2008年7月28日月曜日

DIRT S1 #12 「ビデオ流出」

ジュリアがネットで自分のセックステープが流されているのを発見。パニック状態になります。
ネット流出でマスコミが大騒ぎするなか、セックスの相手である渦中のジョニーがDritNowの編集長ルーシースピラーが犯人だとほのめかす発言をしたため、マスコミの矛先がルーシーに向けられます。

一方のジュリアには、レイプ被害者支援団体からのサポートや、トークショーへの出演など、同情をかって仕事が舞い込んできます。それに調子付いて、ジョニーとルーシーを告訴、裁判で得る賠償金を全て支援団体に寄付すると宣言し、観衆を見方につけます。

ネット流出の犯人扱いされるルーシーはなんとしてもビデオを流出させた真犯人を突き止めようとウィラに命令します。匿名の投稿が行われた公衆電話で使われたプリペイドカードの買い手を尽きとめます。

マスコミへの不用意な発言から墓穴を掘って告訴されたジョニーがルーシーに泣きついてきます。ルーシーはジョニーが売れない時代に男娼をしていたこを持出し、首根っこをつかまれたジョニーはルーシーの指示通り、マスコミに対して自分の発言は事実無根だったとルーシーへの謝罪を表明。おまけに自分から男娼をしていたことを暴露してしまう…。

ルーシーは編集部にジュリアを呼びます。ホルトはルーシーとの関係がバレてしまう事を恐れ、にジュリアが近づく事に気が気でありません。ジュリアを呼んだルーシーは、例のプリペイドカードの購入者が映る防犯カメラを見せます。なんとそこに映っていたのはジュリア本人。自作自演で仕事を得ようとしたジュリアの策略だったのです…。

ルーシーに何でも従うと泣きつくジュリアでしたが、今回のルーシーは冷酷にも事実を最新号にすべて暴露。壊れてしまうジュリア。状況が理解できず、訳が分からないホルト。二人の関係はどうなってしまうんでしょうか…。

ホルトやジュリアのスクープ写真をルーシーに頼まれていたドンでしたが、ギャングに暴行されたマーキーの生霊が、ルーシーの写真をとるようにしつこくつきまといます。なぜマーキーがルーシーの写真を撮るように指示するのかは謎です。ひょっとしてルーシーのストーカーは…。


-感想-
ジュリアに同情します。芸能界は一旦堕ちてしまうと復活って難しいですからね…。ああいう手を使うしかなかった気持ちがかわいそうに思いました。ジュリアも女優としてのキャリアがあるから、いっそのこと引退で専業主婦ってわけにはやっぱりいかないんでしょうね…。

もしルーシーの盗撮の犯人がドンだったのなら…なんじゃそりゃみないな展開だから多分ありえないと思うけど。マーキーとドンのエピは…別になくてもって感じがしました。てっきり回復して登場してくると思ってたから、キラみたいに死んでしまう運命なのか…。

ルーシーがジュリアの暴露記事掲載に踏み切った事で、ホルトにまだ未練があるんじゃないかって…思ってしまいました。ジュリアにはやく消えて欲しいというか…。
来週はジェニファーアニストンが登場です。

2008年7月27日日曜日

アメージングレーズ S6 第13回

上海:→西安鼓楼→別れ道:自動車工場で車の塗装 繊維工場:布に印刷されている漢字探し→兵馬傭博物館→崋山北峰:ロードブロック:錠前を開ける→西安城壁中間ゴール

1位:クリス&ジョン
2位:フレディ&ケンドラ
3位:ヘイデン&アーロン(課題飛ばしでペナルティ)→脱落
4位:アダム&レベッカ


激しいレースでしたが、崋山での錠前が運命を分ける結果に。さすがにあの鍵の数はかなりヘタリます。あの景色の頂上で日が暮れて、ロープウェイの最終時間がせまってくるのは、なんとも嫌です。

今回は最後にハプニングが…。脱落したカップル、アーロンがヘイデンにプロポーズ。
ヘイデンは、神経質でやたらアーロンにイライラをぶちまけてたのであんまり好きではなかったんですが、レース中にアーロンが「カネより大事なものがある」といってたので、よく我慢できるよなって思ってたらプロポーズする決意だったんですね。すごくロマンチックでした。

上位3位が決定し、来週はシーズンファイナル。今週はかなり遅れてゴールしたけど、アダム&レベッカに是非頑張って欲しいな。

2008年7月26日土曜日

SIX FEET UNDER 最終回 「未来」


ブレンダはルースの付き添う中で、早産でしたがウィラを出産。ウィラは保育器に入れられ、ウィラに会えないブレンダはウィラについて悪い事しか言わないネイトの亡霊に悩まされます。しかし未熟児で産まれはしたものの、ウィラは順調に成長。

マーガレットがフィッシャー家にマヤを引き取りに来たため、ルースはいよいよ独りに。孤独と喪失感でルースは全く活力を失ってしまいます。

キースの忠告に従って、デービットは家を出て実家に帰ってきます。
キッチンの冷蔵庫の隙間にマヤが好きだったサルのぬいぐるみを見つけて大泣きするルース。デービットもクレアもルースの心の状態を心配しますが、どうすることもできません。
職もないクレアにはこの先何をしていいのか決められずにいました。クレアを励ましてくれるテッドとはそれなりに続いているようでしたが、まもなく誰の推薦かはわからないが、NYのフォトスタジオのアシスタントの募集の連絡がきます。

