2008年8月31日日曜日

DR.HOUSE S3#14 「鈍感な体」

-あらすじ-
病院に向かう吹雪の中で、交通事故にあった母娘が病院に運ばれてきます。娘のハンナは先天的無痛無汗症のようで、ハウスはわざと痛がるフリをする彼女の行動からそれを察知、他の病気を怪しんだ彼は、原因究明のために彼女を検査をしようとします。

彼女は検査拒否で抵抗しますがハウスに鎮痛剤を打たれ…検査後、彼女は急な発熱に襲われます。

痛みに鈍感なだけだと予想したチェイスの検査も失敗、デート中のカディに許可を得た神経生検を行いますが、検査中に騒ぎ出し、逃走。ロビーへ飛び降りてしまいます。痛みは感じずとも体はボロボロになっていく彼女。

しかし生検に反対するウィルソンはハウスの”暴動”を阻止。神経培養に変更します。その結果、神経そのものの疾患ではなく、外的要因であることが判明。

重傷を負った母親を見舞うハンナでしたが、いきなり激痛に襲われます。母親に対する”罪悪感”で正常に戻るという症状で、ハウスはビタミンB12を投与する指示を出すが、カルテにはERですでに投与
されていることが分かり…原因に気づいたハウスは、MRIにかけられるところだった彼女を緊急手術。
お腹の中から、長~い「サナダムシ」を取り出しました。



-感想-

評価:★★☆☆☆

話はおもしろかったんですが、レントゲンで「ん?腹の中に何かいるぞ!」って気づくんじゃないの?って
思ってしまって★★にしました。まぁまさかの展開だったから関係ないところには気づかなかったって事
なんでしょうか…。それに普通なら解剤で出してしまうんだけど、”緊急”という名目で取り出していましたね。

サナダムシとか回虫とかほんと気持ち悪いです。患者のハンナは確かに太ってないけど、そんなに痩せてなかったのも、「こんなフツーの子のお腹の中にもいるんだ…」って思ってしまいました。究極のダイエットでサナダムシをお腹に飼うっていう話も聞いたことあるし、回虫がいる人は花粉症にならないとか、彼らもイメージは悪いけど、完全に”悪モノ”でもないんでしょうけど。

カディのお見合い相手が、SFUのペイントゲームのサージだった。カディが気づいたように、自分も前からハウスがカディのこと好きなんじゃないかって思ってました。彼自身も気づいてないけど、無意識で
彼女を求めてるような気がしました。

キャメロンとチェイス、体の関係だと割り切ってましたけど、この撮影のころはまだ婚約してたんでしょうか。彼らお似合いのカップルだと思ってたんだけど…。 

DIRT S2#3 「歪んだ関係」

 
-あらすじ-
ルーシーは病院のチャリティ会場で、トゥイティー事件で足を撲打したプリンスと出会い、彼の前向きな姿勢に触発されて、トゥイティー側への”仕返し”を考案します。彼の女性関係を探ったルーシーは、彼がレイプした女性と接触、その時に産まれた娘と名乗る少女アリーシャとの面談で声の替え玉をしている情報を入手します。
しかしトゥイティーの恐喝に恐れた少女がルーシーに「助け」を求めてきて、ルーシーは彼女のいるホテルに向かいますが…それはトゥイティーの罠でした。

殴れらたルーシーはレイプの恐怖にさらされますが、ハッパのパイプに火をつけたトゥイティーにアリーシャが不意を突きます。トゥイティーは火だるまに…。



ドンは以前ルーシーが妻キャシーの浮気をスクープしたホープ上院議員候補の一家のところに撮影に行きましたが、息子に導かれて入った彼ら夫婦の「秘密のSM部屋」で、監禁されてしまいます。

監禁の間、ドンはこの家族がかかえる問題を目のあたりにし、自分の境遇とか重ねて彼らを説得しようとしまが、逆上した息子に銃を突きつけられ…しかし、弾が入っていなくて間一髪で助かり、観念した夫婦にようやく解放されます…。


