、作り話を身の上話のように語るも、彼女の心を開くことができません。

何度もあきらめようとするハウスでしたが、「誰と同室になるかによって人の人生は決まるんだ」という彼女の言葉から、彼女を見捨てられずにいました。後に彼女がレイプによって妊娠してる事実が分かり、産む産まないで話は複雑に…。

ハウスは彼女を散歩に連れ出します。彼女に、あなたの悲しみを感じたと言われたハウスは、身の上話が、祖母ではなく、実父との関係だったという事実を語ります。それを聞いて彼女は事件に至った経緯を話し始めました。

一方のキャメロンはガン末期のホームレスのお爺さんを担当します。彼は治療を拒み、最期をみとってもらおうと病院にやってきたのでした。この手の話にどうも弱いキャメロンは、彼に同情するも彼の意に反して治療しようとします。しかし男は断固拒否し、「自分を覚えていて欲しい。これで何かが変わったんだと思われて死にたい。」と口にします。キャメロンは納得しない様子でしたが、彼の最期を看取ることになります。


-感想-
今回から自分の観た感想の評価を☆マーク5つで表現します。

★★★☆☆(3/5)

今回はいつものギリギリ救命シーンは無く、ハウスのメンタルな部分に触れるストーリで他の回と違った趣向でした。ハウスもやればできるじゃんって感じでしたが、実父との関係がどうもギクシャクしていたのはそういう訳だったんだという事実が発覚しました。詳しくは分からないけど、どういう風に厳格だったんでしょうかね…。期待に潰されてあんなひねくれた性格になったとか…。
「同室のよしみ」っていうタイトルがなんかいいです。確かにめぐり合う人によって人生は決定付けられるという考えは納得です。いい人に出会えるか出会えないかというのは大きいですからね。

キャメロンにどんぴしゃともいえるべき患者がやってきました。彼がどういう事を訴えたかったのかがイマイチ感じ取れませんでしたが、手の施しようがなくなった患者に対する彼女独特の思いというか愛情を改めてかんじるシーンでした。

2008年8月19日火曜日

DIRT S2#1 「ノーマルな世界」

お盆休みは登山&帰省でドラマ感想はほったらかしでしたがまたまた再開します。

ルーシーがジュリアに襲われた直後からの続き。ルーシーを刺したジュリアはルーシー邸から逃亡。外に飛び出したジュリアは走ってきた車に轢かれて即死。その車には…なんとルーシーの弟レオの姿が…(なんで?どうして?逮捕されたんじゃなかったの?)

一命を取り留めたルーシーは、動物セラピストと称して病室に侵入してきた他社の新米記者ファーバーをDIRTに雇い込めます。自分が居ない間の編集部の仕事ぶりが気に食わないルーシーは怪我の治療も早々に退院。編集部に帰還してきます。

編集部に発破をかけるルーシー、一つのネタを手にします。それは元ストリッパーのマルティナ・リンに関する記事。彼女は年老いた石油王と結婚後、旦那がロシアマフィアに毒殺されたことで莫大な遺産を手にします。その後弁護士のキース・ストラウブが彼女に付き、マルティナはキースの子を妊娠。その後の展開を独占スクープにしようと、ルーシーはウィラに彼女と直接対話を指示します。

ウィラはマルティナのところに取材に行きますが、弁護士のキースから妊娠の子供の写真の独占権は75万ドルが相場だと言われます。

ドンが通院しているクリニックに迎えに来たルーシーは、シャーリー・ケイツが怒鳴りながら出てくる場面に出くわします。またとないチャンスとばかりにルーシーはドンを乗せて、彼女の車を猛スピードで追いかけます。その無謀さにビビってしまうドン。先回りして彼女の車のまん前をふさいだルーシー。ドンはシャーリーのどアップ写真を撮影することに成功しましたが、ルーシーは傷口が開いてしまい…。

病院で応急処置をしてもらうルーシー。看護師の女性がルーシーに、マルティナの息子チャドが麻薬の過剰摂取で意識不明とリークしてきました。
一方のウィラはチャドから「真相をすべて話す」との留守伝を受けていました。それにチャドは過剰摂取をするほど麻薬に溺れていないこともわかっていたので、どうやら誰かの計画が企てられているようです。

翌日マルティナが出産。ルーシーはリークしてきた看護師に子供のDNAをとるための材料を集めさせるようウィラに指示します。

ルーシーからシャーリーの件を調べるよう指示されていたファーバーは、シャーリーが追いかけていた女性が皮膚科勤務のシャーリーの母親であることを突き止めますが、なぜ口論となっていたのか理由がつかみきれません。
そこで人物調査にたける人材紹介の会社に調査を依頼。母親は盗んだ処方箋を売って勤め先の薬局をクビになりかけた経歴があることが判明し、シャーリーにクスリを売っていた事実が浮かび上がりました。


マルティナとキースのもとに交渉に来たルーシーは、チャドを殺す計画だったのだろうと二人に迫ります。とぼける二人に、チャドの声を編集して真相を打ち明けたかに見せかけた偽テープを流して二人を揺さぶります。それでも牙城を崩さないキースに、彼女が生んだ娘はあのたの子供ではないと駄目押し。キースは騙されていたことを悟り、去っていきます。

キースは共犯だから口を割らないし、チャドは麻薬と犯罪暦から証人になれないと豪語するマルティナ。ルーシーはわたしは検事じゃないと言い切り、今回のことを記事にすると断言します。


シャーリーがルーシーのところに怒鳴り込んできますが、ルーシーは記事にしないと言います。その代わりに専属カメラマンとしてドンを付かせることを交渉します。
記事にならないことがあらかじめだったことにショックを受けるファーバー。芸能雑誌の記者としての決心がまだつかないでいるようです。



-感想-

ジュリアを轢き殺し、逃走中のレオはいったいどうなったの? 謎です…。

マルティナはアンナ・ニコル・スミスをモチーフにしたんでしょうか。アンナ自身も不可思議な死に方をしましたが、何億ドルもの想像できないお金が絡むと、殺人も平気で出来てしまう人の欲望って恐ろしいですね。

オケツを出して注射されるドンの姿はかわいかったんですが、そのときにドンの顔の前にあった人形のかたちが面白くて笑ってしまいました。股間から天狗の鼻みたいなのがヌオーって出てて。

しかしルーシーの車、派手すぎます。自分も芸能人気取りなんでしょうか。ライバルのティナ(ジェニファアニストン)ってあそこまでやらなくてもソコソコやってるんでしょ? なんか頑張りすぎって、かえってひいてしまいます…。

2008年8月7日木曜日

DR. HOUSE S3 #11 「リハビリ」

過去に火傷と負い、皮膚移植をした消防士が今回の患者さん。体温が激しく変動しているようです。

ハウスは罪状認否で無罪を主張し、公判決定まで落ち着かない様子、しかしキャメロンが食い下がり、仕方なく診察。MRSAの疑いありなのでまずは採血して血液培養をすることに。その時点で患者が視界が青くなると訴えます。
ハウスから指示を受けたキャメロンが患者の腕から投薬しかけると、アレルギー反応を起こして錯乱し、キャメロンの首を締め付けます。鎮静剤を投与してキャメロンは無事でした。

トリッターと示談しろとキレるカディに従い、ハウスはトリッターのもとに。素直に謝罪します。
しかし、トリッターはそれを受け止めるも、告訴は取り下げない様子です。

ハウスはリハビリを決意しました。自分から入所を決意したハウスに、カディとウィルソンは驚きますが、イマイチまだ信じられない様子です。

ハウス抜きで患者の治療方法を模索する三人。ポケベルが鳴り、駆けつけると患者は心臓発作に見舞われています。発作の原因が分からず、三人はリハビリ中のハウスに意見を聞きに行きます。

環境が要因だと指摘するハウスに、発作が起きる時の共通点として、見舞いに来る同僚の女性が浮かび上がります。そこで、彼女を患者の病室に呼んでみると、予想通りに発作が始まりました。

そこでキャメロンは、女性を検査することにします。女性から、彼女を守ろうとして火傷を負ったという話を聞いたキャメロンは、患者がその女性に恋心を抱いているのだと察し、患者に尋ねます。
すると、彼は彼女を愛しているのは同じ職場の兄で彼らは婚約していると告白します。

失恋症候群(って病気なの?)だというキャメロン。恋人を近づけると発作が起きるし、遠ざけると一生会えないと思い込んでさら発作を起こすという。抗うつ剤や精神科に頼ることが困難だと判断したハウスは、彼の脳から彼女の記憶を消すという大胆な発想を思いつきます。

カディがその治療を許可し、キャメロンが患者に説明します。経験に基づく以外の記憶がとんでしまうため、患者はナーバスになります。そんな彼に、記憶をなくすことに抵抗はないのか、彼女にホントの気持ちを伝えるべきだと主張するキャメロン。

手術後、確認のために兄とその女性が彼のところに訪れるも、彼は「記憶がない」とのこと。どうやら手術が成功したようです。とはいうものの、意図的に過去の記憶を全て消したんで、失われたものの大きさに、兄と彼女は複雑な心境です。

患者の様子を見つめる女性にキャメロンが声をかけますが、彼女の口から衝撃的な言葉が…。なんと彼の兄とは結婚の予定どころか付き合ってもないとの事。愕然とさせられるキャメロン。


トリッターの証言中、ハウスの携帯電話が鳴ります。裁判官がハウスを注意するも、ハウスは治療優先だとして勝手に法廷から出て行ってしまいます。
病院に着いたハウスは、女性特有の更年期障害に酷似する症状に注目し、脳幹部のCTを指示。髄膜種が血管につながる神経を圧迫、神経が椎骨動脈付近にあるため、記憶障害(つまり兄の彼女を愛してしまったという事実無根な思い込み)を発生させたんだと結論付けました。

患者の病原を突き止め、解決したハウスは裁判に戻ってきます。カディが証言台に立ち、ハウスがウィルソンの患者の処方薬を偽って横領した件について、彼が手にしたのは薬ではないという新事実(…カディが偽証罪で捕まるのかとヒヤヒヤした…)を告白。トリッターの訴えは証拠不十分となり却下。ハウスは薬の件では無罪放免に。しかし、裁判の進行を妨げたとして法廷侮辱罪により、一日独房で過ごすことに。

ハウスを呼び止めるトリッター。「頑張れよ、期待してる」という言葉を残して去っていきましたが…こんなあっさりな最後で終わるんでしょうか…。




-感想-

…何とも理解しがたい症状と治療法です。

自分なら、兄貴に正直に話して、婚約破棄してもらうのにな。「エイミーと結婚しないと自分は死んでしまうんだ」って言えば、どんなカタブツな人間でも譲ってくれそうな気がするけど。
たとえ手術しても、兄貴の嫁さんならしょちゅう会うことになるわけだし、そのうちまた好きになってしまうかも。だから、あんな治療法で解決になるんかしら?って思ってしまいました。

それに、最も「おかしいじゃん!」て思ったのが、彼の兄と彼女に、あの治療をなぜしなければいけなかったのかをちゃんと説明していなかったこと。つまり、二人の婚約が原因で発作が起きているという事をインフォームドコンセントしとくんが常識だろ!!ってつっ込んでしまいました。そうすりゃあんなデカい勘違いなんて起きなかったんだし。

患者が「はやとちり」で治療したことを知ったらかなり賠償責任を問われそうな話です。何も知らされてない患者に、「やり直すのよ!」って言ってたキャメロンでしたが…「あんたこそやり直すべきじゃない?」って感じでした。

カディは…いいんでしょうか。つまり、カディの証言が嘘であることを立証することができない為に、それを利用してカディが芝居打ったんでしょうね。裁判官も「お見通し」的な判決のお言葉でした。

2008年8月3日日曜日

DIRT S1 #13 「報い」

ルーシーが、ベッドに自分の写真を切り取って貼り付けたダートナウの雑誌を発見し、警備のサイレンを鳴らします。

ファッションショーに出かけたルーシーは、モデルが鼻から血を出して倒れる場面に遭遇。ネタをつかみます。

ウィラは自分に対するルーシーの冷淡な態度への腹いせにライバルのティナ・ハロッドがルーシーの後釜を狙っているとのデマを「ブロガー」にリーク。

ドンはルーシーを殺せとせまってくる霊の妄想が酷くなり、独り砂漠の中を車で迷走。幻覚なのか現実なのか、殺しに使うナイフをネイティブアメリカン?系の男に手渡され、妄想と正気の狭間で砂漠を独りで彷徨います。妄想で自殺しようとしてたところにルーシーが捜索で手配したヘリがドンを発見。病院に送ります。