ウィラの退院祝いでブレンダの家を訪ねるクレア、テッド、ルース。クレアは久しぶりにビリーと再会。躊躇っていたルースもマヤにサルのぬいぐるみを渡したものの、マヤがチェノウィス家になじんでいく姿が耐えられません。
そのブレンダの家で、クレアはオリビエが仕事の推薦をしてくれたことを知り、クレアは感謝します。

ネイトが死んだことで、葬儀会館の株主、デービット、フェデリコ、ブレンダは、経営をどうするか、話し合います。
フェデリコは独立を考えているために、株を売却し、独立の資金を得たいのですが、一旦売却を考えたデービットは、やはり家業は捨てられないと、考え直します。フェデリコは資金調達ができなくなり、怒り出しますが、キースが貯金をはたいてフェデリコの株を買い、フィッシャー家に家族で引っ越すことを提案。

クレアには幸いにも就職決定の話がきますが、ルースが心配でNYの仕事を断ってここに残ると言い出しますが、ルースはそれは絶対許さないと、家を出て仕事にいくように説得します。

送迎会の前の日、クレアには就職先が買収されて内定取り消しの電話がきます。クレアはがっかりしますが、ネイトが出てきてそれでもNYに向かうべきとクレアに言い聞かせます。

翌日、ルースとデービット、キース達に別れを告げるクレア。
おNEWのECOカー(プリウス)に乗って旅立っていきました…。


-感想-

…いいラストでした。
クレアが最後をしめたのがよかった。
ルースは一旦は喪失感で動けない状態だったけど、最終的にウィラとマヤを生きがいにして、ブレンダや、サラ達、ジョージとうまく付き合っていく術を得ました。
ブレンダもルースとうまくやっていくことで、ネイトがいい旦那に変わっていましたね。
デービットもキースのバックアップが泣けました。まさかキースがフィッシャー家にとは思ってなかったし。

最後のシーン、未来の回想?がよかった。siaのbreath meが泣ける…。
デービットとキースが結婚したときの客席に番組EXプロデューサのアランプールを発見しました。クレアはやっぱテッドと一緒になるんですね。

SFUが終わって、すごく寂しくなります。自分はGAY&次男なので、デービットと自分を重ね合わせてみていました。正直かなり感情移入して観ていました。
ダレルとアンソニーのような子供と、頼りになるキースのような旦那がいるデービットはほんとに理想です。しかも、GAYって基本的に家族の事、伝統とか家業とかに興味なく、軽視しがち。なのに、それを大切に思える彼がすごいと思いました。最近のGAYにはこういう価値観を分かって欲しいと思っています。

このドラマを振り返ると、全体的な内容は悲劇的だし不幸の連続でした。しかし、そんな絶望的な状況で、家族の根底にある絶対的な親子愛、兄弟愛はフィッシャー家にはちゃんと存在してたし、それが傷ついた関係や、ダメになりかけた人間を修復するもとになってるんだなって感じました。

今の現実の社会では、一見問題なさそうな家族であっても、兄弟や親子で、かっとなってナイフで刺したり、バットで殴ったりする事件がある中、本来、自分の家族や、自分自身を支えるというか、救うことができるものって、いったいどういうものなんだろうと考えさせられました。
自分の知らなかった様々な人間の感情を疑似体験できたし、今まで大切なものだとは思っていたものの、あまり意識しなかった兄弟や親、自分の育った環境について目を向けるようになりました。

話を展開していくと、仕事とか勉強とか、そういうものは自分の理想に向かって自力で努力・忍耐することが大事なんだけど、本来は、家族とか育った環境のような、努力や忍耐とはまた別の、自分の人生に与えられたものの中にも、大切にすべき価値があるものが多いという事に気づかされた感じがします。

それに、「死」」を意識することで人生を意義あるものにするという感覚。今までは歳をとればそうなるだろうっていうか、全然そういう実感がわかなかったけど…

自分にとって人生の価値観を見直す機会を与えてくれた良いドラマでした。

2008年7月21日月曜日

DIRT S1#10 「ドンの信条」

お騒がせセレブ、パリス&二コールならぬルルとチューズデーが今回のゴシップターゲット。何でもルルと婚約しているアーティストのトミーがチューズデーと浮気しているというネタ。

ドンはチューズデーのスクープ写真を撮影中、二人のイカついゴロツキに乱暴され、カメラが盗まれてしまいます。ルーシーはドンに護身用のスタンガンを渡しますが、ドンは好奇心から自分に試し打ち(かなりのMじゃん…)。


ウィラはルーシーから「MTVのリアルワールド」のネット競売にかかっている小道具リストを調べる面倒な仕事を命ぜられます。ルーシーはウィラにエロ上司のバロウと関係をもち、一騒動起こした分の「お灸」を据えたかったよう。