バロウはメディア王アダムプロトーにDirt Nowを売却する話をもって行きますが…。



-感想-


評価:★★★☆☆

この話はフィクションだけど、ラップやR&Bのブラックミュージックの世界がにあんなのなら…悲しいです。彼らは自分達が社会に虐げられてきた境遇を歌にしているのに、裏でこんな酷い事をしてるなんて。男のわがままで女性や子供が苦しむ話は腹立たしいですね。
余談だけどリックフォックスって一瞬だけど、ヴァネッサウィリアムスと結婚してたんですね…。


ドンの話は、あの一件が伏せられて上院議員に当選したとしても、さらなるストレスが家族を襲うだけだと思いました。勇気はいるけど、すべてを曝け出して家族関係を一旦リセットする必要がありますね。とこで、ドンの弟ってどんな人なんだろう。

バロウによって、易々とDirtNowが売り飛ばされてしまったけど…どうなるんでしょうか。

2008年8月20日水曜日

DIRT S2#2 「セレブ的処世術」

-あらすじー

同時に、大富豪のお騒がせセレブ嬢ミラン・カールトンが飲酒運転の疑いで高速道路を逆走しようとして警察に制止されるニュースが飛び込んできます。
今回はムショ送りが免れないとの報道でしたがルーシーは億万長者のやることだから必ず仮釈放になって出てくるとにらんでいました。

女子刑務所に収監された彼女のスクープをとるために、ルーシーは特別扱いされている彼女の待遇をわざと刑務所広報に確認。大衆の批判を恐れた刑務所側は思惑通りミランを一般房に移送しようとしたところをドンが屋上から撮影に成功します。

夜遅く、ミランは健康上の理由という名目で刑務所を仮釈放。ミラン本人がルーシーに電話をしてきて、釈放に至った真相を話したいから家に来てほしいと言います。豪邸に向かったルーシー、ミランが妊娠していることを告白されますが、同時に彼女が自問自答し作成した原稿を渡されます。

大人気コメディ「アンクルジミー」の娘を怒鳴りつける留守電メッセージがウェブで投稿されてきます。元妻と娘の親権争いで裁判中とのことで、送り主が元妻だという可能性が大きいようです。

ユーチューブではジミーが酔っ払って床の食べ物を犬のように漁る映像が流されていましたが、元妻からは自分ではないとのコメントを得たウィラ。真相をつかむため、女学生に扮して学校に通う娘に近づきます。しかし娘の友達に即効で見破られてしまいました。しかし、彼女からビデオは父親のジミーを脅すために撮ったとの情報を得ます。

撮ったビデオカメラから消去された映像を再生してみると、ジミーの映像はただふざけていたのを酔っ払ったかのように編集したものでした。結局リークの犯人は娘でしたが、野心家な彼女は父親を蹴落としてでものし上がろうとしているようで、コメディのエピソードを脚本したり、新企画の番組を売り込んだりしているとのこと。

ジミーを自宅に呼んで真相を話すルーシーに、ジミーは反論せず、娘にとっては悪い父親だったという自分への反省を口にします。娘の将来を優先しようとするジミーに、ルーシーは取引を提案します。

ジミーの番組にゲスト出演したミランに、危機管理専門家を紹介してほしいと電話しろというのだ。
ディロンフローリーという広報マネージャだと聞きつけたルーシーは、ドンに忍び込ませてカメラのテープを仕込み、ミランが彼の指導のもとマスコミにどう受け答えするか練習する映像を入手します。

窮地に立たされたミランは中東で慈善活動すると発言。しかしビーチでトップレスになるわ、コカイン所持で逮捕されるわで、底なしのお騒がせぶりを発揮。戒律に厳しい国で死刑になるとの報道だったが、結局親の財政力で公開鞭打ちの刑になっていました。


-感想-
評価:★★☆☆☆(2/5)

ホシ2つももったいないくらいの内容でしたが、結局セレブ的処世術とは、カネの力で何でも許されるっていうことなんですね。なんとなくパリスの収監事件のパクリのような感じですが、そういうところにこのドラマの脚本のちょっとチャちさ(みすぼらしさ)を感じます。

ホルトも危機管理専門家からマスコミ対応の手ほどきを受けようとしていましたが、結局自ら拒否ってました。その映像を自宅で観ていたルーシーは、ホルトにまだ気がある様子でしたね。

