2008年7月16日水曜日

DR.HOUSE S3#8 「良心の痛み」


両親が亡くなってから、妹と弟の親代わりとしてゲームセンターで働く少年ジャック・ウォルターが嘔吐し倒れます。

当初はA型肝炎だと診断され、早々に退院する予定でしたが、A型肝炎の治療が始まると同時に別症状が突発し、血液凝固障害によって腕や鼻や耳から血が噴出します。


一方トリッターのウィルソンへの嫌がらせは尚も加速、今度は薬を処方する権利を停止させられ、ウィルソンは業務ができない状態に。ウィルソンの患者への薬の処方にはキャメロンが対応しますが、診察に同席するキャメロンをみた患者は、ウィルソンの診断を疑い始める始末。


患者に腰椎穿刺をするフォアマンでしたが、仰向けにさせようと患者の腰をひねると簡単に肋骨が折れてしまいます。どうやら骨にも病気が拡大しているようです。

検査の結果、骨髄炎、エイケネラ感染、ボツリヌスにも感染していることが判明、同時に三つの発病という展開にチームは困惑します。




感染症は投薬して治りますが、彼は数時間おきに原因不明の発作を起こします。ハウスはドラッグ常用者だったことに注目。 日々の過労から、エネルギー燃焼で溶け出した脂肪の中ドラッグの毒性成分が蓄積されていたのだと推測します。




汗をかかせてドラッグの毒性を検査するため、サウナに入れられる少年。三人のスタッフも汗まみれで頑張ります。やがて発作を起こして倒れますが、残念ながら彼の体からは毒物は検出されませんでした。




ウィルソンの処方箋がないために、鎮痛剤の減ってきたハウスは三人のスタッフに処方をお願いするも、ウィルソンのにのまえを恐れてか全員に拒否されます。どうにもならずにハウスはカディに陳情。




ハウスは脳のCTを指示。すると前回の検査ではなかった小さな腫瘍がいくつも発見されます。数の多さにショックを受けるスタッフ。放射線治療しかないと判断する三人ですが、ハウスは早々に判断する前に、まず脳に針を刺して、腫瘍か膿瘍かを検査するように指示します。




結果は膿瘍。ハウスは遺伝性の免疫疾患によるものだと考え、彼が何に感染しているのかを探るために彼の顔面に数種の混合されたウィルスをスプレー噴射(やられた方はかなりキツイ…)。やがて呼吸困難に陥ります。セラチア菌感染が認められた為に、彼は慢性肉芽種症だと分かりました。




骨髄移植が治療方法です。早速妹弟の血液検査をし、弟が適合しますが、少年は承諾なしに検査したことを批難。骨髄移植は受けないと言います。




フォアマンがハウスに説得を託しますが…ハウスは彼が手術を拒否するのは弟のためではなく、両親の死によって背負わされた父親という重荷を逃れる為の逃避だったことを正直に吐かせました。意外な告白にフォアマンはショックを受けます。哀しくも妹弟はソーシャルワーカにゆだねられることに…。




-感想-

先回に続いて、今回も遺伝的疾患による病気でした。そして苦い結末。泣ける話だと思いきや、予想外の告白に今回もやられました。

患者の彼は若くしてゲーセンのバイトで妹と弟を養っている設定でした。様々な検査を受けてたけど、高額な医療費はいったい誰が払うんでしょうか…というのが気になりました。あの様子じゃ何万ドルとかいうレベルだと思うけど。

ウィルソンが患者に薬を出せず、ついに業務上支障がでてきましたね。ウィルソンが狙われるのは想像できたんですが、ハウスももう少し気心をわかってあげないと。彼は自分の為に嘘をついてくれたんでしょうが…。
カディが処方してくれてラッキー!って場合じゃないですよね、今度はハウスのウィルソンに対する友情がどんなものか試される時です。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ハウスの今後の出方が気になってきましたね~。
観ている方は、やはりどこかでハウスの行動に
期待している部分がありますから。
やり方はどうであれ、医師としては凄腕なのでもったいないです。
それが逆に魅力だから、ハウスらしいハッピーな展開を
待っているのですが…。

そういえば、詳細プロフィールを拝見したのですが
私も「モーリス」は印象に残っている映画の一つです。
同性愛のイギリス映画ですよね?
当時の私はヒュー・グラントよりもジェームズ・ウィルビー
に惹きつけられました♪

匿名 さんのコメント...

ハウスはどうやってウィルソンを助けるんでしょうか。ハウスらしい無骨な愛情表現に期待します。今回のウィルソンはちょっと度を越している感がありますから、簡単には応じてくれないでしょうね。


プロフィール御覧くださったんですね。
モーリスやトーチソングトリロジーはGAYで産まれたのならマスト(必須)!って宣言してもいいくらいの映画です。

ヒューグラント演じるクライブのラストシーンが、ほんとに素晴らしいんです。

僕はEMフォスター原作&ジェームスアイボリー監督作品(「ハワーズエンド」や「眺めのいい部屋」など)が好きだったので、ジェームスウィルビーはその映画の常連です。「モーリス」では僕もジェームスウィルビーの方が好きです。

Garoto さんのコメント...

患者のお兄ちゃんが幼い弟や妹をどうやって面倒見ていたのか、彼が入院しちゃったらほったらかしでいいのかが気になってしまって、最後はその辺にも言及されましたが、何故もっと早くソーシャルワーカーが来ないのか気になってしまいました。

それよりウィルソンが気の毒すぎ。どこまでトリッターのいじめが続くのか、いい加減にしてもらいたいです、

匿名 さんのコメント...

>Garotoさんへ
そうですね。
普通なら両親が亡くなった時点でソーシャルワーカーの手にゆだねられるのが当然だと思います。
ましてや少年はドラッグでラリってる状態だったんでしょうし。
ゲーセンのバイト代で食費や家賃光熱費払えてたんでしょうか…。