ウィラをオフィスに呼びつけたバーロウ。下半身丸出しでウィラを誘いますが、ルーシーに自分を試されている最中、うつつをぬかしている場合ではないため、バーロウのもみ上げを理由に別れを切り出します。しかし剃れば解決と勘違いしたバーロウは、さっぱり顔でウィラに再アタックしますが…。


ホルトとジュリアはルーシーから奪ったセックスビデオを処分。ジュリアは役者復帰を試みますが、ガイリッチーの企画話も決裂。代わりにCSIで殺される役を進められ、激怒してクイン(ジュリアのプロモーターなのかマネージャなのか?)をクビに…。


ルルの写真を撮るドンの下に、一人の青年がやってきます。名前はマーキー。駆け出しのパパラッチでドンを尊敬しており、弟子になりたいと言い出しますが。ドンは不審がって相手にしません。
とそこへ、例のゴロツキが親分を連れて登場。ドンを自分達のビジネスに引き入れようとしますが、ドンはガンと抵抗。車をめちゃくちゃにされてしまいます。
その様子を携帯に取るマーキー。「警察に送信するぞ」と脅したところでギャングたちは退散します。


マーキーに編集部まで送ってもらったドンはルーシーにマーキーを紹介。ルーシーはドンの護衛もかねて、付き人としてマーキーを雇います。
ドンがマーキーを連れて、帰宅すると部屋の中がめちゃくちゃ。片付けの最中、ドンは継母が幼い弟に手をだそうとする幻覚をみて叫びだします。マーキーはドンの意外な一面を見てしまいます。


ルーシーはホルトに盗撮写真を見せて、ジュリアが絡んでるんじゃないかと問いますが、ホルトは折角築いた自分のキャリアをこんな写真の流出でダメにされてはかなわないと自分の心配ばかり。
それを見て「狙われているのは私なのよ」と怒りをあらわにするルーシー。写真の出所が一向につかめません…。


ドンがもらったギャングの名刺からルーシーはボスと取引します。ギャング側は確実にトミーとチューズデーのキスのアップ写真が手に入ると豪語します。
交渉中に怪しげなトランシーバーを受けていたことから、ルーシーはトミー側にギャングとの内通者がいるようだとドンに通告。ギャングの手下達を尾行するように指示します。

彼らのアジトの前で盗聴するドン達。なんと内通者は他でもないトミー自身でした。


ギャング達が仕組んだトミーとチューズデーのキスの現場に到着し、撮影ポイントで待つドンとマーキー。長時間の待機にしびれを切らしたマーキーがトランシーバを取りに車に戻ったところで、ギャングの手下に囲まれてしまいます。
同時にチューズデーとトミーが現れ、ドンは写真を撮るか、マーキーを助けるかでパニック状態。しかしスクープに人生を捧げてきたドンの魂が写真を撮ることを選びます。
ドンは慌ててマーキーのもとに駆けつけますが、マーキーはバットで殴打され、車のバッテリーから感電させられて意識不明の状態になっていました。

写真の締め切りがギリギリに迫っており、ルーシーから何度も携帯に催促がかかってきます。ドンは救急車を呼びはしたものの、倒れるマーキーをおいて編集部へ。

ウィラがルーシーの課題をしっかりこなし報告をしている最中、編集部じゅうのパソコンの画面にルーシーの自宅での盗撮写真が送られてきます。恐怖をつのらせるルーシーですが…一連の嫌がらせは、いったい誰の仕業なんでしょうか…。



-感想-

ルルって二コールリッチそのまんまじゃん…一瞬「え!本人?」って思うくらい似てました。チューズデー(水曜日?ってかなりふざけた名前に思えるんだけど…)ともに、セリフが全く無かったのが笑えました。

バロウは、演じてる役者が可哀想。あんなエピソードしかないんでしょうか…。

感電させられた彼は大丈夫なのか…、来週も出てくるんでしょうか。写真を撮ることを選んだドンに、どういう反応を示すのか知りたいです。

2008年7月20日日曜日

アメージングレース S6第12回

スリランカ:シーギリアロック→上海:豫園→浦東:銀城東路:ロードブロック;銀行タワーの窓拭き→外灘:人民英雄記念塔で太極拳の達人探し→江浦路:分かれ道;レンガ運びOR氷運び→和平飯店屋上南楼

1位:ヘイデン&アーロン
2位:フレディ&ケンドラ
3位:クリス&ジョン
4位:アダム&レベッカ
今回は脱落者なし


-感想-


レベルが高くなってきました。勝負の行方がほとんどタクシーの手配と速さしかないですね、課題自体は全チームが淡々とこなしていました。
40階建のビルの窓拭きや、300個のレンガ運びなんてかなりの重労働ですからね…。

それにしても、中国(上海)はやっぱり外国人となると言葉の壁からか、乗車拒否するタクシーが多いんですね。ジョンはいつになく怒っていましたね、結局お金を払わなかったんでしょうか…それってアリなんかな…。

アダム&レベッカが生き残ってくれてよかった。前々から思ってたけど、ヘイデンがいつもガミガミ言う割りに結果がよければ急にご機嫌になるパターンがちょっと鼻につきます。
あとフレディのほかのチームに対して馬鹿にする発言も。
来週はどのチームが脱落するんでしょうか…。