どうも納得できないのが、ジュリアを裏切ったのはルーシーというよりも、ホルトなんでしょ?自分ならルーシーに対するよりもホルトに対する憎しみの方がより大きいんじゃないかって思ってしまうんだけど。
にしてもジュリアのあんな最後は嫌でした。あれで最後?ちょっと酷いです。

DR.HOUSE S3 # 12  「同室のよしみ」

-あらすじー

外来診察がどうもかったるいハウスは、あの手この手で患者を帰らせようとしたり、トンズラして公園でサボったりしています。
その中で、ハウスはSTDかどうかを診察に来た若い女性を診ます。彼女の結果は陽性。実は彼女はレイプされたのだと告白します。

カウンセリングの為に精神科医にまわそうとしたハウスですが、患者はハウスにそのまま主治医でいてほしいと願い出ます。患者のメンタルケアには全くの無頓着なハウスは、どうしたものかと困り果てますが…。三人のスタッフにアドバイスを受けたり、作り話を身の上話のように語るも、彼女の心を開くことができません。

何度もあきらめようとするハウスでしたが、「誰と同室になるかによって人の人生は決まるんだ」という彼女の言葉から、彼女を見捨てられずにいました。後に彼女がレイプによって妊娠してる事実が分かり、産む産まないで話は複雑に…。

ハウスは彼女を散歩に連れ出します。彼女に、あなたの悲しみを感じたと言われたハウスは、身の上話が、祖母ではなく、実父との関係だったという事実を語ります。それを聞いて彼女は事件に至った経緯を話し始めました。

一方のキャメロンはガン末期のホームレスのお爺さんを担当します。彼は治療を拒み、最期をみとってもらおうと病院にやってきたのでした。この手の話にどうも弱いキャメロンは、彼に同情するも彼の意に反して治療しようとします。しかし男は断固拒否し、「自分を覚えていて欲しい。これで何かが変わったんだと思われて死にたい。」と口にします。キャメロンは納得しない様子でしたが、彼の最期を看取ることになります。


-感想-
今回から自分の観た感想の評価を☆マーク5つで表現します。

★★★☆☆(3/5)

今回はいつものギリギリ救命シーンは無く、ハウスのメンタルな部分に触れるストーリで他の回と違った趣向でした。ハウスもやればできるじゃんって感じでしたが、実父との関係がどうもギクシャクしていたのはそういう訳だったんだという事実が発覚しました。詳しくは分からないけど、どういう風に厳格だったんでしょうかね…。期待に潰されてあんなひねくれた性格になったとか…。
「同室のよしみ」っていうタイトルがなんかいいです。確かにめぐり合う人によって人生は決定付けられるという考えは納得です。いい人に出会えるか出会えないかというのは大きいですからね。

キャメロンにどんぴしゃともいえるべき患者がやってきました。彼がどういう事を訴えたかったのかがイマイチ感じ取れませんでしたが、手の施しようがなくなった患者に対する彼女独特の思いというか愛情を改めてかんじるシーンでした。

2008年8月19日火曜日

DIRT S2#1 「ノーマルな世界」

お盆休みは登山&帰省でドラマ感想はほったらかしでしたがまたまた再開します。

ルーシーがジュリアに襲われた直後からの続き。ルーシーを刺したジュリアはルーシー邸から逃亡。外に飛び出したジュリアは走ってきた車に轢かれて即死。その車には…なんとルーシーの弟レオの姿が…(なんで?どうして?逮捕されたんじゃなかったの?)