ショーの最中に死亡したモデルに抗肥満薬を仕入れてのはデザイナーだと突き止めたウィラは、彼女をファッション業界の情報源にしようと交渉。


ホルトは、自分のセックステープをネットに流したジュリアを許せず、彼女を捨ててしまう。トークショーで弁明しようとしますが、観衆の冷たい視線や攻撃的な司会者の質問攻めにあい、逆効果。


ジュリアと別れたホルトの独占記事を直接ホルトに頼み込むルーシーでありましたが、フリーになったホルトとついいちゃついてしまいます。その背後にパパラッチのカメラが。
気づいておお慌てて車を飛ばすルーシー達ですがパパラッチも執拗に追っかけてきて街中をカーチェイス。どうにかパパラッチをまいたルーシーはホルトを下ろしたところで、警備からストーカーが逮捕されたとの電話を受ける。


帰宅すると逮捕されていたのはドンではなく、弟のレオ。ジャックドーソンとの一件が尾を引いていたんですね。実の弟が姉に復讐という惨い結末でした。


ティナはブロガーのデマをもとにして、好条件で契約更新。後釜狙いではなかったことでホッとするルーシー。彼女は渦中のジュリアをネタに使う予定でいました。ティナにホルトとルーシーの関係を示す写真を突きつけられたジュリアは、信じていたホルトの裏切りにショックを受けます。


弟の荷物を自分の家から出すルーシー。部屋に戻るとどこから侵入したのかジュリアがいます。ナイフでルーシーに襲い掛かるジュリア。格闘後、命からがら血だらけで家を出たルーシーが真っ先に電話したのが入院中のドン。自分が瀕死の状態になってもそれをネタにしようとするルーシーの”職人根性”を見せ付けられたシーズン最終話でした。

来週から引き続きシーズン2に突入です。




-感想-

ドンの妄想はホント理解できません。前半結構時間を食ってたけど、自分的には訳が判らずイマイチでした。海外ドラマ(特にアメリカ)ってホントに妄想とか想像、白昼夢的なシーンをよく扱いますが、これってやっぱりハッパとかやってハイになる習慣?があるからなんでしょうか…。日本のドラマじゃ滅多に妄想シーンって観られないような気がするんですけど。


しかし街中をあんなカーチェイスして警察に捕まらないの?たかがゴシップなのに、双方とも命知らずですね。

ストーカーの犯人はドンと思いきや弟のレオ。なんとなくへんなタイミングに帰ってくるなって思ってたんですけど、帰ってくる前からストーカー騒ぎは起きてましたから自分はノーマークでした。


ジュリアとの格闘後、電話したのがドン。何でよ!って一瞬思ったんですが、自分の事を記事にするためだったんですね。すごい根性…。
ジュリアは死んじゃったのか?暴力や立てこもりなど事件沙汰を伴うスキャンダル続きの雑誌社ですが、今後どう展開していくんでしょうか…。残念ながらシーズン2で打ち切りになってしまったけど、ルーシーの父親の件がうやむやで解決してないので、その辺を注目して引き続き観ていきたいです。

アメージング・レース S6 最終回

中国西安→ホノルル;分かれ道:同じ柄のシャツ選びORカヌー→カマカエアー;ロードブロック:スカイダイビング→シカゴ:ウォータータワー→ピザレストラン→ピントンパーク最終ゴール

優勝:フレディ&ケンドラ
2位:クリス&ジョン
3位:レベッカ&アダム


-感想-

意外…正直あんまり優勝の気配がしなかったフレディとケンドラが優勝でした。
二人とも言動にイラつくことがあったのであまり好きじゃなかったのでなんかすっきりしない展開。踏み切りで待たされていたクリスとジョンの方が清々しい気持ちにさせられました。
できればレベッカとアダムに追いついて欲しかったけど、彼らの関係の行方もはっきりしないまま終わっていきました。

ホノルル→シカゴで選んだ航空会社が明暗を分けた感じでした。クリス達が空港着いたのが早かったし、アメリカン航空のカウンターだったけど航空会社は選ばず一番早い便を!って言ってたのに早くなかったから…運が悪かったです。

レベッカ&アダムはスタート時点で6時間も差があったら飛行機がよほどマイナーな路線じゃない限り追いつくのは無理ですね。毎回アメージングレースのラストでは感動の嵐になるんですけど、今回はすごいあっさりした終わり方でした。

DR.HOUSE S3 #10 「取引」

先週見逃してしまったけど、今週はなんとか…、でも感想を書く時間が無くてようやくです。


トリッタとウィルソンはハウスの件で取引を相談し、ハウスにリハビリ施設に入所することを提案しますが、ハウスは断固拒否。(…トリッタに盾突いてる状況じゃないと思うけど。)


カディに処方してもらおうと頼みに入った際、彼女が診察していた低身長症の女性アビゲイルが今回の患者。気胸と貧血の症状の原因を探ります。

ハウスは肝臓に問題があると指摘しますが、カディが出てきてハウスを取引に応じるように勧告、彼をチームから外します。カディの下でスタッフは肺のMRIをとることになりましたが、検査中にアビゲイルが吐血。ハウスの感がどうも正しいようです。


ハウス抜きでのミーティングですが、フォアマンは肝生検、チェイスは家宅捜索を担当しますが、キャメロンはウィルソンの意見に反発。トリッタになびいたウィルソンに一言ありそうな様子です。

カディのデスクの引き出しからバイコディンを盗もうとするハウス。意見を聞きにやってきたフォアマンに、アドバイスのかわりに引き出しの鍵を開ける取引をします。前科ありのフォアマンは簡単にあけますが、残念ながらお目当ての薬は入っていませんでした。

ハウスのアドバイスどおり、すい臓を検査したフォアマンに対し、カディとウィルソンはハウスの意見を鵜呑みにするなと注意します。ハウスとの関りを絶たれた状態で、スタッフはますます仕事がやりにくくなります。

町のクリニックに仮病を使って薬を処方してもらおうと企むハウスですが、バイコディンは初診の患者には処方しない規則になっている事にブチ切れ、医師であることもバレてしまって、計画は大失敗。

肝臓の再検査をしようとしたところで、アビゲイルの意識がなくなります。あまい臭いで糖尿病による昏睡状態だと察したフォアマン。ハウスのアドバイスが正しかったことを悟ります。
カディが自宅にいるハウスに意見を求めに訪ねますが、ハウスは徐々に禁断症状が出てる様子で、薬を処方しない限り診ないと頑なに拒否します。

アビゲイルの症状は全身に広がっていきますが、ミーティングでも主だった解決法が見当たりません。とりあえず腰椎穿刺と抗体検査で状況をうかがうことにします。

ハウスを尋ねるキャメロン。自分で腕を切って脳内麻薬の分泌で痛みを和らげているハウスにキャメロンは同情はするものの、薬を渡すことは拒否します。
今回はカディも本気だと告げられたハウスは、患者の考察をキャメロンに語りだします。病歴の中耳炎が引き金となって症状がでたためだとし、スチル病のためステロイドを投与をしろとアドバイス。

病院に来たハウスは、ウィルソンに吐き気を抑える為にメトクロプラミドを処方してと頼みますが、それも拒否されてしまいます。
ハウスは唯一の親友であったウィルソンの意思の固さを思い知らされるハメに。

頼みの綱が全て断たれたハウスは、遂に医師としてやってはいけない行動にでてしまいます。ウィルソンの患者であるガンで死亡した男性の薬を盗んでしまいますが、ウィルソンはそれをお見通し。ハウスから薬を取り上げます。

アビゲイルの方は、ハウスの意見からスチル病の治療をはじめたことで状況はよくなります。
ウィルソンは苦しい立場に追い込まれ、それでもまだ何とかハウスの状況がよくなるようにと、トリッタを説得しようとするも、逆に証言拒否するなら召喚し、捜査妨害で起訴すると脅される始末。

ボロボロになっていくハウス。例のウィルソンの死亡した患者の薬を薬剤師を騙して入手します。

よくなったと思われたアビゲイルが耳と口から出血。スタッフの意見は堂々巡りで埒が明きません。仕方なくカディはバイコディンを持って、食堂にいるハウスに意見を聞きにきましたが、ハウスの禁断症状は治まっていました。薬を飲んだことにカディは呆れます。

ひらめいたハウスは脚のレントゲンをとり、低身長症が遺伝じゃない可能性を示唆し、成長ホルモンの欠乏症だと推測。結局、ウィルソンが主張していたガンの症状とキャメロンが主張する自己免疫疾患が組み合わさった症状が出るランゲルハンス細胞組織球症(すごい長い病名)だと断言します。

ハウスは、低身長症が遺伝ではなく治療可能だとアビゲイルに説明しますが、アビゲイルは個性を主張して治療を拒否します。ハウスは母親に彼女の人生を考えるようにと忠告し、母親が説得、アビゲイルは治療に同意しました。

イブの夜帰宅して母親に電話するハウスでしたが、ウィルソンが訪ねてきたときには薬の取りすぎで床にぶっ倒れていました。
薬の殻のケースを診て自分の患者から盗んだものだったと知るウィルソン。今度こそ完全にハウスを見離して出て行きました。
ハウスは意を決して取引に応じるため、トリッタのもとを訪ねますが…時既に遅し、薬を盗んだ事が知られていて、刑務所行きが決定になったと告げられてしまいました。

-感想-

ハウス…酷くなる一方でした。お菓子食べるみたいにしょっちゅう薬かじってたから、絶たれると相当キツイんでしょうね。バイコディンってSFUのサラがベティーナに看病してもらってたときにハマッてた薬でした。最近朝のキャッチアップを観て思い出しました。ベティーナがストレスを紛らわすためにサラの薬を飲んでたのが笑えました。

「僕は捕まる方が多くの命を救える」って言ったウィルソンの言葉が感慨深くて、なんともいいセリフでした。末期ガン患者に死を宣告することが多い仕事に対する彼の心の内と、ハウスへの絶対的愛情を垣間見るセリフだと思いました。ウィルソンってハウスが絶好調のころはうっとおしいだけの存在に思えていたんですが…今回は違いました。

それにしても、ハウスがいないとどうにもならないのでしょうかね。カディやウィルソン、それに三人のスタッフも超一流なはずなのに。たった一人ハウスがいなくなっただけで、診療に不安をおぼえてしまう病院の体制も問題ありなんじゃない?って思ってしまいました。

トリッタがここまでの威力を発揮するとは…。実刑ならドラマ自体ジ・エンドになるからそれはありえないと思うんですが、ハウスの行く末がどんな展開になるのか楽しみです。



2008年7月28日月曜日

DIRT S1 #12 「ビデオ流出」

ジュリアがネットで自分のセックステープが流されているのを発見。パニック状態になります。
ネット流出でマスコミが大騒ぎするなか、セックスの相手である渦中のジョニーがDritNowの編集長ルーシースピラーが犯人だとほのめかす発言をしたため、マスコミの矛先がルーシーに向けられます。

一方のジュリアには、レイプ被害者支援団体からのサポートや、トークショーへの出演など、同情をかって仕事が舞い込んできます。それに調子付いて、ジョニーとルーシーを告訴、裁判で得る賠償金を全て支援団体に寄付すると宣言し、観衆を見方につけます。

ネット流出の犯人扱いされるルーシーはなんとしてもビデオを流出させた真犯人を突き止めようとウィラに命令します。匿名の投稿が行われた公衆電話で使われたプリペイドカードの買い手を尽きとめます。

マスコミへの不用意な発言から墓穴を掘って告訴されたジョニーがルーシーに泣きついてきます。ルーシーはジョニーが売れない時代に男娼をしていたこを持出し、首根っこをつかまれたジョニーはルーシーの指示通り、マスコミに対して自分の発言は事実無根だったとルーシーへの謝罪を表明。おまけに自分から男娼をしていたことを暴露してしまう…。

ルーシーは編集部にジュリアを呼びます。ホルトはルーシーとの関係がバレてしまう事を恐れ、にジュリアが近づく事に気が気でありません。ジュリアを呼んだルーシーは、例のプリペイドカードの購入者が映る防犯カメラを見せます。なんとそこに映っていたのはジュリア本人。自作自演で仕事を得ようとしたジュリアの策略だったのです…。

ルーシーに何でも従うと泣きつくジュリアでしたが、今回のルーシーは冷酷にも事実を最新号にすべて暴露。壊れてしまうジュリア。状況が理解できず、訳が分からないホルト。二人の関係はどうなってしまうんでしょうか…。

ホルトやジュリアのスクープ写真をルーシーに頼まれていたドンでしたが、ギャングに暴行されたマーキーの生霊が、ルーシーの写真をとるようにしつこくつきまといます。なぜマーキーがルーシーの写真を撮るように指示するのかは謎です。ひょっとしてルーシーのストーカーは…。