2008年7月19日土曜日

SIX FEET UNDER #62 「雑音」

今回の死人


ポール・ロナルド・ダンカン(22)イラク戦争で両足片腕を切断され、入院中に犬の安楽死用の薬を心臓に注射して自殺。


ネイトの死から6週間経っても、デービットとクレアは立ち直れない様子。特にクレアは自暴自棄になり派遣勤め先を辞職、暴れだすクレアをテッドが家まで送ります。


自殺した青年の葬式の段取りの為、遺族の母親と姉が来ますが、義足義手をつけて軍服を着せようとする母親に対し、青年の実情を隠そうとしてる母親が気に食わない姉との間で喧嘩になります。
姉の気持ちを察するデービット。


フェデリコはフィッシャー&ディアスの将来について話をしたいとデービットに言いますが、デービットにはまだその気持ちになれずにいます。と、そこへテッドに連れられてクレアが帰宅してきますが、遺族の車に「兵士に支援を」のステッカーを見たクレアが、アメリカのイラク侵攻に対する自論を遺族にぶちまけて、遺族を怒らせ大騒ぎになります。

ひと悶着の後、なおも経営について話し合う機会をいつにするのかと聞くフェデリコに、デービットはやけになって「全部あげるよ!」といって鍵を投げつけてしまいます。


マヤが中耳炎になり、ルースとジョージはマヤを病院に送ります。駆けつけたブレンダに、ルースはブレンダには出産と子育てがあるので、マヤと引き取りたいとブレンダに話します。
ブレンダはマヤを取られることに抵抗し、言い争いになるところでしたが、ルースは自分から身を引き、先に帰ってしまいます。
残されたブレンダに、ジョージは今のルースの心情を気遣って「今のルースにはマヤしかいない」と言います。そこにネイトも現れてブレンダにマイナス発言。(死んでからのネイトは全くブレンダに対して酷な事しか言わないので…ムッときます。)ブレンダはジョージにマヤを連れて帰ってもいいと言ってしまいますが…。


テッドはクレアに水を飲ませて落ち着かせようとしますが、彼女は今度はテッドに八つ当たり。
車のキーを返せといいますが、不安定な精神状態にあるクレアに車の運転はさせられないとテッドは渡そうとしません。
テッドに出て行くように吠えまくるクレアに、テッドはキーは明日返しに来るといって去りました。
しかし、クレアは引き出しから合鍵を見つけて、夜な夜なネイトのお墓に独りで向かいます。


ネイトと話するクレアですが、獣が出てきて怖くなり、急いで車で逃げ帰ろうとしますが、脇から急に鹿が飛び出してきて、車がひっくり返り…。

朝方クレアが帰宅してない事で、心配するルース。クレアは…無事でした。朝になって携帯でよんだ引き取りのレッカーがようやく到着。




ダレルとアンソニーを学校から連れ出して家で過ごそうとするデービットに、無理やり早退させられた二人は困惑します。
家でピザを作っている途中、ネイトが扮したジェイクの亡霊が家に乗り込んできて、ダレルをナイフで刺す幻覚をみるデービット。そのうちにピザが焦げてキッチンから煙が…。
子供たちには最近のデービットは異常としか思えません。
キースは落ち着くまでしばらく子供と離れた方がいいとアドバイスします。




フェデリコはデービットの携帯に仕事に来るよう留守電を入れますが、全然連絡が取れません。
どうにも一人では対応できなくなったので、バネッサに仕事を切上げて葬儀を手伝ってもらうよう懇願、バネッサはしっかり仕事をこなします。
その夜フェデリコは売りに出ていた葬儀屋を買い取って独立することを家族に話します。



マヤを取り戻そうと思い直したブレンダが、マヤを引き取りにフィッシャー家に迎えにきますが、マヤの荷物を用意していないルースとジョージ。
ルースはやはりマヤは自分達が育てた方がいいとブレンダに言いますが、ブレンダは警察を呼んででも連れてかえると強気に反発。
言い合いになるルースとブレンダでしたが、ブレンダがいきなり破水。混乱するブレンダをルースが病院に連れて行き、お産に立ち会います…。


-感想-





クレアの車の横転にはほんとに驚かされました。クレアも死ぬの?…そんなまさかと思ったけど、違ってホッとしました。にしても、ブレンダはともかく、クレアとデービットの自暴自棄ぶりには、「ネイトにそこまで思い入れてたなら、もっと生きてるときに…」って気持ちもちょっぴり感じました。確かに要所で兄弟愛を感じるシーンはありましたが…。

ネイトの発言は相変わらず納得いきません…皮肉とか嫌味を言うなら正直そんなに出てこなくてもいいのにって思います。ナサニエルの場合も大概嫌味を言ってたけど、ネイトは生きざまを観てきたから余計にそう思うのかしら…。

マギーは、やっぱりこの状況じゃ去るしかないでしょうね…。父親ジョージに対して思ってた感情がはじけていました。
シブリー家もジョージの離婚と再婚の繰返しで家族の愛情が欠けてたんだなって。今更それをぶつけるのもどうかと思うけど、ジョージの病気が無ければマギーも前の仕事を辞めてLAに来る必要が無かったんだから、ジョージにキレる気持ちは分かります。