一命を取り留めたルーシーは、動物セラピストと称して病室に侵入してきた他社の新米記者ファーバーをDIRTに雇い込めます。自分が居ない間の編集部の仕事ぶりが気に食わないルーシーは怪我の治療も早々に退院。編集部に帰還してきます。

編集部に発破をかけるルーシー、一つのネタを手にします。それは元ストリッパーのマルティナ・リンに関する記事。彼女は年老いた石油王と結婚後、旦那がロシアマフィアに毒殺されたことで莫大な遺産を手にします。その後弁護士のキース・ストラウブが彼女に付き、マルティナはキースの子を妊娠。その後の展開を独占スクープにしようと、ルーシーはウィラに彼女と直接対話を指示します。

ウィラはマルティナのところに取材に行きますが、弁護士のキースから妊娠の子供の写真の独占権は75万ドルが相場だと言われます。

ドンが通院しているクリニックに迎えに来たルーシーは、シャーリー・ケイツが怒鳴りながら出てくる場面に出くわします。またとないチャンスとばかりにルーシーはドンを乗せて、彼女の車を猛スピードで追いかけます。その無謀さにビビってしまうドン。先回りして彼女の車のまん前をふさいだルーシー。ドンはシャーリーのどアップ写真を撮影することに成功しましたが、ルーシーは傷口が開いてしまい…。

病院で応急処置をしてもらうルーシー。看護師の女性がルーシーに、マルティナの息子チャドが麻薬の過剰摂取で意識不明とリークしてきました。
一方のウィラはチャドから「真相をすべて話す」との留守伝を受けていました。それにチャドは過剰摂取をするほど麻薬に溺れていないこともわかっていたので、どうやら誰かの計画が企てられているようです。

翌日マルティナが出産。ルーシーはリークしてきた看護師に子供のDNAをとるための材料を集めさせるようウィラに指示します。

ルーシーからシャーリーの件を調べるよう指示されていたファーバーは、シャーリーが追いかけていた女性が皮膚科勤務のシャーリーの母親であることを突き止めますが、なぜ口論となっていたのか理由がつかみきれません。
そこで人物調査にたける人材紹介の会社に調査を依頼。母親は盗んだ処方箋を売って勤め先の薬局をクビになりかけた経歴があることが判明し、シャーリーにクスリを売っていた事実が浮かび上がりました。


マルティナとキースのもとに交渉に来たルーシーは、チャドを殺す計画だったのだろうと二人に迫ります。とぼける二人に、チャドの声を編集して真相を打ち明けたかに見せかけた偽テープを流して二人を揺さぶります。それでも牙城を崩さないキースに、彼女が生んだ娘はあのたの子供ではないと駄目押し。キースは騙されていたことを悟り、去っていきます。

キースは共犯だから口を割らないし、チャドは麻薬と犯罪暦から証人になれないと豪語するマルティナ。ルーシーはわたしは検事じゃないと言い切り、今回のことを記事にすると断言します。


シャーリーがルーシーのところに怒鳴り込んできますが、ルーシーは記事にしないと言います。その代わりに専属カメラマンとしてドンを付かせることを交渉します。
記事にならないことがあらかじめだったことにショックを受けるファーバー。芸能雑誌の記者としての決心がまだつかないでいるようです。



-感想-

ジュリアを轢き殺し、逃走中のレオはいったいどうなったの? 謎です…。

マルティナはアンナ・ニコル・スミスをモチーフにしたんでしょうか。アンナ自身も不可思議な死に方をしましたが、何億ドルもの想像できないお金が絡むと、殺人も平気で出来てしまう人の欲望って恐ろしいですね。

オケツを出して注射されるドンの姿はかわいかったんですが、そのときにドンの顔の前にあった人形のかたちが面白くて笑ってしまいました。股間から天狗の鼻みたいなのがヌオーって出てて。

しかしルーシーの車、派手すぎます。自分も芸能人気取りなんでしょうか。ライバルのティナ(ジェニファアニストン)ってあそこまでやらなくてもソコソコやってるんでしょ? なんか頑張りすぎって、かえってひいてしまいます…。

2008年8月7日木曜日

DR. HOUSE S3 #11 「リハビリ」

過去に火傷と負い、皮膚移植をした消防士が今回の患者さん。体温が激しく変動しているようです。

ハウスは罪状認否で無罪を主張し、公判決定まで落ち着かない様子、しかしキャメロンが食い下がり、仕方なく診察。MRSAの疑いありなのでまずは採血して血液培養をすることに。その時点で患者が視界が青くなると訴えます。
ハウスから指示を受けたキャメロンが患者の腕から投薬しかけると、アレルギー反応を起こして錯乱し、キャメロンの首を締め付けます。鎮静剤を投与してキャメロンは無事でした。