-感想-
ジュリアに同情します。芸能界は一旦堕ちてしまうと復活って難しいですからね…。ああいう手を使うしかなかった気持ちがかわいそうに思いました。ジュリアも女優としてのキャリアがあるから、いっそのこと引退で専業主婦ってわけにはやっぱりいかないんでしょうね…。

もしルーシーの盗撮の犯人がドンだったのなら…なんじゃそりゃみないな展開だから多分ありえないと思うけど。マーキーとドンのエピは…別になくてもって感じがしました。てっきり回復して登場してくると思ってたから、キラみたいに死んでしまう運命なのか…。

ルーシーがジュリアの暴露記事掲載に踏み切った事で、ホルトにまだ未練があるんじゃないかって…思ってしまいました。ジュリアにはやく消えて欲しいというか…。
来週はジェニファーアニストンが登場です。

2008年7月27日日曜日

アメージングレーズ S6 第13回

上海:→西安鼓楼→別れ道:自動車工場で車の塗装 繊維工場:布に印刷されている漢字探し→兵馬傭博物館→崋山北峰:ロードブロック:錠前を開ける→西安城壁中間ゴール

1位:クリス&ジョン
2位:フレディ&ケンドラ
3位:ヘイデン&アーロン(課題飛ばしでペナルティ)→脱落
4位:アダム&レベッカ


激しいレースでしたが、崋山での錠前が運命を分ける結果に。さすがにあの鍵の数はかなりヘタリます。あの景色の頂上で日が暮れて、ロープウェイの最終時間がせまってくるのは、なんとも嫌です。

今回は最後にハプニングが…。脱落したカップル、アーロンがヘイデンにプロポーズ。
ヘイデンは、神経質でやたらアーロンにイライラをぶちまけてたのであんまり好きではなかったんですが、レース中にアーロンが「カネより大事なものがある」といってたので、よく我慢できるよなって思ってたらプロポーズする決意だったんですね。すごくロマンチックでした。

上位3位が決定し、来週はシーズンファイナル。今週はかなり遅れてゴールしたけど、アダム&レベッカに是非頑張って欲しいな。

2008年7月26日土曜日

SIX FEET UNDER 最終回 「未来」


ブレンダはルースの付き添う中で、早産でしたがウィラを出産。ウィラは保育器に入れられ、ウィラに会えないブレンダはウィラについて悪い事しか言わないネイトの亡霊に悩まされます。しかし未熟児で産まれはしたものの、ウィラは順調に成長。

マーガレットがフィッシャー家にマヤを引き取りに来たため、ルースはいよいよ独りに。孤独と喪失感でルースは全く活力を失ってしまいます。

キースの忠告に従って、デービットは家を出て実家に帰ってきます。
キッチンの冷蔵庫の隙間にマヤが好きだったサルのぬいぐるみを見つけて大泣きするルース。デービットもクレアもルースの心の状態を心配しますが、どうすることもできません。
職もないクレアにはこの先何をしていいのか決められずにいました。クレアを励ましてくれるテッドとはそれなりに続いているようでしたが、まもなく誰の推薦かはわからないが、NYのフォトスタジオのアシスタントの募集の連絡がきます。

ウィラの退院祝いでブレンダの家を訪ねるクレア、テッド、ルース。クレアは久しぶりにビリーと再会。躊躇っていたルースもマヤにサルのぬいぐるみを渡したものの、マヤがチェノウィス家になじんでいく姿が耐えられません。
そのブレンダの家で、クレアはオリビエが仕事の推薦をしてくれたことを知り、クレアは感謝します。

ネイトが死んだことで、葬儀会館の株主、デービット、フェデリコ、ブレンダは、経営をどうするか、話し合います。
フェデリコは独立を考えているために、株を売却し、独立の資金を得たいのですが、一旦売却を考えたデービットは、やはり家業は捨てられないと、考え直します。フェデリコは資金調達ができなくなり、怒り出しますが、キースが貯金をはたいてフェデリコの株を買い、フィッシャー家に家族で引っ越すことを提案。

クレアには幸いにも就職決定の話がきますが、ルースが心配でNYの仕事を断ってここに残ると言い出しますが、ルースはそれは絶対許さないと、家を出て仕事にいくように説得します。

送迎会の前の日、クレアには就職先が買収されて内定取り消しの電話がきます。クレアはがっかりしますが、ネイトが出てきてそれでもNYに向かうべきとクレアに言い聞かせます。

翌日、ルースとデービット、キース達に別れを告げるクレア。
おNEWのECOカー(プリウス)に乗って旅立っていきました…。


-感想-

…いいラストでした。
クレアが最後をしめたのがよかった。
ルースは一旦は喪失感で動けない状態だったけど、最終的にウィラとマヤを生きがいにして、ブレンダや、サラ達、ジョージとうまく付き合っていく術を得ました。
ブレンダもルースとうまくやっていくことで、ネイトがいい旦那に変わっていましたね。
デービットもキースのバックアップが泣けました。まさかキースがフィッシャー家にとは思ってなかったし。

最後のシーン、未来の回想?がよかった。siaのbreath meが泣ける…。
デービットとキースが結婚したときの客席に番組EXプロデューサのアランプールを発見しました。クレアはやっぱテッドと一緒になるんですね。

SFUが終わって、すごく寂しくなります。自分はGAY&次男なので、デービットと自分を重ね合わせてみていました。正直かなり感情移入して観ていました。
ダレルとアンソニーのような子供と、頼りになるキースのような旦那がいるデービットはほんとに理想です。しかも、GAYって基本的に家族の事、伝統とか家業とかに興味なく、軽視しがち。なのに、それを大切に思える彼がすごいと思いました。最近のGAYにはこういう価値観を分かって欲しいと思っています。

このドラマを振り返ると、全体的な内容は悲劇的だし不幸の連続でした。しかし、そんな絶望的な状況で、家族の根底にある絶対的な親子愛、兄弟愛はフィッシャー家にはちゃんと存在してたし、それが傷ついた関係や、ダメになりかけた人間を修復するもとになってるんだなって感じました。

今の現実の社会では、一見問題なさそうな家族であっても、兄弟や親子で、かっとなってナイフで刺したり、バットで殴ったりする事件がある中、本来、自分の家族や、自分自身を支えるというか、救うことができるものって、いったいどういうものなんだろうと考えさせられました。
自分の知らなかった様々な人間の感情を疑似体験できたし、今まで大切なものだとは思っていたものの、あまり意識しなかった兄弟や親、自分の育った環境について目を向けるようになりました。

話を展開していくと、仕事とか勉強とか、そういうものは自分の理想に向かって自力で努力・忍耐することが大事なんだけど、本来は、家族とか育った環境のような、努力や忍耐とはまた別の、自分の人生に与えられたものの中にも、大切にすべき価値があるものが多いという事に気づかされた感じがします。

それに、「死」」を意識することで人生を意義あるものにするという感覚。今までは歳をとればそうなるだろうっていうか、全然そういう実感がわかなかったけど…

自分にとって人生の価値観を見直す機会を与えてくれた良いドラマでした。

2008年7月21日月曜日

DIRT S1#10 「ドンの信条」

お騒がせセレブ、パリス&二コールならぬルルとチューズデーが今回のゴシップターゲット。何でもルルと婚約しているアーティストのトミーがチューズデーと浮気しているというネタ。

ドンはチューズデーのスクープ写真を撮影中、二人のイカついゴロツキに乱暴され、カメラが盗まれてしまいます。ルーシーはドンに護身用のスタンガンを渡しますが、ドンは好奇心から自分に試し打ち(かなりのMじゃん…)。


ウィラはルーシーから「MTVのリアルワールド」のネット競売にかかっている小道具リストを調べる面倒な仕事を命ぜられます。ルーシーはウィラにエロ上司のバロウと関係をもち、一騒動起こした分の「お灸」を据えたかったよう。


ウィラをオフィスに呼びつけたバーロウ。下半身丸出しでウィラを誘いますが、ルーシーに自分を試されている最中、うつつをぬかしている場合ではないため、バーロウのもみ上げを理由に別れを切り出します。しかし剃れば解決と勘違いしたバーロウは、さっぱり顔でウィラに再アタックしますが…。


ホルトとジュリアはルーシーから奪ったセックスビデオを処分。ジュリアは役者復帰を試みますが、ガイリッチーの企画話も決裂。代わりにCSIで殺される役を進められ、激怒してクイン(ジュリアのプロモーターなのかマネージャなのか?)をクビに…。


ルルの写真を撮るドンの下に、一人の青年がやってきます。名前はマーキー。駆け出しのパパラッチでドンを尊敬しており、弟子になりたいと言い出しますが。ドンは不審がって相手にしません。
とそこへ、例のゴロツキが親分を連れて登場。ドンを自分達のビジネスに引き入れようとしますが、ドンはガンと抵抗。車をめちゃくちゃにされてしまいます。
その様子を携帯に取るマーキー。「警察に送信するぞ」と脅したところでギャングたちは退散します。


マーキーに編集部まで送ってもらったドンはルーシーにマーキーを紹介。ルーシーはドンの護衛もかねて、付き人としてマーキーを雇います。
ドンがマーキーを連れて、帰宅すると部屋の中がめちゃくちゃ。片付けの最中、ドンは継母が幼い弟に手をだそうとする幻覚をみて叫びだします。マーキーはドンの意外な一面を見てしまいます。


ルーシーはホルトに盗撮写真を見せて、ジュリアが絡んでるんじゃないかと問いますが、ホルトは折角築いた自分のキャリアをこんな写真の流出でダメにされてはかなわないと自分の心配ばかり。
それを見て「狙われているのは私なのよ」と怒りをあらわにするルーシー。写真の出所が一向につかめません…。


ドンがもらったギャングの名刺からルーシーはボスと取引します。ギャング側は確実にトミーとチューズデーのキスのアップ写真が手に入ると豪語します。
交渉中に怪しげなトランシーバーを受けていたことから、ルーシーはトミー側にギャングとの内通者がいるようだとドンに通告。ギャングの手下達を尾行するように指示します。

彼らのアジトの前で盗聴するドン達。なんと内通者は他でもないトミー自身でした。


ギャング達が仕組んだトミーとチューズデーのキスの現場に到着し、撮影ポイントで待つドンとマーキー。長時間の待機にしびれを切らしたマーキーがトランシーバを取りに車に戻ったところで、ギャングの手下に囲まれてしまいます。
同時にチューズデーとトミーが現れ、ドンは写真を撮るか、マーキーを助けるかでパニック状態。しかしスクープに人生を捧げてきたドンの魂が写真を撮ることを選びます。
ドンは慌ててマーキーのもとに駆けつけますが、マーキーはバットで殴打され、車のバッテリーから感電させられて意識不明の状態になっていました。

写真の締め切りがギリギリに迫っており、ルーシーから何度も携帯に催促がかかってきます。ドンは救急車を呼びはしたものの、倒れるマーキーをおいて編集部へ。

ウィラがルーシーの課題をしっかりこなし報告をしている最中、編集部じゅうのパソコンの画面にルーシーの自宅での盗撮写真が送られてきます。恐怖をつのらせるルーシーですが…一連の嫌がらせは、いったい誰の仕業なんでしょうか…。



-感想-

ルルって二コールリッチそのまんまじゃん…一瞬「え!本人?」って思うくらい似てました。チューズデー(水曜日?ってかなりふざけた名前に思えるんだけど…)ともに、セリフが全く無かったのが笑えました。

バロウは、演じてる役者が可哀想。あんなエピソードしかないんでしょうか…。

感電させられた彼は大丈夫なのか…、来週も出てくるんでしょうか。写真を撮ることを選んだドンに、どういう反応を示すのか知りたいです。

2008年7月20日日曜日

アメージングレース S6第12回

スリランカ:シーギリアロック→上海:豫園→浦東:銀城東路:ロードブロック;銀行タワーの窓拭き→外灘:人民英雄記念塔で太極拳の達人探し→江浦路:分かれ道;レンガ運びOR氷運び→和平飯店屋上南楼

1位:ヘイデン&アーロン
2位:フレディ&ケンドラ
3位:クリス&ジョン
4位:アダム&レベッカ
今回は脱落者なし


-感想-


レベルが高くなってきました。勝負の行方がほとんどタクシーの手配と速さしかないですね、課題自体は全チームが淡々とこなしていました。
40階建のビルの窓拭きや、300個のレンガ運びなんてかなりの重労働ですからね…。

それにしても、中国(上海)はやっぱり外国人となると言葉の壁からか、乗車拒否するタクシーが多いんですね。ジョンはいつになく怒っていましたね、結局お金を払わなかったんでしょうか…それってアリなんかな…。