フェデリコは完全に家族を取り戻しましたね、バネッサが喪服着て遺族と会話するシーンは新鮮でした。

ビリーがめちゃいい人間に成長してましたが、ブレンダがビリーと一線を越えそうになったのが夢でよかった。ブレンダはネイトの心無い発言と格闘しながら、だけど自分の力で強く生きようとするエネルギーは感じられました。

そして突然きてしまった出産。ルースが立ち会うという展開がまた泣ける…。

来週は拡大版の最終回。大切なものを失って、苦難を乗り越えたそれぞれの人間が、ひとつの家族としてまとまっていくことを期待したいです。

2008年7月16日水曜日

DR.HOUSE S3#8 「良心の痛み」


両親が亡くなってから、妹と弟の親代わりとしてゲームセンターで働く少年ジャック・ウォルターが嘔吐し倒れます。

当初はA型肝炎だと診断され、早々に退院する予定でしたが、A型肝炎の治療が始まると同時に別症状が突発し、血液凝固障害によって腕や鼻や耳から血が噴出します。


一方トリッターのウィルソンへの嫌がらせは尚も加速、今度は薬を処方する権利を停止させられ、ウィルソンは業務ができない状態に。ウィルソンの患者への薬の処方にはキャメロンが対応しますが、診察に同席するキャメロンをみた患者は、ウィルソンの診断を疑い始める始末。


患者に腰椎穿刺をするフォアマンでしたが、仰向けにさせようと患者の腰をひねると簡単に肋骨が折れてしまいます。どうやら骨にも病気が拡大しているようです。

検査の結果、骨髄炎、エイケネラ感染、ボツリヌスにも感染していることが判明、同時に三つの発病という展開にチームは困惑します。




感染症は投薬して治りますが、彼は数時間おきに原因不明の発作を起こします。ハウスはドラッグ常用者だったことに注目。 日々の過労から、エネルギー燃焼で溶け出した脂肪の中ドラッグの毒性成分が蓄積されていたのだと推測します。




汗をかかせてドラッグの毒性を検査するため、サウナに入れられる少年。三人のスタッフも汗まみれで頑張ります。やがて発作を起こして倒れますが、残念ながら彼の体からは毒物は検出されませんでした。




ウィルソンの処方箋がないために、鎮痛剤の減ってきたハウスは三人のスタッフに処方をお願いするも、ウィルソンのにのまえを恐れてか全員に拒否されます。どうにもならずにハウスはカディに陳情。




ハウスは脳のCTを指示。すると前回の検査ではなかった小さな腫瘍がいくつも発見されます。数の多さにショックを受けるスタッフ。放射線治療しかないと判断する三人ですが、ハウスは早々に判断する前に、まず脳に針を刺して、腫瘍か膿瘍かを検査するように指示します。




結果は膿瘍。ハウスは遺伝性の免疫疾患によるものだと考え、彼が何に感染しているのかを探るために彼の顔面に数種の混合されたウィルスをスプレー噴射(やられた方はかなりキツイ…)。やがて呼吸困難に陥ります。セラチア菌感染が認められた為に、彼は慢性肉芽種症だと分かりました。




骨髄移植が治療方法です。早速妹弟の血液検査をし、弟が適合しますが、少年は承諾なしに検査したことを批難。骨髄移植は受けないと言います。




フォアマンがハウスに説得を託しますが…ハウスは彼が手術を拒否するのは弟のためではなく、両親の死によって背負わされた父親という重荷を逃れる為の逃避だったことを正直に吐かせました。意外な告白にフォアマンはショックを受けます。哀しくも妹弟はソーシャルワーカにゆだねられることに…。




-感想-

先回に続いて、今回も遺伝的疾患による病気でした。そして苦い結末。泣ける話だと思いきや、予想外の告白に今回もやられました。

患者の彼は若くしてゲーセンのバイトで妹と弟を養っている設定でした。様々な検査を受けてたけど、高額な医療費はいったい誰が払うんでしょうか…というのが気になりました。あの様子じゃ何万ドルとかいうレベルだと思うけど。

ウィルソンが患者に薬を出せず、ついに業務上支障がでてきましたね。ウィルソンが狙われるのは想像できたんですが、ハウスももう少し気心をわかってあげないと。彼は自分の為に嘘をついてくれたんでしょうが…。
カディが処方してくれてラッキー!って場合じゃないですよね、今度はハウスのウィルソンに対する友情がどんなものか試される時です。

2008年7月14日月曜日

DIRT S1#9 「セックス特集号」

先週の衝撃騒動から一体何なんでしょうこのタイトル…。


ルーシーはストーカ(結局サミーだった)を調査追跡していた警備の男から、カウンセラーを勧められます。そして事件で落ち込む編集部を元気付けるために、「SEXXX」特集を提案。みんなのスケベ心に火がついて次から次へと企画が出てきます。