トリッターと示談しろとキレるカディに従い、ハウスはトリッターのもとに。素直に謝罪します。
しかし、トリッターはそれを受け止めるも、告訴は取り下げない様子です。

ハウスはリハビリを決意しました。自分から入所を決意したハウスに、カディとウィルソンは驚きますが、イマイチまだ信じられない様子です。

ハウス抜きで患者の治療方法を模索する三人。ポケベルが鳴り、駆けつけると患者は心臓発作に見舞われています。発作の原因が分からず、三人はリハビリ中のハウスに意見を聞きに行きます。

環境が要因だと指摘するハウスに、発作が起きる時の共通点として、見舞いに来る同僚の女性が浮かび上がります。そこで、彼女を患者の病室に呼んでみると、予想通りに発作が始まりました。

そこでキャメロンは、女性を検査することにします。女性から、彼女を守ろうとして火傷を負ったという話を聞いたキャメロンは、患者がその女性に恋心を抱いているのだと察し、患者に尋ねます。
すると、彼は彼女を愛しているのは同じ職場の兄で彼らは婚約していると告白します。

失恋症候群(って病気なの?)だというキャメロン。恋人を近づけると発作が起きるし、遠ざけると一生会えないと思い込んでさら発作を起こすという。抗うつ剤や精神科に頼ることが困難だと判断したハウスは、彼の脳から彼女の記憶を消すという大胆な発想を思いつきます。

カディがその治療を許可し、キャメロンが患者に説明します。経験に基づく以外の記憶がとんでしまうため、患者はナーバスになります。そんな彼に、記憶をなくすことに抵抗はないのか、彼女にホントの気持ちを伝えるべきだと主張するキャメロン。

手術後、確認のために兄とその女性が彼のところに訪れるも、彼は「記憶がない」とのこと。どうやら手術が成功したようです。とはいうものの、意図的に過去の記憶を全て消したんで、失われたものの大きさに、兄と彼女は複雑な心境です。

患者の様子を見つめる女性にキャメロンが声をかけますが、彼女の口から衝撃的な言葉が…。なんと彼の兄とは結婚の予定どころか付き合ってもないとの事。愕然とさせられるキャメロン。


トリッターの証言中、ハウスの携帯電話が鳴ります。裁判官がハウスを注意するも、ハウスは治療優先だとして勝手に法廷から出て行ってしまいます。
病院に着いたハウスは、女性特有の更年期障害に酷似する症状に注目し、脳幹部のCTを指示。髄膜種が血管につながる神経を圧迫、神経が椎骨動脈付近にあるため、記憶障害(つまり兄の彼女を愛してしまったという事実無根な思い込み)を発生させたんだと結論付けました。

患者の病原を突き止め、解決したハウスは裁判に戻ってきます。カディが証言台に立ち、ハウスがウィルソンの患者の処方薬を偽って横領した件について、彼が手にしたのは薬ではないという新事実(…カディが偽証罪で捕まるのかとヒヤヒヤした…)を告白。トリッターの訴えは証拠不十分となり却下。ハウスは薬の件では無罪放免に。しかし、裁判の進行を妨げたとして法廷侮辱罪により、一日独房で過ごすことに。

ハウスを呼び止めるトリッター。「頑張れよ、期待してる」という言葉を残して去っていきましたが…こんなあっさりな最後で終わるんでしょうか…。




-感想-

…何とも理解しがたい症状と治療法です。

自分なら、兄貴に正直に話して、婚約破棄してもらうのにな。「エイミーと結婚しないと自分は死んでしまうんだ」って言えば、どんなカタブツな人間でも譲ってくれそうな気がするけど。
たとえ手術しても、兄貴の嫁さんならしょちゅう会うことになるわけだし、そのうちまた好きになってしまうかも。だから、あんな治療法で解決になるんかしら?って思ってしまいました。