アダム&レベッカが生き残ってくれてよかった。前々から思ってたけど、ヘイデンがいつもガミガミ言う割りに結果がよければ急にご機嫌になるパターンがちょっと鼻につきます。
あとフレディのほかのチームに対して馬鹿にする発言も。
来週はどのチームが脱落するんでしょうか…。

2008年7月19日土曜日

SIX FEET UNDER #62 「雑音」

今回の死人


ポール・ロナルド・ダンカン(22)イラク戦争で両足片腕を切断され、入院中に犬の安楽死用の薬を心臓に注射して自殺。


ネイトの死から6週間経っても、デービットとクレアは立ち直れない様子。特にクレアは自暴自棄になり派遣勤め先を辞職、暴れだすクレアをテッドが家まで送ります。


自殺した青年の葬式の段取りの為、遺族の母親と姉が来ますが、義足義手をつけて軍服を着せようとする母親に対し、青年の実情を隠そうとしてる母親が気に食わない姉との間で喧嘩になります。
姉の気持ちを察するデービット。


フェデリコはフィッシャー&ディアスの将来について話をしたいとデービットに言いますが、デービットにはまだその気持ちになれずにいます。と、そこへテッドに連れられてクレアが帰宅してきますが、遺族の車に「兵士に支援を」のステッカーを見たクレアが、アメリカのイラク侵攻に対する自論を遺族にぶちまけて、遺族を怒らせ大騒ぎになります。

ひと悶着の後、なおも経営について話し合う機会をいつにするのかと聞くフェデリコに、デービットはやけになって「全部あげるよ!」といって鍵を投げつけてしまいます。


マヤが中耳炎になり、ルースとジョージはマヤを病院に送ります。駆けつけたブレンダに、ルースはブレンダには出産と子育てがあるので、マヤと引き取りたいとブレンダに話します。
ブレンダはマヤを取られることに抵抗し、言い争いになるところでしたが、ルースは自分から身を引き、先に帰ってしまいます。
残されたブレンダに、ジョージは今のルースの心情を気遣って「今のルースにはマヤしかいない」と言います。そこにネイトも現れてブレンダにマイナス発言。(死んでからのネイトは全くブレンダに対して酷な事しか言わないので…ムッときます。)ブレンダはジョージにマヤを連れて帰ってもいいと言ってしまいますが…。


テッドはクレアに水を飲ませて落ち着かせようとしますが、彼女は今度はテッドに八つ当たり。
車のキーを返せといいますが、不安定な精神状態にあるクレアに車の運転はさせられないとテッドは渡そうとしません。
テッドに出て行くように吠えまくるクレアに、テッドはキーは明日返しに来るといって去りました。
しかし、クレアは引き出しから合鍵を見つけて、夜な夜なネイトのお墓に独りで向かいます。


ネイトと話するクレアですが、獣が出てきて怖くなり、急いで車で逃げ帰ろうとしますが、脇から急に鹿が飛び出してきて、車がひっくり返り…。

朝方クレアが帰宅してない事で、心配するルース。クレアは…無事でした。朝になって携帯でよんだ引き取りのレッカーがようやく到着。




ダレルとアンソニーを学校から連れ出して家で過ごそうとするデービットに、無理やり早退させられた二人は困惑します。
家でピザを作っている途中、ネイトが扮したジェイクの亡霊が家に乗り込んできて、ダレルをナイフで刺す幻覚をみるデービット。そのうちにピザが焦げてキッチンから煙が…。
子供たちには最近のデービットは異常としか思えません。
キースは落ち着くまでしばらく子供と離れた方がいいとアドバイスします。




フェデリコはデービットの携帯に仕事に来るよう留守電を入れますが、全然連絡が取れません。
どうにも一人では対応できなくなったので、バネッサに仕事を切上げて葬儀を手伝ってもらうよう懇願、バネッサはしっかり仕事をこなします。
その夜フェデリコは売りに出ていた葬儀屋を買い取って独立することを家族に話します。



マヤを取り戻そうと思い直したブレンダが、マヤを引き取りにフィッシャー家に迎えにきますが、マヤの荷物を用意していないルースとジョージ。
ルースはやはりマヤは自分達が育てた方がいいとブレンダに言いますが、ブレンダは警察を呼んででも連れてかえると強気に反発。
言い合いになるルースとブレンダでしたが、ブレンダがいきなり破水。混乱するブレンダをルースが病院に連れて行き、お産に立ち会います…。


-感想-





クレアの車の横転にはほんとに驚かされました。クレアも死ぬの?…そんなまさかと思ったけど、違ってホッとしました。にしても、ブレンダはともかく、クレアとデービットの自暴自棄ぶりには、「ネイトにそこまで思い入れてたなら、もっと生きてるときに…」って気持ちもちょっぴり感じました。確かに要所で兄弟愛を感じるシーンはありましたが…。

ネイトの発言は相変わらず納得いきません…皮肉とか嫌味を言うなら正直そんなに出てこなくてもいいのにって思います。ナサニエルの場合も大概嫌味を言ってたけど、ネイトは生きざまを観てきたから余計にそう思うのかしら…。

マギーは、やっぱりこの状況じゃ去るしかないでしょうね…。父親ジョージに対して思ってた感情がはじけていました。
シブリー家もジョージの離婚と再婚の繰返しで家族の愛情が欠けてたんだなって。今更それをぶつけるのもどうかと思うけど、ジョージの病気が無ければマギーも前の仕事を辞めてLAに来る必要が無かったんだから、ジョージにキレる気持ちは分かります。


フェデリコは完全に家族を取り戻しましたね、バネッサが喪服着て遺族と会話するシーンは新鮮でした。

ビリーがめちゃいい人間に成長してましたが、ブレンダがビリーと一線を越えそうになったのが夢でよかった。ブレンダはネイトの心無い発言と格闘しながら、だけど自分の力で強く生きようとするエネルギーは感じられました。

そして突然きてしまった出産。ルースが立ち会うという展開がまた泣ける…。

来週は拡大版の最終回。大切なものを失って、苦難を乗り越えたそれぞれの人間が、ひとつの家族としてまとまっていくことを期待したいです。

2008年7月16日水曜日

DR.HOUSE S3#8 「良心の痛み」


両親が亡くなってから、妹と弟の親代わりとしてゲームセンターで働く少年ジャック・ウォルターが嘔吐し倒れます。

当初はA型肝炎だと診断され、早々に退院する予定でしたが、A型肝炎の治療が始まると同時に別症状が突発し、血液凝固障害によって腕や鼻や耳から血が噴出します。


一方トリッターのウィルソンへの嫌がらせは尚も加速、今度は薬を処方する権利を停止させられ、ウィルソンは業務ができない状態に。ウィルソンの患者への薬の処方にはキャメロンが対応しますが、診察に同席するキャメロンをみた患者は、ウィルソンの診断を疑い始める始末。


患者に腰椎穿刺をするフォアマンでしたが、仰向けにさせようと患者の腰をひねると簡単に肋骨が折れてしまいます。どうやら骨にも病気が拡大しているようです。

検査の結果、骨髄炎、エイケネラ感染、ボツリヌスにも感染していることが判明、同時に三つの発病という展開にチームは困惑します。




感染症は投薬して治りますが、彼は数時間おきに原因不明の発作を起こします。ハウスはドラッグ常用者だったことに注目。 日々の過労から、エネルギー燃焼で溶け出した脂肪の中ドラッグの毒性成分が蓄積されていたのだと推測します。




汗をかかせてドラッグの毒性を検査するため、サウナに入れられる少年。三人のスタッフも汗まみれで頑張ります。やがて発作を起こして倒れますが、残念ながら彼の体からは毒物は検出されませんでした。




ウィルソンの処方箋がないために、鎮痛剤の減ってきたハウスは三人のスタッフに処方をお願いするも、ウィルソンのにのまえを恐れてか全員に拒否されます。どうにもならずにハウスはカディに陳情。




ハウスは脳のCTを指示。すると前回の検査ではなかった小さな腫瘍がいくつも発見されます。数の多さにショックを受けるスタッフ。放射線治療しかないと判断する三人ですが、ハウスは早々に判断する前に、まず脳に針を刺して、腫瘍か膿瘍かを検査するように指示します。




結果は膿瘍。ハウスは遺伝性の免疫疾患によるものだと考え、彼が何に感染しているのかを探るために彼の顔面に数種の混合されたウィルスをスプレー噴射(やられた方はかなりキツイ…)。やがて呼吸困難に陥ります。セラチア菌感染が認められた為に、彼は慢性肉芽種症だと分かりました。




骨髄移植が治療方法です。早速妹弟の血液検査をし、弟が適合しますが、少年は承諾なしに検査したことを批難。骨髄移植は受けないと言います。




フォアマンがハウスに説得を託しますが…ハウスは彼が手術を拒否するのは弟のためではなく、両親の死によって背負わされた父親という重荷を逃れる為の逃避だったことを正直に吐かせました。意外な告白にフォアマンはショックを受けます。哀しくも妹弟はソーシャルワーカにゆだねられることに…。




-感想-

先回に続いて、今回も遺伝的疾患による病気でした。そして苦い結末。泣ける話だと思いきや、予想外の告白に今回もやられました。

患者の彼は若くしてゲーセンのバイトで妹と弟を養っている設定でした。様々な検査を受けてたけど、高額な医療費はいったい誰が払うんでしょうか…というのが気になりました。あの様子じゃ何万ドルとかいうレベルだと思うけど。

ウィルソンが患者に薬を出せず、ついに業務上支障がでてきましたね。ウィルソンが狙われるのは想像できたんですが、ハウスももう少し気心をわかってあげないと。彼は自分の為に嘘をついてくれたんでしょうが…。
カディが処方してくれてラッキー!って場合じゃないですよね、今度はハウスのウィルソンに対する友情がどんなものか試される時です。

2008年7月14日月曜日

DIRT S1#9 「セックス特集号」

先週の衝撃騒動から一体何なんでしょうこのタイトル…。


ルーシーはストーカ(結局サミーだった)を調査追跡していた警備の男から、カウンセラーを勧められます。そして事件で落ち込む編集部を元気付けるために、「SEXXX」特集を提案。みんなのスケベ心に火がついて次から次へと企画が出てきます。


バロウ&ウィラはバーでゲットした女と3P。ですが、その女はリアリティ番組などに出演するおバカタレント:レベッカバンハートの妹ドーニーで、その父親でマネージャのジミーレイバンハートと共に、翌日編集部のバロウのもとにタカりにやってきます。
芸能界デビューさせようとしていた17歳のドーニーをキズモノにしたと言うのです。彼らの要求は未成年との性交渉の罪でバロウを刑務所送りにすることと、ドーニーの3号分の表紙。


その件で、バロウ&ウィラに相談を受けたルーシー。二人が付き合っていたことにも呆れますが、そんな要求はのめないので、マネージャのジミーやその近辺の情報を片っ端から集め、取引で示談させるようルーシーは指示します。


ウィラはレベッカが初めに歌手デビューしたプロダクションの関係者にアプローチ。ジミーレイはアラバマの田舎で信仰宗教をしていて、娘のレベッカを芸能界入りさせよという神のお告げを受け、マネージャとなり、娘を一年でカバーガールにしたとの事。


ルーシーはウィラのその情報から、デビュー前の無名のレベッカが雑誌「ダイジェスト」の表紙を3号分飾ったことが今回の手口と同じだと気付き、ダイジェストの編集長でルーシーの元同僚のレイパターソンを呼びつけて裏を取ります。


ジミーレイとドーニーを編集部に呼んだルーシーは強気にふっかけます。何も知らされていないバロウはヒヤヒヤ。
対決姿勢で彼らが去ろうとした時、ウィラがドーニーの19歳である出生証明書を差し出し形勢逆転。自分の刑務所行きがなくなってホッとするバロウ。
ルーシーはレベッカの今後のネタの全てを一番に教えるという条件で今回のことをチャラにします。



仕事で帰宅したルーシーは机の上にホルトとセックスしている盗撮写真が置いてあるのを発見。
ストーカがサミーではなく、まだどこかに潜んで狙われているという事実に震え上がります。
ドンに相談に行くルーシー。(ドンにはホルトとやってる事を知られてもいいみたいですね。)



ドンはセックス特集で、モトリークルーのメンバー全員と寝たと言われているポルノ女優兼実業家の富豪、キティライダーの写真を撮るためにポルノスタジオに赴きますが、キティは行方不明。彼女は欲望に渦巻く俗世間と縁を切り、メーガンという本名で仏教徒として改心していました。


ジュリアは自分がヤク中で堕落したしまった間、スターにのし上がっていったホルトとの心の隔たりを感じます。
ガルボのところに行くジュリア。シラフで告白されますが、ジュリアはきっぱりと断り、ヘロインを持ってその場を去ります。

まだ中毒に逆戻り?と思いきや、ジュリアはホルトの前にそれを差し出し、ジョニーとのセックスのことを正直に告白、ホルトへの愛を素直に伝えます。
ホルトはジュリアにテープを取り返すことを誓いますが、ルーシーとの浮気が本気になっている心情をジュリアに語ることはできませんでした。


編集部を訪れたホルトはルーシーにジュリアのビデオテープを渡して欲しいといいます。
ルーシーはあっさりとその要求に答えます。ホルトが本物かどうか、ねんを押すので、ルーシーはビデオを見せます。
それを観てる間にルーシーに欲情するホルト。激しいセックスの後、ソファに倒れこむルーシーに「テープの借りは返した」と言ってホルトは去っていきました。




-感想-

今回の話は、テキトーに見てたのでポルノ女優のキティとレベッカバンハートがゴッチャになって、どうも内容がつかめないなぁと録画を再度チェックすると、全くの別話だったんですね…。にしてもどっちの話もかなりくだらない内容でした。


ドンと付き合いはじめたアビーって女が、下品にもドンのバースデーケーキに生ケツで座りこんでてめちゃヒキました。
それにドンが若い継母にイジられてたなんて…。

最近思うのが、このドラマに出てくる俳優達のキャラって、どうもしゃーないのばっかリだな…って。ジョニーとかその連れのジョージマイケルのデキソコナイみたいなのとか…。もっとレベルの高いセレブは出てこないの?