バロウ&ウィラはバーでゲットした女と3P。ですが、その女はリアリティ番組などに出演するおバカタレント:レベッカバンハートの妹ドーニーで、その父親でマネージャのジミーレイバンハートと共に、翌日編集部のバロウのもとにタカりにやってきます。
芸能界デビューさせようとしていた17歳のドーニーをキズモノにしたと言うのです。彼らの要求は未成年との性交渉の罪でバロウを刑務所送りにすることと、ドーニーの3号分の表紙。


その件で、バロウ&ウィラに相談を受けたルーシー。二人が付き合っていたことにも呆れますが、そんな要求はのめないので、マネージャのジミーやその近辺の情報を片っ端から集め、取引で示談させるようルーシーは指示します。


ウィラはレベッカが初めに歌手デビューしたプロダクションの関係者にアプローチ。ジミーレイはアラバマの田舎で信仰宗教をしていて、娘のレベッカを芸能界入りさせよという神のお告げを受け、マネージャとなり、娘を一年でカバーガールにしたとの事。


ルーシーはウィラのその情報から、デビュー前の無名のレベッカが雑誌「ダイジェスト」の表紙を3号分飾ったことが今回の手口と同じだと気付き、ダイジェストの編集長でルーシーの元同僚のレイパターソンを呼びつけて裏を取ります。


ジミーレイとドーニーを編集部に呼んだルーシーは強気にふっかけます。何も知らされていないバロウはヒヤヒヤ。
対決姿勢で彼らが去ろうとした時、ウィラがドーニーの19歳である出生証明書を差し出し形勢逆転。自分の刑務所行きがなくなってホッとするバロウ。
ルーシーはレベッカの今後のネタの全てを一番に教えるという条件で今回のことをチャラにします。



仕事で帰宅したルーシーは机の上にホルトとセックスしている盗撮写真が置いてあるのを発見。
ストーカがサミーではなく、まだどこかに潜んで狙われているという事実に震え上がります。
ドンに相談に行くルーシー。(ドンにはホルトとやってる事を知られてもいいみたいですね。)



ドンはセックス特集で、モトリークルーのメンバー全員と寝たと言われているポルノ女優兼実業家の富豪、キティライダーの写真を撮るためにポルノスタジオに赴きますが、キティは行方不明。彼女は欲望に渦巻く俗世間と縁を切り、メーガンという本名で仏教徒として改心していました。


ジュリアは自分がヤク中で堕落したしまった間、スターにのし上がっていったホルトとの心の隔たりを感じます。
ガルボのところに行くジュリア。シラフで告白されますが、ジュリアはきっぱりと断り、ヘロインを持ってその場を去ります。

まだ中毒に逆戻り?と思いきや、ジュリアはホルトの前にそれを差し出し、ジョニーとのセックスのことを正直に告白、ホルトへの愛を素直に伝えます。
ホルトはジュリアにテープを取り返すことを誓いますが、ルーシーとの浮気が本気になっている心情をジュリアに語ることはできませんでした。


編集部を訪れたホルトはルーシーにジュリアのビデオテープを渡して欲しいといいます。
ルーシーはあっさりとその要求に答えます。ホルトが本物かどうか、ねんを押すので、ルーシーはビデオを見せます。
それを観てる間にルーシーに欲情するホルト。激しいセックスの後、ソファに倒れこむルーシーに「テープの借りは返した」と言ってホルトは去っていきました。




-感想-

今回の話は、テキトーに見てたのでポルノ女優のキティとレベッカバンハートがゴッチャになって、どうも内容がつかめないなぁと録画を再度チェックすると、全くの別話だったんですね…。にしてもどっちの話もかなりくだらない内容でした。


ドンと付き合いはじめたアビーって女が、下品にもドンのバースデーケーキに生ケツで座りこんでてめちゃヒキました。
それにドンが若い継母にイジられてたなんて…。

最近思うのが、このドラマに出てくる俳優達のキャラって、どうもしゃーないのばっかリだな…って。ジョニーとかその連れのジョージマイケルのデキソコナイみたいなのとか…。もっとレベルの高いセレブは出てこないの?

先週悲運に射殺されたケニー。ドンの夢の中のポルノでかろうじて出演していました。

セックス特集というだけあって、セックスが多すぎてヒキました。コートニコックスのイメージが崩れて 嫌な感じです。ウィラも清純なイメージだったのに…。
ルーシーはそんなに男日照りなの?って思ってしまうくらいホルトにされるがままですね。

この先ジュリアがこの事実を知ることになったら…。

「豆知識」なんですが、この前、この番組を一緒にプロデュースしてたコートニーコックスの旦那さんのデービットアークエットが、パトリシアアークエットの弟だったって知りました。義理姉がアリソンデュポアなんですねぇ…。

2008年7月13日日曜日

アメージングレース S6 第11回

エチオピア:ラビエラ→アジスアベパ競技場でリレー→スリランカ:コロンボ→ゴール灯台→分かれ道:やしの木登りOR象とポロ→キャンディで仏派寺に供え物→ダンブッラ:シーギリアロック→ロードブロック:岩山から旗を見つけて中間ゴール


1位:クリス&ジョン
2位:ヘイデン&アーロン
3位:ケンドラ&フレディ
4位:アダム&レベッカ
5位:ローリー&ボロ(脱落)