それに、最も「おかしいじゃん!」て思ったのが、彼の兄と彼女に、あの治療をなぜしなければいけなかったのかをちゃんと説明していなかったこと。つまり、二人の婚約が原因で発作が起きているという事をインフォームドコンセントしとくんが常識だろ!!ってつっ込んでしまいました。そうすりゃあんなデカい勘違いなんて起きなかったんだし。

患者が「はやとちり」で治療したことを知ったらかなり賠償責任を問われそうな話です。何も知らされてない患者に、「やり直すのよ!」って言ってたキャメロンでしたが…「あんたこそやり直すべきじゃない?」って感じでした。

カディは…いいんでしょうか。つまり、カディの証言が嘘であることを立証することができない為に、それを利用してカディが芝居打ったんでしょうね。裁判官も「お見通し」的な判決のお言葉でした。

2008年8月3日日曜日

DIRT S1 #13 「報い」

ルーシーが、ベッドに自分の写真を切り取って貼り付けたダートナウの雑誌を発見し、警備のサイレンを鳴らします。

ファッションショーに出かけたルーシーは、モデルが鼻から血を出して倒れる場面に遭遇。ネタをつかみます。

ウィラは自分に対するルーシーの冷淡な態度への腹いせにライバルのティナ・ハロッドがルーシーの後釜を狙っているとのデマを「ブロガー」にリーク。

ドンはルーシーを殺せとせまってくる霊の妄想が酷くなり、独り砂漠の中を車で迷走。幻覚なのか現実なのか、殺しに使うナイフをネイティブアメリカン?系の男に手渡され、妄想と正気の狭間で砂漠を独りで彷徨います。妄想で自殺しようとしてたところにルーシーが捜索で手配したヘリがドンを発見。病院に送ります。


ショーの最中に死亡したモデルに抗肥満薬を仕入れてのはデザイナーだと突き止めたウィラは、彼女をファッション業界の情報源にしようと交渉。


ホルトは、自分のセックステープをネットに流したジュリアを許せず、彼女を捨ててしまう。トークショーで弁明しようとしますが、観衆の冷たい視線や攻撃的な司会者の質問攻めにあい、逆効果。


ジュリアと別れたホルトの独占記事を直接ホルトに頼み込むルーシーでありましたが、フリーになったホルトとついいちゃついてしまいます。その背後にパパラッチのカメラが。
気づいておお慌てて車を飛ばすルーシー達ですがパパラッチも執拗に追っかけてきて街中をカーチェイス。どうにかパパラッチをまいたルーシーはホルトを下ろしたところで、警備からストーカーが逮捕されたとの電話を受ける。


帰宅すると逮捕されていたのはドンではなく、弟のレオ。ジャックドーソンとの一件が尾を引いていたんですね。実の弟が姉に復讐という惨い結末でした。


ティナはブロガーのデマをもとにして、好条件で契約更新。後釜狙いではなかったことでホッとするルーシー。彼女は渦中のジュリアをネタに使う予定でいました。ティナにホルトとルーシーの関係を示す写真を突きつけられたジュリアは、信じていたホルトの裏切りにショックを受けます。


弟の荷物を自分の家から出すルーシー。部屋に戻るとどこから侵入したのかジュリアがいます。ナイフでルーシーに襲い掛かるジュリア。格闘後、命からがら血だらけで家を出たルーシーが真っ先に電話したのが入院中のドン。自分が瀕死の状態になってもそれをネタにしようとするルーシーの”職人根性”を見せ付けられたシーズン最終話でした。

来週から引き続きシーズン2に突入です。




-感想-

ドンの妄想はホント理解できません。前半結構時間を食ってたけど、自分的には訳が判らずイマイチでした。海外ドラマ(特にアメリカ)ってホントに妄想とか想像、白昼夢的なシーンをよく扱いますが、これってやっぱりハッパとかやってハイになる習慣?があるからなんでしょうか…。日本のドラマじゃ滅多に妄想シーンって観られないような気がするんですけど。


しかし街中をあんなカーチェイスして警察に捕まらないの?たかがゴシップなのに、双方とも命知らずですね。

ストーカーの犯人はドンと思いきや弟のレオ。なんとなくへんなタイミングに帰ってくるなって思ってたんですけど、帰ってくる前からストーカー騒ぎは起きてましたから自分はノーマークでした。