先週悲運に射殺されたケニー。ドンの夢の中のポルノでかろうじて出演していました。

セックス特集というだけあって、セックスが多すぎてヒキました。コートニコックスのイメージが崩れて 嫌な感じです。ウィラも清純なイメージだったのに…。
ルーシーはそんなに男日照りなの?って思ってしまうくらいホルトにされるがままですね。

この先ジュリアがこの事実を知ることになったら…。

「豆知識」なんですが、この前、この番組を一緒にプロデュースしてたコートニーコックスの旦那さんのデービットアークエットが、パトリシアアークエットの弟だったって知りました。義理姉がアリソンデュポアなんですねぇ…。

2008年7月13日日曜日

アメージングレース S6 第11回

エチオピア:ラビエラ→アジスアベパ競技場でリレー→スリランカ:コロンボ→ゴール灯台→分かれ道:やしの木登りOR象とポロ→キャンディで仏派寺に供え物→ダンブッラ:シーギリアロック→ロードブロック:岩山から旗を見つけて中間ゴール


1位:クリス&ジョン
2位:ヘイデン&アーロン
3位:ケンドラ&フレディ
4位:アダム&レベッカ
5位:ローリー&ボロ(脱落)


-感想-

レースもいよいよ佳境に近づき、毎週なじみのチームが次々と脱落…。今回は残念です、ローリー&ボロでした。
レースも終盤なのにかなり僅差。だから最後の最後でクルーを読み忘れたボロが無念です…。
ゴールでもローリは怒っていたけど、ボロを死ぬほど愛してるって、泣ケル…。

アダム&レベッカが脱落だろうと思っていたので、危なっかしいけど、生き残って良かった。
クリスがボロを慰めていたのも良かったです。
ジョンは今回もオトコマエ。イチバンはプールから上がってきたとき…かなりイケていました。

2008年7月12日土曜日

SIX FEET UNDER #61 「一人」


しめやかに行われたネイトの葬儀。

普通のドラマなら悲しみを全面に展開していくところだけど、やはりフィッシャー家という特異な家族柄であって、埋葬まであくまで粛々と行われていました。

ネイトの遺体を見たとき、臓器や角膜の提供で、ほんとに「抜け殻」そのものでした。


自分の祖父母の葬式の時に病院から家に運ばれてきた遺体と同じ風に感じ、さすがにドラマであんなリアルに死を感じた遺体はないっていうくらい、生の気配をいっさい感じさせない遺体でした。


最近までネイトの事は好きでした。

それがブレンダの妊娠した胎児のいざこざあたりから、徐々に嫌いになり、そしてマギーに笑顔であんな死に方をしたネイトの事が、正直腹立たしくて仕方ないです。


なんか物語を無理に終わらせようとして、急に中心にいるネイトを消すことで全体に混乱を招いてから、それでも人生は続く、みんな頑張って行こうみたいな展開なんだろうなって、そういう筋書きの意図を感じて、特別に思っていたドラマだったからちょっと不愉快な気持ちでした。(それでも最期どうなるかは依然期待しています…。)





予想した通り悲しみのどん底のルース。でも可哀想だけど、自業自得としか言い様がないです…。


いつもながら感情を仕舞い込んで兄の葬儀の準備をするデービット。でもなんでまたこんなときに、誘拐犯を登場させる必要があるの? 全然ネイトの死と重なってこなかったんですけど…。S4の最終話で犯人に面会して解決したんと違ったんかい!って。


クレアも完全に脱力、何も手につかない状態でした。でも彼女も可哀想。今は真に心の支えになってくれる人間が周りにいません。ぱっとしないテッドくらいしか…。


それとブレンダ。埋葬でもルースは大泣きするマギーに寄り添って、ここでもまた重要な場面なのにブレンダが蚊帳の外にされていました。それでマヤに八つ当たりする展開、これも全然解せません。子供に当たるブレンダなんか自分の中じゃありえないです。なんでそういう方向にいっちゃうんだろう…。


フェデリコも会社の将来でパニック。だけど一応ちゃんとしていましたし、バネッサがしっかり導いていたのでこの夫婦は心配ないみたいです。






S5は全般的に、どうしてもブレンダの扱われ方が納得できないです。

今シーズンに入ってから、家事に子育てに頑張ってる半面、昔の彼女のスピリチュアルな部分が全然出てこないのにも疑問に思っていました。

最近じゃまるでリサみたいな、ネイトの頭痛の種的な扱われ方。


それにネイトに言いたいです。だいたい文句言う前に、家事の事、マヤの事でブレンダに一度でも感謝したことあるんか!って。




フェデリコやジョージが言うとおり、確かにネイトは人の気持ちを代弁して思いやりの言葉をかけてくれるいい面はありました。

だけどその一方で、自分の状態が悪くなると、全然周りの人間の気持ちが見えなくなって、傷つけてしまったり、自分に合わないものから逃げ出すことしか考えてなかったのも事実だと思います。


自分には、なんとなく今回の突然死も、追い込まれた現実に向き合う勇気がとうしても出ないくて、自分だけ楽になろうとした結果、命を奪われてしまったんだと思えます。


そりゃ、過去に耐え難い試練を受けてきた彼だけど、いつもネイトだけが独り苦しんでいるんじゃないはず。ブレンダとの結婚がもともと合わないと分かってて、その選択の間違いをブレンダだけに押し付けてるのが理解できません。




先週のネイトの手術を待っている時に、ブレンダとデイブが子供について話してました。その時のデイブが、ダレルとアンソニーの兄弟愛が泣かせる。あの子たちには自分達が必要なんだ。っていうセリフがホントにすごく感動しました。


それと同じ感情をどうしてネイトは産まれてくるウィラに持てないんでしょう。ブレンダがネイトに求めていた事は、すごく当たり前だと思うんですけど…。


それなのに、ブレンダの前に現れたネイトの亡霊が口にした、お前は俺の子を妊娠したかっただけだっていうのが、あまりにも無責任で冷酷です。ネイトってあんなひどい男だったんでしょうか?

歩み寄って、またやり直そうとして、集会で独り待ってたブレンダの気持ちにも、ネイトは一切触れていません。





亡霊としてブレンダの前に出てくるのなら、何よりもまず最初に守らなければいけない家族をおいて自分が先立った事、そして、たとえそうなる運命だったにしても、マギーとの過ちに対してブレンダにちゃんと謝るべきでしょう。


死んだもの勝ちの論理みたいなのは間違ってる。ネイトは天国に行く前にたっぷりと後悔して現世を彷徨うベキだと思います。


最期にあんなことしときながら、今後ナサニエルのように平気で登場して来るなんてのは…ちょっと卑怯です。

2008年7月10日木曜日

DR.HOUSE S3#7 「目覚めた患者」

植物状態の患者とランチを楽しむハウス。ウィルソンがやってきます。ウィルソンの名前を使ってハウスが勝手に処方した薬について、トリッカー刑事に嘘の証言をした(というかさせられた)と、ウィルソンがハウスに怒りをぶちまけますが、ハウスはどうせで立証できないから大丈夫だとおかまいなし。

そこに植物状態の患者の息子がやってきます。ハウスは彼が以前人を避けられなかったことを見ていたので、視覚性運動盲だとにらんで室の明かりをチカチカさせて彼の反応を見ます。彼は引き攣って床に倒れました。必死で押さえ込むウィルソンに「ステキな家族だな!」とハウス。

息子であるカイルを入院させて検査をするチェイス&キャメロン。母親が死に、父親が植物人間となってからは、後見人の世話になっているとの事。それに彼のバックパックの中身はお酒のボトルがいっぱい。

ハウスによると、植物人間状態の父親ガブリエルは、自宅の家事で妻を助けに戻った後、仮死状態で発見されたとのこと。ハウスは息子については、父親との遺伝的疾患で思い当たるもの全てテストしろと三人に命令。しかし、まもなく彼は肝不全を起こし吐血し意識不明の状態に…。

遺伝性に拘るハウスは、理由を探るために植物人間のガブリエルを一時的に覚醒させるという突飛な行動にでようとします。慌ててカディが制止に来ますが、ハウスは薬を注射。すると彼がむくっと起き上がり、「ステーキが食いたい」と言います。

簡単なチェックをしますが、いたって健康状態な彼にハウスとカディは驚きます。覚えていることを彼に問うと、どうも10年前の火事から記憶が途絶えてしまっている様子。息子が入院し、危険な状態でいることを彼に伝えると、彼は自分の家系にも妻の家系にも、息子が起こしたてんかんを患う者はいなかったと答えます。

父親が息子に感心の持たないことをウィルソンに話すハウス。親子や仲間、友達なら本能的に守ろうとするのは当然だとウィルソンは言いますが、ハウスは何事も条件次第!とあっさり言い捨てます。

トリッター刑事が三人のスタッフを個別に尋問。しかし三人はとりあえずは、防衛線を張って、余計な事を言わないよう口ぶりをあわせて結束します。

ガブリエルは、期限付きで復活した状態で、病室にいるのはもったいないと着替えて出かけようとします。息子のことが心配にはならない様子で、あるイタリアンの店のサンドイッチを食いに行くと言い出します。ハウスはついていく事にしました。

ハウスはまたもやウィルソンに車とお金を借りることに。車をガブリエルが運転する事に仰天し断固反対のウィルソンは、心配のあまり、白衣のまんま自分もついていくことにします。

限られた時間を満喫しようとするガブリエルにハウスはカイルの病気の原因を探るためにあれこれ質問しますが、当てになる情報は得られません。
彼が経営していた工場がボートの製造だったことで、ボートの塗料に含まれる水銀がカイルの原因だと推測、さっそく病院にいるフォアマンに検査をするよう伝えます。
お店を発見できず、ハウス達は街中を彷徨います。質問されるのにウンザリしているガブリエルは、妻の家系に酔っ払いが多いことで、息子もその血を受け継いだんだと打ち明けますが、ウィルソンは彼が息子を嫌う理由がそれではないと分かっていました。苛立ち始めたガブリエルはカジノホテルに行くと言い出します。

その間病院ではどんどんカイルの状況が悪化。酸素飽和度が低下して心拍数が急降下、エピネフリンで何とか凌ぎます。

カジノホテルの部屋で、何とかガブリエルから情報を聞きだそうとするハウスに、ウィルソンが質問します。なぜ部下の名前ではなく、自分の名前を使って薬を処方したのか。それは、自分との友情を試したかったからじゃないのかと。
それに対してお得意の皮肉ジョークで答えるハウスにフォアマンから水銀のせんはシロだと結果報告。ハウスの表情がくもります…。いよいよ迫る状況に追い込まれたハウスはとにかく思い出せるだけのことをガブリエルに話させます。

サンドウィッチのデリバリーが見つかり、ガブリエルはご満悦、飲み物をくれとウィルソンに言って、ウィルソンがソーダの缶を投げますが、ガブリエルはその缶をつかむことができません。植物状態に戻るタイムリミットがガブリエルに迫っていることを悟る二人。

病気のことを告白する交換条件としてガブリエルは、ハウスに、人が嫌いなくせになぜ研究者にならず、人と接する医者を選んだのかと問いかけます。最初は茶化しますが、ウィルソンも興味津々という顔つきで、ハウスは真面目に答えます。