-感想-

レースもいよいよ佳境に近づき、毎週なじみのチームが次々と脱落…。今回は残念です、ローリー&ボロでした。
レースも終盤なのにかなり僅差。だから最後の最後でクルーを読み忘れたボロが無念です…。
ゴールでもローリは怒っていたけど、ボロを死ぬほど愛してるって、泣ケル…。

アダム&レベッカが脱落だろうと思っていたので、危なっかしいけど、生き残って良かった。
クリスがボロを慰めていたのも良かったです。
ジョンは今回もオトコマエ。イチバンはプールから上がってきたとき…かなりイケていました。

2008年7月12日土曜日

SIX FEET UNDER #61 「一人」


しめやかに行われたネイトの葬儀。

普通のドラマなら悲しみを全面に展開していくところだけど、やはりフィッシャー家という特異な家族柄であって、埋葬まであくまで粛々と行われていました。

ネイトの遺体を見たとき、臓器や角膜の提供で、ほんとに「抜け殻」そのものでした。


自分の祖父母の葬式の時に病院から家に運ばれてきた遺体と同じ風に感じ、さすがにドラマであんなリアルに死を感じた遺体はないっていうくらい、生の気配をいっさい感じさせない遺体でした。


最近までネイトの事は好きでした。

それがブレンダの妊娠した胎児のいざこざあたりから、徐々に嫌いになり、そしてマギーに笑顔であんな死に方をしたネイトの事が、正直腹立たしくて仕方ないです。


なんか物語を無理に終わらせようとして、急に中心にいるネイトを消すことで全体に混乱を招いてから、それでも人生は続く、みんな頑張って行こうみたいな展開なんだろうなって、そういう筋書きの意図を感じて、特別に思っていたドラマだったからちょっと不愉快な気持ちでした。(それでも最期どうなるかは依然期待しています…。)





予想した通り悲しみのどん底のルース。でも可哀想だけど、自業自得としか言い様がないです…。


いつもながら感情を仕舞い込んで兄の葬儀の準備をするデービット。でもなんでまたこんなときに、誘拐犯を登場させる必要があるの? 全然ネイトの死と重なってこなかったんですけど…。S4の最終話で犯人に面会して解決したんと違ったんかい!って。


クレアも完全に脱力、何も手につかない状態でした。でも彼女も可哀想。今は真に心の支えになってくれる人間が周りにいません。ぱっとしないテッドくらいしか…。


それとブレンダ。埋葬でもルースは大泣きするマギーに寄り添って、ここでもまた重要な場面なのにブレンダが蚊帳の外にされていました。それでマヤに八つ当たりする展開、これも全然解せません。子供に当たるブレンダなんか自分の中じゃありえないです。なんでそういう方向にいっちゃうんだろう…。


フェデリコも会社の将来でパニック。だけど一応ちゃんとしていましたし、バネッサがしっかり導いていたのでこの夫婦は心配ないみたいです。






S5は全般的に、どうしてもブレンダの扱われ方が納得できないです。

今シーズンに入ってから、家事に子育てに頑張ってる半面、昔の彼女のスピリチュアルな部分が全然出てこないのにも疑問に思っていました。

最近じゃまるでリサみたいな、ネイトの頭痛の種的な扱われ方。


それにネイトに言いたいです。だいたい文句言う前に、家事の事、マヤの事でブレンダに一度でも感謝したことあるんか!って。




フェデリコやジョージが言うとおり、確かにネイトは人の気持ちを代弁して思いやりの言葉をかけてくれるいい面はありました。

だけどその一方で、自分の状態が悪くなると、全然周りの人間の気持ちが見えなくなって、傷つけてしまったり、自分に合わないものから逃げ出すことしか考えてなかったのも事実だと思います。


自分には、なんとなく今回の突然死も、追い込まれた現実に向き合う勇気がとうしても出ないくて、自分だけ楽になろうとした結果、命を奪われてしまったんだと思えます。


そりゃ、過去に耐え難い試練を受けてきた彼だけど、いつもネイトだけが独り苦しんでいるんじゃないはず。ブレンダとの結婚がもともと合わないと分かってて、その選択の間違いをブレンダだけに押し付けてるのが理解できません。




先週のネイトの手術を待っている時に、ブレンダとデイブが子供について話してました。その時のデイブが、ダレルとアンソニーの兄弟愛が泣かせる。あの子たちには自分達が必要なんだ。っていうセリフがホントにすごく感動しました。


それと同じ感情をどうしてネイトは産まれてくるウィラに持てないんでしょう。ブレンダがネイトに求めていた事は、すごく当たり前だと思うんですけど…。


それなのに、ブレンダの前に現れたネイトの亡霊が口にした、お前は俺の子を妊娠したかっただけだっていうのが、あまりにも無責任で冷酷です。ネイトってあんなひどい男だったんでしょうか?