ジュリアとの格闘後、電話したのがドン。何でよ!って一瞬思ったんですが、自分の事を記事にするためだったんですね。すごい根性…。
ジュリアは死んじゃったのか?暴力や立てこもりなど事件沙汰を伴うスキャンダル続きの雑誌社ですが、今後どう展開していくんでしょうか…。残念ながらシーズン2で打ち切りになってしまったけど、ルーシーの父親の件がうやむやで解決してないので、その辺を注目して引き続き観ていきたいです。

アメージング・レース S6 最終回

中国西安→ホノルル;分かれ道:同じ柄のシャツ選びORカヌー→カマカエアー;ロードブロック:スカイダイビング→シカゴ:ウォータータワー→ピザレストラン→ピントンパーク最終ゴール

優勝:フレディ&ケンドラ
2位:クリス&ジョン
3位:レベッカ&アダム


-感想-

意外…正直あんまり優勝の気配がしなかったフレディとケンドラが優勝でした。
二人とも言動にイラつくことがあったのであまり好きじゃなかったのでなんかすっきりしない展開。踏み切りで待たされていたクリスとジョンの方が清々しい気持ちにさせられました。
できればレベッカとアダムに追いついて欲しかったけど、彼らの関係の行方もはっきりしないまま終わっていきました。

ホノルル→シカゴで選んだ航空会社が明暗を分けた感じでした。クリス達が空港着いたのが早かったし、アメリカン航空のカウンターだったけど航空会社は選ばず一番早い便を!って言ってたのに早くなかったから…運が悪かったです。

レベッカ&アダムはスタート時点で6時間も差があったら飛行機がよほどマイナーな路線じゃない限り追いつくのは無理ですね。毎回アメージングレースのラストでは感動の嵐になるんですけど、今回はすごいあっさりした終わり方でした。

DR.HOUSE S3 #10 「取引」

先週見逃してしまったけど、今週はなんとか…、でも感想を書く時間が無くてようやくです。


トリッタとウィルソンはハウスの件で取引を相談し、ハウスにリハビリ施設に入所することを提案しますが、ハウスは断固拒否。(…トリッタに盾突いてる状況じゃないと思うけど。)


カディに処方してもらおうと頼みに入った際、彼女が診察していた低身長症の女性アビゲイルが今回の患者。気胸と貧血の症状の原因を探ります。

ハウスは肝臓に問題があると指摘しますが、カディが出てきてハウスを取引に応じるように勧告、彼をチームから外します。カディの下でスタッフは肺のMRIをとることになりましたが、検査中にアビゲイルが吐血。ハウスの感がどうも正しいようです。


ハウス抜きでのミーティングですが、フォアマンは肝生検、チェイスは家宅捜索を担当しますが、キャメロンはウィルソンの意見に反発。トリッタになびいたウィルソンに一言ありそうな様子です。

カディのデスクの引き出しからバイコディンを盗もうとするハウス。意見を聞きにやってきたフォアマンに、アドバイスのかわりに引き出しの鍵を開ける取引をします。前科ありのフォアマンは簡単にあけますが、残念ながらお目当ての薬は入っていませんでした。

ハウスのアドバイスどおり、すい臓を検査したフォアマンに対し、カディとウィルソンはハウスの意見を鵜呑みにするなと注意します。ハウスとの関りを絶たれた状態で、スタッフはますます仕事がやりにくくなります。

町のクリニックに仮病を使って薬を処方してもらおうと企むハウスですが、バイコディンは初診の患者には処方しない規則になっている事にブチ切れ、医師であることもバレてしまって、計画は大失敗。

肝臓の再検査をしようとしたところで、アビゲイルの意識がなくなります。あまい臭いで糖尿病による昏睡状態だと察したフォアマン。ハウスのアドバイスが正しかったことを悟ります。
カディが自宅にいるハウスに意見を求めに訪ねますが、ハウスは徐々に禁断症状が出てる様子で、薬を処方しない限り診ないと頑なに拒否します。