「14の時、父親の仕事で日本に行った。そこで一緒にロッククライミングをしていた友達が落ちて怪我をし、彼を病院へ運んだんだ。
容態の悪化に担当医は困り果てていたので、裏口にいた一人の掃除係の男を呼んだ。掃除係だとばかり思っていたその彼は、実は部落出身の医者だったんだ。
彼は孤独で、周りの環境に溶け込めずにいた。だけど彼は、自分の境遇を変えようとはしていなかった。病院のスタッフも彼を無視していたが、自分はその彼に助けを求めた。彼が正しいと思ったからだ。正しければ、他のどんな事も関係ない。皆が彼に従ったんだ…。」

ハウスは火事の時、何があったのかとガブリエルに問います。火事のとき、息子に暖炉でポップコーンを作らせていて、誤って引火し火事になったんだと答えると、ウィルソンがこの期に及んで妻の死の責任を息子になすりつけるのか?と言います。
ガブリエルは、そうじゃなく火事を防げなかった事、妻を死なせた自分の無力さを思い知らされたんだ、その上息子が死ぬのを見届ける事なんでできるか。よくもこんな時に覚醒させてくれたな!と、火事の事で息子に負い目を感じている本音をぶちまけました。

ハウスは、質問の答えから、妻の家系が酔っ払い家系ではなく、実はミトコンドリア病で、それがカイルにも遺伝していると導き出します。
心臓に疾患があり危険状態のカイルには、もう心臓を移植するしか延命する方法はありません。ガブリエルは息子を助けるため、移植を願い出ます。ハウスは、心臓の生体移植が可能かカディに電話するがカディの答えはもちろんNO。

術がなくなったガブリエルは意を固めます。ハウスは自殺補助で事件沙汰になりかねない為、ウィルソンにその場から外すように言います。そのことでハウスの友情を確かにするウィルソンは、部屋を出て行きます。
心臓の損症をできるだけ抑えるための自殺方法を説明するハウスに、ガブリエルは息子に残す最後の伝言について、君なら何て言って欲しいか?と問います。ハウスは「父親には、自分なら”お前は正しい”そういって欲しい」と答えます。

カジノにいた男にハウスの変装をさせて、ハウスのアリバイを工作するウィルソン。自殺しようとするガブリエルを残して、ハウスも部屋の外に出ます。ウィルソンが部屋に戻って来たとき、部屋の中で「ドン」と鈍い音が聞こえました。

移植が成功し、ハウスに父親の伝言を聞くカイル。ハウスは「お前は正しい」という伝言だったと彼に伝えます。
ウィルソンがATMでお金をおろせません。不思議に思って銀行に電話すると、トリッターが差し押さえたとの事。ついにウィルソンにトリッターの逆襲が及び始めました…。

-感想-

マンネリを感じ始めていたいつものパターンか…と思いきや、最後になって急な展開。最近自分の中で下降気味だったハウスでしたが、ドラマティックな結末に魅入ってしまいました。常識的にはやってはいけない行動ですが、だけど命の重要さが伝わってきたストーリだったと思います。

植物人間から一時的に生還したあの患者さん、「どっかで観たことあるなぁ…」と思いつつ、車での狡猾な口ぶりを観て「あぁそうだ!」と思い出しました。プラクティスで恋人を殺しておきながら、ボビーの弁護を拒否、自分で証人と弁護をした殺人鬼へリック役の人だった。口ぶりが今回の役柄と似ていたので、想い出せなくてウズウズしていました。

ウィルソンがいつもハウスの馬鹿にされて、それでも見捨てない態度にいい加減歯痒かったんですが、今回はさすがにウィルソンが最初から飛ばしてました。車を貸したところは「ん…なんで折れるわけ?」でしたけど、最後でハウスが見せ場を作って、それにウィルソンが答える。友情の深さを証明する内容でした。

助かった息子が…ちょっと可愛かった。OCのセスに似ていたけど、細くてか弱そうなところがなんか魅力的だった…。

執拗刑事トリッターが、ハウスの周りを攻撃し始めました。次は誰が狙われるんだろう…。

それと、ガブリエルへの、記憶している最後の出来事は何かという問いの中で、スターウォーズの新作映画にがっかりさせられたこととか…っていうハウスがすごく可笑しかった。アメリカのドラマってそういうところって結構平気なんですよねぇ。日本の場合、人の悪口はいってはダメ(もちろんのことですけど)っていうのが強すぎて、中傷されたとか何とかでチマチマと結構うるさいから、逆にまともなことしか言わないセリフになって全然おもしろくないんです。
ジョークで笑って済ませられるような そういうおおらかな気持ちもってほしいですね。そうするとセリフの幅が広がるし。

2008年7月7日月曜日

DIRT S1#8 「子役スターの悲劇」

ルーシーは、先の何者かによるストーカーの件で警備と調査を依頼。
そこに70万ドルをはたいて契約したデイナとジョーイ・ペレスの結婚式が突如キャンセルという知らせがきます。3号分の特集を組む予定でいたルーシーは、緊急会議を招集します。


ウィラは倉庫でブレントバロウとの情事。どうやらセックスの主導権はウィラにあるよう。バロウに大人のおもちゃ(たぶんブットプラグだと思うけど…バロウ恥ずかし過ぎ…)を仕込んでいるようです。


施設から帰宅したジュリアはホルトとまた元に戻ったかに思えましたが、ホルトがジュリアのビデオテープをなぜ知っているのか、ホルトが何かを隠していると察します。対するホルトはルーシーと肉体関係だけのつもりがいつぞや本気に変化。ジュリアとの久々のセックスも不発に終わります。


大慌てて緊急事態の収拾をはかるルーシー、中止に至った経緯探るようデイナ側、ジョーイ側の担当に指示します。そんな忙しい最中、かつて子役で一世を風靡し、転落の人生を歩んだサミー・ウィンターがしつこく電話を入れてきます。記事にならないので、まったく相手にしないルーシー。

俳優のジョニー・ゲイジがルーシーのところにやってきて、デイナのレズビアンの相手ホープが破局にからんでいるというネタを、自分の記事を載せるという交換条件で暴露します。
読みが当たっていたルーシー。と、そこにホルトからの電話が…本気で恋しがるホルトにまんざらでもないルーシー。しかし今は特集記事ので緊急編成でかまってられません。


召集をかけたドンが到着。早速ホープの写真を撮りに行かせようとした時、一発の銃声が鳴り響きます。

銃をもった元子役スター、サミーウィンターでした。2発3発と威嚇射撃をしながら、編集部のスタッフを床に伏せさせます。いきなりルーシーの顔を銃で殴るサミー。それをみてドンが発作的に逆上し、さらに緊迫した状態に…。


全員を伏せさせたサミーは全員の通信機器を全て没収。全員を人質に立てこもるつもりです。しかも銃だけじゃなく腹にまいた時限爆弾をちらつかせます。


彼の要求は過去にTVガイド時代に依頼した特集を、記事にしなかったルーシーへその約束を果たさせることでした。まもなくパトカーのサイレンが聞こえます。襲撃時にスタッフが緊急の連絡ボタンをどうも押していたみたいです。

警察やマスコミがダートナウの周囲を包囲する中、ルーシーは要求どおりにサミーの記事の案を練りますが、ネタの乏しい彼に、全くいいアイデアが浮かばず、時間だけが過ぎていきます。
しかし立てこもりの様子をテレビ中継しているのを観て、この襲撃現場の事件ルポをルーシーとサミーの対談形式で8ページ分の特集にするのはどうかとサミーに提案。気をよくしたサミー。早速スタッフが編集に取り掛かります。


対談でサミーは全財産を持って、家族を見捨てた父親のことを話します。表紙に載せる写真を選ぶドンとルーシー。ドンはルーシーに、サミーに同情しているのでは?と尋ねます。父親が首吊り自殺した日の出来事を思い出し語るルーシー。ドンはルーシーを抱きしめました。


緊急事態で記事を組むため、銃を持ったサミーの相手をしていられないスタッフ。
ルーシーの電話番ケニーに飲み物が欲しいと頼むサミーでしたが、ケニーは忙しいので冷蔵庫にあるから自分でとれと言います。逆上したサミーはケニーの頭めがけて発砲、ケニーは即死、犠牲者が出たことで一気に凍りつく編集部スタッフ。サミーは自分がのけものにされていることに激怒します。


一方、倉庫室での情事をお楽しみ中に襲撃にあったウィラとバロウは、駆け込んできた掃除のオバちゃんと共に、倉庫で影を潜めて事態の収拾を待っていました。


血気盛んな掃除のオバちゃんが掃除用品の薬品を犯人の顔にかけてやるといって飛びだそうとするのを必死でとめるバロウ。その隙に興奮したウィラがドアを開けて外に出てしまいます。

倉庫から飛び出すウィラとバロウを目がけ、サミーが発砲。間一髪床に伏せて難を逃れます。それを機にサミーから銃を取り上げようと、サミーともみ合いになるドンとルーシー。床の上をすべっていく銃をジョニーが取り上げ、サミーに突きつけますが、打つ勇気のないジョニーは結局サミーに銃を取り上げられ、事態はまた逆戻り。

ルーシーに銃を突きつけるサミーをバロウが説得(おまけにブットプラグがポロりんと床を転がります…サイテー!)。サミーはスタッフに編集を再開させます。

事件発生から三日(そんな経ってたんだ…)。完成した雑誌の表紙を見て満足げのサミーは、自分の頭に銃を向けます。緊張するルーシー達。しかし彼は銃と時限爆弾をデスクに置き、一人出頭していき、三日続いた襲撃事件に幕が下りました。




-感想-

サミー役ビンセント・ギャロ、久々に見ました。いきなり「バン!」で襲撃してきたので観ててちょっとビックリでした。

浮き沈みの激しい芸能界、よく「姿を消した」とか「もう終わり」とか日本の芸能界でも口にされますが、これって言われる本人にとってはかなり耐え難い言葉です。追い討ちに家庭が崩壊していたとなると、普通の精神状態を保つだけでも大変なんだろうなって思います。ドラッグや酒におぼれてしまうのも解るような気がしました。

ブレントバロウは…正直観ててこっちが恥ずかしいです。あんたいったい何しに会社に来てるの?ってマジ突っ込んでます。いい加減ビシッとしたところ見せて欲しいですね、そろそろ。それにウィラにSっ気があるなんて…。先週から結構大胆だから不安です。
真面目な電話番ケニーが犠牲に。彼には確か妊娠中の奥さんがいたような…。

2008年7月6日日曜日

アメージングレース S6 第10回

コルシカ島:ラピエチュラ→ニース:アルベール一世の銅像→エチオピア:アジスアベバ→ラビエラ空港→ロウズ村→分かれ道:屋根を運ぶOR壁作り→聖ギオルギス教会にロバを二頭運ぶ→ロードブロック:教会の司祭にもらったペンダントと照合→見晴台


1位:ヘイデン&アーロン
2位:ローリー&ボロ
3位:クリス&ジョン
4位:フレディ&ケンドラ
5位:アダム&レベッカ
6位:ジョナサン&ビクトリア(脱落)



-感想-

ついに…落ちました自己中夫婦。ロバを忘れたのがかなり痛かったです。終盤であのミスは致命的でした。レース中は迷惑顧みずギャーギャ騒ぎ立てていたジョナサンも、エチオピアの雄大な高原をバックに涙するビクトリアを抱いていました…。
ヘイデン&アーロンは瀕死の危機から一転首位へ。コルシカから出る船の時間11時までによく物乞いで集めました。これで不仲も解決したかな?
アダムはちょっとの手柄で自慢してしまうから、それが仇になってレベッカに嫌われてしまいますね。それに最後のペンダント探しの間違いはかなりおっきかった。足止めしたフレディ&ケンドラに抜かれるなんて…。
そのフレディとケンドラは土壁作りで指を切って手から血が…。ビクトリアも切ってたけど、あれは藁みたいなんが刺さったんでしょうか。破傷風とかにならなきゃいいけど…。ケンドラの人種差別発言がまた出るか…と思ってうんざりしてたんですが、今回は地元の子供たちと心の通い合いがあったみたいですね。
しかしゴールするメンバー達の顔の表情みてるとほんと疲れているんがよく分かる。気を張り詰めた後の12時間だと休まらないし、体調を崩したりしてしまったら終わりですからね。

2008年7月5日土曜日

SIX FEET UNDER #60 「境界」

-今回の死人-

ローレンス・ホール・マシソン(34)。山をトレイルランニング中、ピューマに襲われて即死。(カリフォルニアには数は少ないものの野生のピューマがいるそうです。一瞬何に襲われたかわからずビックリしてしまいました…)

救急車を呼んだマギーは親族ではないために救急車に同乗することを拒否されます。仕方なく車で搬送先の病院へ向かおうとしたマギーの携帯にブレンダから電話が入ります。
しかし怖くて直接ブレンダに話せないマギーは、自宅で家族団欒中のデービットのところに電話を入れます。

