2008年8月7日木曜日

DR. HOUSE S3 #11 「リハビリ」

過去に火傷と負い、皮膚移植をした消防士が今回の患者さん。体温が激しく変動しているようです。

ハウスは罪状認否で無罪を主張し、公判決定まで落ち着かない様子、しかしキャメロンが食い下がり、仕方なく診察。MRSAの疑いありなのでまずは採血して血液培養をすることに。その時点で患者が視界が青くなると訴えます。
ハウスから指示を受けたキャメロンが患者の腕から投薬しかけると、アレルギー反応を起こして錯乱し、キャメロンの首を締め付けます。鎮静剤を投与してキャメロンは無事でした。

トリッターと示談しろとキレるカディに従い、ハウスはトリッターのもとに。素直に謝罪します。
しかし、トリッターはそれを受け止めるも、告訴は取り下げない様子です。

ハウスはリハビリを決意しました。自分から入所を決意したハウスに、カディとウィルソンは驚きますが、イマイチまだ信じられない様子です。

ハウス抜きで患者の治療方法を模索する三人。ポケベルが鳴り、駆けつけると患者は心臓発作に見舞われています。発作の原因が分からず、三人はリハビリ中のハウスに意見を聞きに行きます。

環境が要因だと指摘するハウスに、発作が起きる時の共通点として、見舞いに来る同僚の女性が浮かび上がります。そこで、彼女を患者の病室に呼んでみると、予想通りに発作が始まりました。

そこでキャメロンは、女性を検査することにします。女性から、彼女を守ろうとして火傷を負ったという話を聞いたキャメロンは、患者がその女性に恋心を抱いているのだと察し、患者に尋ねます。
すると、彼は彼女を愛しているのは同じ職場の兄で彼らは婚約していると告白します。

失恋症候群(って病気なの?)だというキャメロン。恋人を近づけると発作が起きるし、遠ざけると一生会えないと思い込んでさら発作を起こすという。抗うつ剤や精神科に頼ることが困難だと判断したハウスは、彼の脳から彼女の記憶を消すという大胆な発想を思いつきます。

カディがその治療を許可し、キャメロンが患者に説明します。経験に基づく以外の記憶がとんでしまうため、患者はナーバスになります。そんな彼に、記憶をなくすことに抵抗はないのか、彼女にホントの気持ちを伝えるべきだと主張するキャメロン。

手術後、確認のために兄とその女性が彼のところに訪れるも、彼は「記憶がない」とのこと。どうやら手術が成功したようです。とはいうものの、意図的に過去の記憶を全て消したんで、失われたものの大きさに、兄と彼女は複雑な心境です。

患者の様子を見つめる女性にキャメロンが声をかけますが、彼女の口から衝撃的な言葉が…。なんと彼の兄とは結婚の予定どころか付き合ってもないとの事。愕然とさせられるキャメロン。


トリッターの証言中、ハウスの携帯電話が鳴ります。裁判官がハウスを注意するも、ハウスは治療優先だとして勝手に法廷から出て行ってしまいます。
病院に着いたハウスは、女性特有の更年期障害に酷似する症状に注目し、脳幹部のCTを指示。髄膜種が血管につながる神経を圧迫、神経が椎骨動脈付近にあるため、記憶障害(つまり兄の彼女を愛してしまったという事実無根な思い込み)を発生させたんだと結論付けました。

患者の病原を突き止め、解決したハウスは裁判に戻ってきます。カディが証言台に立ち、ハウスがウィルソンの患者の処方薬を偽って横領した件について、彼が手にしたのは薬ではないという新事実(…カディが偽証罪で捕まるのかとヒヤヒヤした…)を告白。トリッターの訴えは証拠不十分となり却下。ハウスは薬の件では無罪放免に。しかし、裁判の進行を妨げたとして法廷侮辱罪により、一日独房で過ごすことに。

ハウスを呼び止めるトリッター。「頑張れよ、期待してる」という言葉を残して去っていきましたが…こんなあっさりな最後で終わるんでしょうか…。




-感想-

…何とも理解しがたい症状と治療法です。

自分なら、兄貴に正直に話して、婚約破棄してもらうのにな。「エイミーと結婚しないと自分は死んでしまうんだ」って言えば、どんなカタブツな人間でも譲ってくれそうな気がするけど。
たとえ手術しても、兄貴の嫁さんならしょちゅう会うことになるわけだし、そのうちまた好きになってしまうかも。だから、あんな治療法で解決になるんかしら?って思ってしまいました。

それに、最も「おかしいじゃん!」て思ったのが、彼の兄と彼女に、あの治療をなぜしなければいけなかったのかをちゃんと説明していなかったこと。つまり、二人の婚約が原因で発作が起きているという事をインフォームドコンセントしとくんが常識だろ!!ってつっ込んでしまいました。そうすりゃあんなデカい勘違いなんて起きなかったんだし。

患者が「はやとちり」で治療したことを知ったらかなり賠償責任を問われそうな話です。何も知らされてない患者に、「やり直すのよ!」って言ってたキャメロンでしたが…「あんたこそやり直すべきじゃない?」って感じでした。

カディは…いいんでしょうか。つまり、カディの証言が嘘であることを立証することができない為に、それを利用してカディが芝居打ったんでしょうね。裁判官も「お見通し」的な判決のお言葉でした。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

なんだか毎回、特殊な病気ばかりなのでワケが分からない部分が
多々あるのですが、見ていてそれなりに納得できる
治療法にしてほしいですよね…。
カディに貸しができたハウス。
彼女の命令通りにしてくれるのなら、クリニックでの
色んな診察が楽しめそうです。

匿名 さんのコメント...

>Suubiさんへ
病気自体が何万人とかに一人とかいう確率の病気が多いので、診る側のスタッフも勉強というか、知識をつけるのに大変だと思います。
ハウスはちゃんと「貸し」という意識もってくれているんでしょうか…。一般外来の診察を二倍にするっていってましたね。