アビゲイルの症状は全身に広がっていきますが、ミーティングでも主だった解決法が見当たりません。とりあえず腰椎穿刺と抗体検査で状況をうかがうことにします。

ハウスを尋ねるキャメロン。自分で腕を切って脳内麻薬の分泌で痛みを和らげているハウスにキャメロンは同情はするものの、薬を渡すことは拒否します。
今回はカディも本気だと告げられたハウスは、患者の考察をキャメロンに語りだします。病歴の中耳炎が引き金となって症状がでたためだとし、スチル病のためステロイドを投与をしろとアドバイス。

病院に来たハウスは、ウィルソンに吐き気を抑える為にメトクロプラミドを処方してと頼みますが、それも拒否されてしまいます。
ハウスは唯一の親友であったウィルソンの意思の固さを思い知らされるハメに。

頼みの綱が全て断たれたハウスは、遂に医師としてやってはいけない行動にでてしまいます。ウィルソンの患者であるガンで死亡した男性の薬を盗んでしまいますが、ウィルソンはそれをお見通し。ハウスから薬を取り上げます。

アビゲイルの方は、ハウスの意見からスチル病の治療をはじめたことで状況はよくなります。
ウィルソンは苦しい立場に追い込まれ、それでもまだ何とかハウスの状況がよくなるようにと、トリッタを説得しようとするも、逆に証言拒否するなら召喚し、捜査妨害で起訴すると脅される始末。

ボロボロになっていくハウス。例のウィルソンの死亡した患者の薬を薬剤師を騙して入手します。

よくなったと思われたアビゲイルが耳と口から出血。スタッフの意見は堂々巡りで埒が明きません。仕方なくカディはバイコディンを持って、食堂にいるハウスに意見を聞きにきましたが、ハウスの禁断症状は治まっていました。薬を飲んだことにカディは呆れます。

ひらめいたハウスは脚のレントゲンをとり、低身長症が遺伝じゃない可能性を示唆し、成長ホルモンの欠乏症だと推測。結局、ウィルソンが主張していたガンの症状とキャメロンが主張する自己免疫疾患が組み合わさった症状が出るランゲルハンス細胞組織球症(すごい長い病名)だと断言します。

ハウスは、低身長症が遺伝ではなく治療可能だとアビゲイルに説明しますが、アビゲイルは個性を主張して治療を拒否します。ハウスは母親に彼女の人生を考えるようにと忠告し、母親が説得、アビゲイルは治療に同意しました。

イブの夜帰宅して母親に電話するハウスでしたが、ウィルソンが訪ねてきたときには薬の取りすぎで床にぶっ倒れていました。
薬の殻のケースを診て自分の患者から盗んだものだったと知るウィルソン。今度こそ完全にハウスを見離して出て行きました。
ハウスは意を決して取引に応じるため、トリッタのもとを訪ねますが…時既に遅し、薬を盗んだ事が知られていて、刑務所行きが決定になったと告げられてしまいました。

-感想-

ハウス…酷くなる一方でした。お菓子食べるみたいにしょっちゅう薬かじってたから、絶たれると相当キツイんでしょうね。バイコディンってSFUのサラがベティーナに看病してもらってたときにハマッてた薬でした。最近朝のキャッチアップを観て思い出しました。ベティーナがストレスを紛らわすためにサラの薬を飲んでたのが笑えました。

「僕は捕まる方が多くの命を救える」って言ったウィルソンの言葉が感慨深くて、なんともいいセリフでした。末期ガン患者に死を宣告することが多い仕事に対する彼の心の内と、ハウスへの絶対的愛情を垣間見るセリフだと思いました。ウィルソンってハウスが絶好調のころはうっとおしいだけの存在に思えていたんですが…今回は違いました。

それにしても、ハウスがいないとどうにもならないのでしょうかね。カディやウィルソン、それに三人のスタッフも超一流なはずなのに。たった一人ハウスがいなくなっただけで、診療に不安をおぼえてしまう病院の体制も問題ありなんじゃない?って思ってしまいました。

トリッタがここまでの威力を発揮するとは…。実刑ならドラマ自体ジ・エンドになるからそれはありえないと思うんですが、ハウスの行く末がどんな展開になるのか楽しみです。