マギーからネイトの状況を聞き、ブレンダに電話して欲しいと言われて、デービットはネイトがAVM(動静脈奇形)だった事を伝えようとしますがマギーは電話を切ってしまいます。

デービットはブレンダの自宅に電話します。驚くブレンダは訳が分からず、誰から連絡を受けたのかデービットに聞き出だそうとしますが、デービットにはマギーとネイトのおおよその見当がついていたために、どこからの電話かは言わず、とにかく病院に行くようにだけ行って電話を切ります。

クレアはテッドと共に、お堅いレストランで食事中、イラクとの戦争について保守的なテッドと対立して言い合いになります。そこにネイトが倒れたとの連絡が入り、テッドと共に病院に向かいます。



病院に着いたマギーは、診察カードの記入事項に、ネイトについて何も知らないので、全く書けずにうろたえてしまいます。まもなく到着したデービットはマギーと共に、医者から倒れる前の状況について質問されます。
デービットは二年前AVMの塞栓術を受けて以降は症状がないこと、マギーは倒れる直前腕がしびれていたこと、(セックス)による絶頂をむかえて間もなかったことを医師に説明します。


CTで検査されるネイト。そこにブレンダが…。マギーは自分のうちでネイトが倒れて自分が救急車を呼んだことをブレンダに言いますが、二時間も前のことなので、どうして自分に連絡がこなかったのか怒りがこみ上げてきます…が、まずはネイトの無事を祈ることに専念することに…。
夢の中でマギーとキスするネイト。

クレア達が到着し、ネイトの検査結果を待つ五人。そこに脳神経外科の女医が結果を報告、脳内出血が確認され、症状は軽いものの緊急手術をすることに。五人はまだネイトとの面会は出来ません。手術のサインをもらおうとした医者がマギーをネイトの妻と勘違いしてしまう…。

一方、ハイラムとキャンプに出かけている為、ルースにはネイトの緊急事態の連絡は届きません。ハイラムの強引な求愛を拒絶するルース、夜中テントから飛び出してしまいます。翌朝の薪拾いも、セックスについて大喧嘩。ルースは怒って独り徒歩であてもなく下山しようとします。彷徨った後、太極拳をする中国人の集団のバスに同乗させてもらい、帰宅することに…。


手術待合室で待つ五人。マギーはバツが悪いため帰ろうとしますが、ブレンダがひきとめ、マギーから倒れる前に二人で何をしていたのか尋問し始めました。しかしマギーは「二人で話していた」というだけでそれ以上はしゃべろうとしません。



長い間待合室で待ったところに、ようやく手術を終えた女医が報告にきます。
新しくできたAVMが脳内で破裂していて、ヘルニアと脳浮腫を引き起こしていたために、止血、脳圧を下げましたが…意識は回復せず昏睡状態にあるという結果でした。
どれくらいその状態が続くかも分からず、今回のことで記憶障害や言語・運動障害などの後遺症になる可能性もあるとのことで、悪い報告に五人はショックを受けます。

             昏睡状態のなかで…ネイトはブレンダに決別


翌朝目を覚ますネイト。そこにはブレンダがそばにいました。検査結果も順調で医師の話ではこの感じだと1,2週間で退院できるかもという朗報にみんな安堵します。
デービットとキース、ダレル&アンソニー、マギー、フェデリコ、次々にネイトのお見舞いに来ます。やがてブレンダがマヤを連れて再びネイトのもとに。ネイトに抱きつくマヤ。


ブレンダは思い直して関係の修復を問いかけますが、ネイトの出した結論は…もう一緒にやっていくことはできない…。


ブレンダにとってあまりにも辛すぎる決断でした…。


デービットはネイトに付き添ったその夜、夢の中で、ヒッピーな風貌でネイトをバンに乗せます。バンの後ろでマリファナを吸いながら二人はハイになります。運転しているのはナサニエル。やがてビーチに着き、あまりの美しさにネイトは服を脱いで泳ぎに走ります。止めるデービットですが、ネイトは波の中に消えていきます…。

   うたた寝から目を覚ますと、ネイトの心拍モニターが止まっていました…

          ナサニエル・サミュエル・フィッシャー・Jr 享年40歳。

-感想-

あんまりにも哀しすぎる結末に思い当たる言葉がありません…。結局、倒れてから二日後、どうしてこんな急に逝ってしまうんでしょうか? いったいどうしたらこんな哀しい結果になるの? 

今回ブレンダには心の底から同情しました。覚醒した後のネイトの言葉があまりにも残酷すぎる。一緒にやっていけないだなんて…。

結婚してそんなまだ経ってないでしょ、彼女はこれから希望を見出して頑張ろうとしてたところだったのに。こんなショックから、彼女は独りで出産を迎え、二人の子供を育てていくんですよ…ホント…やりきれない想いです。

                  幸せを誓った二人なのに…


ネイトの人生は…確かにいい人生だとは言えなかったと思います。ブレンダとの破局、AVMとその困難な手術。リサとの結婚生活、リサの失踪、不倫。どれも不幸の連続でした。
でも、たとえそうだとしても自分にはどう考えてもブレンダとの関係に対するネイトの決断が正しいとは思えませんでした…やっぱり身勝手過ぎる。ネイトが、そんなにも追い詰められるほどの結婚生活だとは思えなかったし。

結婚してからブレンダは仕事に家事に子育てに、全然文句なしにやってたし、リサのようにある意味ゆがんだ主張もなく、ごく当たり前に結婚したパートナーのサポートを欲していただけのように感じていたんですが…。だからネイトがなぜあんなに離れていってしまうのか、ちょっと理解できませんでした。

彼の、身勝手に見えて、ある意味素直で純粋な心が、彼をサポートしている周囲の人間を振り回してしまう、そういう風に思えました。
マギーに希望を見出したのか、妙にときめいていたネイトだけど…対してマギーの気持ちはネイトほどないのは観てて明らかでした。もしマギーと一緒になろうとしても、ネイトの過剰な期待・希望が、逆に悪化させるように思えます。


自分的には、何一つしっくりこないままネイトは死んでしまいました。次回はネイトの葬儀だけど、ネイトに対して周りの人間がどのように考えていたんだろうか、次の放送観るまで分からないです。ただ、ルースは後悔必至でしょう…。








2008年7月2日水曜日

DR.HOUSE S3#6 「ケ・セラ・セラ」

消防隊員達が、3F自宅寝室で死亡していた体重270kgもある超巨漢男ジョージを壁を破って吊り出そうとしたところ、彼はまだ生きてて昏睡状態だった…。検査結果では糖尿病ではなかった為に昏睡状態に陥った原因が分からず、三人のスタッフ&カディはハウスの判断待ち。だが彼は11時を過ぎても出勤してこない。

留置所で一夜を明かしたハウス。ウィルソンが1万5千ドルの保釈金を払ってようやく釈放。ハウスは診察した刑事の自尊心を傷つけた腹いせに不当逮捕されたと説明、ウィルソンは弁護士を立てるべきだとハウスに忠告するが、ハウスは自分で自分を弁護するとかいって屁理屈をこねます。

大遅刻してオフィスに到着したハウスは、早速ピックウィック症候群で脂肪で胸が圧迫されて窒息状態になったと判断。キャメロンは家宅捜索に行きます。贅肉の厚さに驚くフォアマンとチェイスだが、チェイスは肥満の糖尿病患者を自己管理ができない愚か者だと批難。過去に何かいやな思いをしたんでしょうか…。

ジョージの家を詮索するキャメロンですが、彼の部屋の雰囲気がどことなくハウスの部屋に似ていると感じます。彼はは自宅ビジネスを営んでおり、内向的それに美食家のようでした。

検査の結果ジョージはピックウィック症候群ではなく、症状は悪化、発熱し始めます。ハウスはMRIを指示。しかしMRIの体重制限が200kgなので、強行に検査するか、破損するからやめるか、三人のスタッフは揉めます。しかしキャメロンは体重が199kgだと嘘をついて強引に検査しようとします。順調だった検査途中、いきなり覚醒。MRIに入ったまんま暴れだして案の定MRIを破損してしまうハメに…。


当然、カディに叱られるハウスですが、今回はキャメロンが自分の責任だと主張。「検査を拒否したことで患者に訴えられた時の賠償金よりは安く済む」という理論でカディを説得。発熱の原因が分からないので、フォアマンは副腎皮質刺激ホルモン測定を、キャメロンは性病検査のアイデアを出しますが、チェイスは様子をみて症状の進展をみればいいと、今回はやる気がない模様。

意識の戻ったジョージは退院したいと主張しはじめ、二人の検査もシロ。ウィルソンが患者とハウスをかけて皮肉った言葉にヒントを得るハウスは、遺伝性疾患が原因でないかと疑い始めます。しかし、ジョージには思い当たる節はなく、肥満を馬鹿にする態度にうんざりしてオカンムリ状態。そこにハウスの家が例の刑事の嫌がらせによって家宅捜索されていると電話が入ります。(病室って携帯禁止じゃないの!?。)

刑事はハウスの鎮痛剤のからケースを集めて、処方箋にハウスと違う名前で処方されているものがあることを指摘(なんというささいな嫌がらせ…)。

ジョージの退院に反対するキャメロンがハウスにすがりますが、ハウスは家宅捜索を受けた所以がウィルソンが刑事に何か漏らしたんだと思い込んでいて、ジョージの診察どころじゃない様子。

ジョージは退院しようとしますが、車椅子から立ち上がった瞬間目まいを起こし、ガラスの仕切り壁にキャメロンもろとも倒れ込みます。実は退院前にキャメロンがフェニトインを勝手に投与、退院を阻止しようとしたのでした。(それは…アカンやろ…) 久々のキャメロン暴走でした。

ハウスは食材から寄生虫に感染したのではないかと推測、頭蓋骨に孔を開けて髄液を採取して検査することに。しかし髄液採取中、ジョージの視力が喪失、パニック状態になり暴れだして大変なことに…。

寄生虫は発見されず、フォアマンは多発性硬化症でないかと主張、しかし最初の昏睡状態を考えるとやはり糖尿病の可能性が濃いと判断、再度血糖値を検査しようとするキャメロンですが、ジョージが肥満が要因とする検査は受けないと頑なに拒否。

ハウスが弁護士と面談している間、多発性硬化症の疑いはシロとなり、残された可能性は糖尿病に絞られます、ジョージを説得するハウス。むりやり検査用の砂糖水を飲ませようとし、ジョージはガンとして抵抗しますが、もみ合いになった際に、ジョージの手の指の変形を発見します。手のX線写真を撮るように指示します。気管支鏡検査、喀痰細胞診の結果は陽性、ジョージは小細胞肺ガンでリンパ節にも転移していることがわかります。

もって数ヶ月だという酷な結果を告げるキャメロンに、「それが人生…」と悟るジョージ。原因は判明するも、助からないケースは久々なのでなんとも悲しい結末でした。

嫌がらせ刑事にハウスの処方箋のことで質問を受けるウィルソン。虚偽が発覚したら立場がやばくなるぞと脅迫されます。

-感想-

刑事がしつこ過ぎ…何なんでしょうあの執拗さは。他に仕事ないの?職権乱用じゃん!って腹が立ちました。これから裁判になるんでしょうか。にしてもハウスへの絡みかたがイヤらしいです。

今回の患者の最後はちょっと切なかったです。太っている自分の体に自信をもつ気持ちや、偏見と戦うことも立派だと思うけど、それにしてももうちょっと痩せたほうがいいですね、家から出られなくなるのは、なんぼなんでもやばいです。

それとハウスに「座ってろ」と叱られたチェイスが途中から行方不明に…。スネてどっか行っちゃった?何か問題ありそうな予感がするんですが…。

刑事役のデビットモリスってちょっと名の知れた俳優さんだから、この”アナル体温計事件”長引きそうです。

ハウスの味方をするばかりに、とばっちりを受けるウィルソン。脅されて緊張してマス…(写真)。フォグラーの時みたいに、ハウスと命を共にするか、…それとも今回はどっかで見限るのか。

巨漢患者役のプルットテイラービンス。あの贅肉はほんものじゃないと思っていたので、彼がホントはどんな体型なんだろうと調べてみたら、ん…案外本人もダイエットが必要かもっていう体型でちょと驚き。(写真)

確かにあの肉布団を着て演技しようと思ったら、土台の体もカップクよくないと無理ですね。

2008年6月29日日曜日

DIRT S1#8 「愛と許し」

チアリーダ事件を起こしたスウィート牧師から呼ばれたルーシーは自分の父親のことで意味ありげな言葉を告白されます。動揺し、そのことで頭がいっぱいになるルーシーは再度牧師に面会を申し込みますが、牧師はその二時間前に自殺。謎が深まり、牧師の声が頭から離れず、不眠症になるルーシー。


整形手術を受けた母親からサングラスと帽子を持ってきて欲しいと頼まれたルーシーは、母の家で父親の謎のカギとなるカバンを発見。カバンの中には、男性に肩車される幼いルーシーが写った写真が。ドンに写真の背景がどこなのか探して欲しいと頼みます。

手術後機嫌のよくなった母親にも写真のことを尋ねると、肩車をする男は父親との共同経営者であるシーラブという男だと知らされる。ドンからは、写真の場所はミネソタのトワイライトリッジというところで背景は、警察・軍事用の手袋工場だという情報をドンに教えてもらいます。


ウィラはシットコム二流女優のデイナが、前夫から暴力を受けて別れた後、新しい相手が出来たという情報を得ますが、ルーシーは記事にならないので、まったく期待していません。ウィラが粘るので、とりあえずマネージャにあたるように指示します。
マネージャはピープル誌がそのネタを50万ドルで買い取ると提示してきたとばらしたので、ウィラはどうも相手がただものではないことを察知し、50万ドル以上で買い取ることを持ちかけますが、条件として勝手に詮索しないことを提示されます。


ルーシーは60万ドルを提示しますが、同時にドンと組んで裏をとることをウィラに指示。しかしドンとウィラは手がかりがつかめず、デイナの家からでたゴミを持って帰ってきます。
その中に離婚時にいた実家の牧場のトレーナだったホープという女性の写真があり、ホープの元恋人の経営するバーを突き止めて潜入します。そこには女性のオーナが。さらにホープとデイナが踊っているのも発見。デイナは離婚後にレズビアンに転向した模様。


ピープル誌が飛びついた理由を抑えたウィラはデイナのマネージャにスクープ写真を出して、契約しないと記事にすると交渉。しかし、その後デイナが直接編集部に来て70万ドルで契約することを提示。ホープとその家族をいっさい公表しない、自分は元暴力夫のジョーイとよりを戻すと彼女は言います。


ホルトは更生施設のジュリアに電話しますが、ジュリアが外出許可がでた日にホルトが撮影があって逢えないことで二人は言い合いになります。施設に直接謝りに行くホルトは、手土産の手羽焼きをジュリアに差し出すと、ジュリアは冷めているのに腹を立てて、手羽焼きをはらい落とします。
再度施設を訪れたホルトは、患者のミーティングに参加し、ジュリアに交通事故を起こしてしまった事を謝ります。ジュリアはホルトを抱き寄せ、彼を許すのでした。



編集部からの帰り、駐車場で誰かの気配を感じるルーシー。いきなりメールが入り、「トランクの中を見ろ」とメッセージ。開けてみると、そこには自宅にいるルーシーを盗撮した写真が入っていました。慌てるルーシーは自宅に帰らずドンの家を訪れるのでした…。



-感想-

父親の謎が本題に入り始めた今回でしたが、盗撮されて、不安と恐怖におののくルーシー。
ベッドの上から撮ったのがありましたが、部屋の中に盗撮カメラ仕込まれてるんでしょうね。調査した方がいいです。
父親の事を詮索するなという何者かの警告なんでしょうか。にしてもアンバーの事件をおこした牧師とルーシーの父親が関係してるなんて、世の中狭すぎ…。


ホルトはジュリアを愛している一方で、ルーシーとの肉体関係が忘れられないのか…、ウィラもブレントバロウとの関係を継続中。徐々に悪女と化していくウィラが不安です。

アメージングレースS6 第9回

ブタペスト:漁夫の砦→ブタフォクのワイナリーで樽探し→フランス:コルシカ島、アジャクシオのナポレオンの生家→

近道権:ダイビングスーツで海底散歩:クルー探し→ラ・ピエチュラ(中間ゴール)

キャンプ・ラファリ→分かれ道:岩壁登り下りORブイ探し→ツィリアのぶどう畑→ロードブロック:足でぶどうの果汁絞り→ラ・ピエチュラ(中間ゴール)


1位:レベッカ&アダム
2位:フレディ&ケンドラ
3位:ローリ&ボロ
4位:クリス&ジョン
5位:ジョナサン&ビクトリア
6位:ヘイデン&アーロン
脱落なし


-感想-

近道権を行使したアダム&レベッカが余裕の1位。あとはダンゴ状態でハラハラでした。分かれ道でブイを選択したジョナサンとビクトリアが選択ミスったかなと予感させましたが、ヘイデン&アーロンのモタモタが最後まで後をひいた感じでした。

ジョナサン&ビクトリアの喧嘩ばかりめだってましたが、ヘイデン&アーロンって結構冷めてたんですね。近道権が連続しすぎのような気がしますが、1位が変動して面白かった。来週金なしでスタートするヘイデン&アーロンは仲直りできるんでしょうか…。

順位が下がった割りに、いつもより余計喜んでいたジョナサン&ビクトリアでした。
ジョナサンってぶどう 絞りから素足で来たんですね。

2008年6月28日土曜日

SIX FEET UNDER #59「模索」

今回の死人
ピラール・サンドヴァル(35)住宅地を犬を連れながらインラインスケートで坂道を走行、横から飛び出してきた車に跳ねられて死亡。

ネイトと不仲が続くブレンダは、超音波検査もネイトに黙って友達のジャッキーと行きます。検査ではお腹の子は女の子と判明。

クエーカ教徒の集会向かう二人ですが、ブレンダはイマイチ乗り気になれず、子供の問題を避けているネイトがマギーと親密になろうとしていることを苦言します。ネイトは逆に検査を黙っていったことに腹を立てて、車の中でも口げんか。


キースとデービットは、仕事で留守にするために、ルースにダレルとアンソニのめんどうを頼みます。しかしルースがチョコチップクッキーを焼いている途中、二人はキースの車を勝手に運転、デービットは二人を叱りますが、キースにばれるとマズイのでキースには黙っているつもりでしたが、ご近所さんが、車のサイドミラーを二人にへし折れてたと訴えにきて、キースは280ドル払うことに…。

夕食時にそのことでキースに叱られるダレルでしたが、喧嘩になるとダレルはナイフをキースに突きつけます。驚いてしまうデービット。キースはナイフや箸などの食器をすべて閉まってしまい、全てプラスチックに交換してしまいます。

しかし、キースはアンソニーから、自分達は養子に出されてもすぐに返されてしまうから、ダレルは、どうせ返されるまでの間だからと、いたずらをして楽しんでいるんだと聞き、ショックを受けます。

夏休みに4人で旅行に行こうと提案するキース。ダレルもいたずらを辞めてまじめになってくれるでしょうか…。

クレアは、カフェの前で美大の親友アニタとばったり遭遇、ラックアーツの展覧会に誘われますが、自分から去った大学の連れに再会するのが億劫な様子。しかし職場の同僚で弁護士のテッドが交換条件を提案し、クレアはテッドと共に学生展へ。

そこで、ラッセル、アニタやジミー、オリビエと再会します。クレアはコラージュの作品を独り占めしたことを素直にラッセルに謝りました。


新しい火葬場を購入しようとデービットは提案しますが、フェデリコは最近ラテン系のお客さんが増えているのが自分のおかげだと主張、スペイン語を話せる人間を雇いたいと言い始めます。一方ネイトは、火葬場どころか葬式の仕事で金儲けする事自体が意味のないものだと、クエーカーの影響で人生談義になり、三人の意見はまとまりません。

ルースはかつての恋人、美容師のハイラムを訪れます。意気投合した二人は思いつきでキャンプに出かけます。


ヴァネッサの仕打ちに苦しめられるフェデリコ、このままの状態が続くなら自分は別居した方がいいといいます。ヴァネッサも愛が冷めてしまった訳じゃないが、どうしても不倫のことが許せなくて、どうしていいものか分からないと打ち明けます。


ブレンダと喧嘩中のネイトはクエーカーの集会に向かう途中、ピックアップするためにマギーのうちに寄ります。そこでマギーと一線を越えてしまいますが、集会に間に合わなくなったために帰ろうとしたところ、腕がしびれて倒れこみます。突然のことで動揺するマギー。そうとは知らず、クエーカーの集会場でひとり待ちぼうけのブレンダ。ネイトはいったいどうなるんでしょうか…。


-感想-

ネイトは突然でなんとも…って感じです。こんな方向で結末に向かうなんていいんだろうか?って予感させてしまう最後でしたけど、ブレンダとの状態が何とか改善する方向で展開してほしいと思います。

ルースはクレアに美容院に行けば?って言葉にヒントを受けてハイラムのところに行ったんでしょうね。しかも展開が早過ぎる。ジョージの時もしかり、そういう性分なんでしょうね。長男の一大事にキャンプ
なんかしてて大丈夫なんだろうか…。


ヴァネッサの気持ちも微妙、精神的に苦しめられているフェデリコが可哀想です(幼顔だから余計そう感じてしまいます)。

ダレルが返されることを前提にいたずらしていたのはちょっと可哀想でした。オカマ野郎!って言われながらも、キースとダレルは距離が徐々に縮まっていきそうな予感。

2008年6月25日水曜日

Dr.House S3 #5 「最愛の人」

ダイナーで強盗事件が発生、人質にされた若いカップルの女性の方が突然発作を起こします。当初サルモネラ症と判断しますが…腕に痒みを訴え、アレルギー反応を起こします。強盗に襲われたときに起こしたアレルギー反応だと予想して、走らせて心拍数をあげる検査をします。しかしその途中で夫にも同じ症状が現れます。予測が外れて治療に行き詰まるスタッフ。例によって家宅捜査でコンドームが発見され、浮気による性感染症だと予測。


やがて妻のトレイシーが嫌われていた旦那の父親の幻覚をみて発作を起こし、昏睡状態。脳のCTで脳水腫ができている事がわかり、夫婦同症状の原因がますますわからなくなります。ハウスは環境が要因していると考え、サルコイドーシス症と予測、ウィルソンの診断を伺いますが、ウィルソンの診断はサルコイドーシスではないということ。トレイシーの脳生検を行おうとしますが、旦那ジェレミーの承諾が下りないのでカディに直訴に行きます。ウィルソンがジェレミーを説得にあたるが効果なし。



ハウスはモルヒネ拮抗剤ナロクソンを投与し、ジェレミーを折らせる強硬手段にでるが、フォアマンが慌ててモルヒネを投与。しかしジェレミーの腸が腐敗していることがわかり、サルコイドーシスの疑いは消えます。壊死した腸の切断片を検査したところ、壊死ではなく乳酸の増加で腫れていただけだった…。そこでハウスは他の病原を考えますが…二人の駆け落ちの関係から、父親が同じで、DNA欠陥のタンパク異常が原因だと突き止める。


フォアマンから兄妹の血縁関係だと告げられる二人。トレイシーはショックで別室に移ることになり、ジェレミーは哀しみに暮れます。


外来診察で、長時間待たされた男がハウスに喧嘩を売ります。仕返しにハウスは尻の穴から体温計を突っ込みます。ハウスに対して謝罪を求める男ですが、ハウスがガンとして謝罪拒否。バイクに乗って帰る途中、パトカーにスピード違反で捕まりますが、出てきた警官は体温計をつっこんだ男。ポケットの中の常備薬を麻薬所持とこじつけてハウスは逮捕されてしまう。
ウィルソンと会話する小児科の看護士の女が気になるハウスは、彼女のロッカーを勝手に調べたり、ウィルソンと彼女が付き合わないよう、あれやこれや嫌がらせをします。しかし、彼女と付き合ってたのは実はフォアマンだった…。



-感想-
ハウスを観る人のなかで、ハウスがムカつく、嫌いという人はいるんだろうか…自分はそうなんだけど。ハウスの無礼ぶりが仇となって逮捕。今まででも十分ありえた話です。二時間もまたされてあの診断じゃ怒る患者もいて当然。毎回思うのが、なんで外来診察を義務付けるんでしょう…。

ハウスは通常の病気なんて興味ないんだから、難病治療専門にすればいいのにって思う。カディVSハウスの展開もマンネリ…。もうちょっと別の展開があってもいいかなって。

昔ERにハマってた時は、ハウスほど奇行モノの医者はいなかったけど、患者が助からないケースも多くて、みててハラハラしてましたが、ハウスの場合今までがほとんどハッピーエンドが多いので、悲劇的な結果になるかもという恐怖感がイマイチないのがマンネリ感を感じる原因なんかしらって思う。

ハウスがさらに嫌いになった話だったけど、フォアマンの説得する気持ちは良かった。だけどフォアマンも気の多い男だなと思ってしまったエピだった。(いまだにERでベントンに苛められて電車に飛び込み自殺した「超真面目医学生」ガント役のイメージが…何年まえの話?って感じですが…)