歩み寄って、またやり直そうとして、集会で独り待ってたブレンダの気持ちにも、ネイトは一切触れていません。





亡霊としてブレンダの前に出てくるのなら、何よりもまず最初に守らなければいけない家族をおいて自分が先立った事、そして、たとえそうなる運命だったにしても、マギーとの過ちに対してブレンダにちゃんと謝るべきでしょう。


死んだもの勝ちの論理みたいなのは間違ってる。ネイトは天国に行く前にたっぷりと後悔して現世を彷徨うベキだと思います。


最期にあんなことしときながら、今後ナサニエルのように平気で登場して来るなんてのは…ちょっと卑怯です。

2008年7月10日木曜日

DR.HOUSE S3#7 「目覚めた患者」

植物状態の患者とランチを楽しむハウス。ウィルソンがやってきます。ウィルソンの名前を使ってハウスが勝手に処方した薬について、トリッカー刑事に嘘の証言をした(というかさせられた)と、ウィルソンがハウスに怒りをぶちまけますが、ハウスはどうせで立証できないから大丈夫だとおかまいなし。

そこに植物状態の患者の息子がやってきます。ハウスは彼が以前人を避けられなかったことを見ていたので、視覚性運動盲だとにらんで室の明かりをチカチカさせて彼の反応を見ます。彼は引き攣って床に倒れました。必死で押さえ込むウィルソンに「ステキな家族だな!」とハウス。

息子であるカイルを入院させて検査をするチェイス&キャメロン。母親が死に、父親が植物人間となってからは、後見人の世話になっているとの事。それに彼のバックパックの中身はお酒のボトルがいっぱい。

ハウスによると、植物人間状態の父親ガブリエルは、自宅の家事で妻を助けに戻った後、仮死状態で発見されたとのこと。ハウスは息子については、父親との遺伝的疾患で思い当たるもの全てテストしろと三人に命令。しかし、まもなく彼は肝不全を起こし吐血し意識不明の状態に…。

遺伝性に拘るハウスは、理由を探るために植物人間のガブリエルを一時的に覚醒させるという突飛な行動にでようとします。慌ててカディが制止に来ますが、ハウスは薬を注射。すると彼がむくっと起き上がり、「ステーキが食いたい」と言います。

簡単なチェックをしますが、いたって健康状態な彼にハウスとカディは驚きます。覚えていることを彼に問うと、どうも10年前の火事から記憶が途絶えてしまっている様子。息子が入院し、危険な状態でいることを彼に伝えると、彼は自分の家系にも妻の家系にも、息子が起こしたてんかんを患う者はいなかったと答えます。

父親が息子に感心の持たないことをウィルソンに話すハウス。親子や仲間、友達なら本能的に守ろうとするのは当然だとウィルソンは言いますが、ハウスは何事も条件次第!とあっさり言い捨てます。

トリッター刑事が三人のスタッフを個別に尋問。しかし三人はとりあえずは、防衛線を張って、余計な事を言わないよう口ぶりをあわせて結束します。

ガブリエルは、期限付きで復活した状態で、病室にいるのはもったいないと着替えて出かけようとします。息子のことが心配にはならない様子で、あるイタリアンの店のサンドイッチを食いに行くと言い出します。ハウスはついていく事にしました。

ハウスはまたもやウィルソンに車とお金を借りることに。車をガブリエルが運転する事に仰天し断固反対のウィルソンは、心配のあまり、白衣のまんま自分もついていくことにします。

限られた時間を満喫しようとするガブリエルにハウスはカイルの病気の原因を探るためにあれこれ質問しますが、当てになる情報は得られません。
彼が経営していた工場がボートの製造だったことで、ボートの塗料に含まれる水銀がカイルの原因だと推測、さっそく病院にいるフォアマンに検査をするよう伝えます。
お店を発見できず、ハウス達は街中を彷徨います。質問されるのにウンザリしているガブリエルは、妻の家系に酔っ払いが多いことで、息子もその血を受け継いだんだと打ち明けますが、ウィルソンは彼が息子を嫌う理由がそれではないと分かっていました。苛立ち始めたガブリエルはカジノホテルに行くと言い出します。

その間病院ではどんどんカイルの状況が悪化。酸素飽和度が低下して心拍数が急降下、エピネフリンで何とか凌ぎます。

カジノホテルの部屋で、何とかガブリエルから情報を聞きだそうとするハウスに、ウィルソンが質問します。なぜ部下の名前ではなく、自分の名前を使って薬を処方したのか。それは、自分との友情を試したかったからじゃないのかと。
それに対してお得意の皮肉ジョークで答えるハウスにフォアマンから水銀のせんはシロだと結果報告。ハウスの表情がくもります…。いよいよ迫る状況に追い込まれたハウスはとにかく思い出せるだけのことをガブリエルに話させます。

サンドウィッチのデリバリーが見つかり、ガブリエルはご満悦、飲み物をくれとウィルソンに言って、ウィルソンがソーダの缶を投げますが、ガブリエルはその缶をつかむことができません。植物状態に戻るタイムリミットがガブリエルに迫っていることを悟る二人。

病気のことを告白する交換条件としてガブリエルは、ハウスに、人が嫌いなくせになぜ研究者にならず、人と接する医者を選んだのかと問いかけます。最初は茶化しますが、ウィルソンも興味津々という顔つきで、ハウスは真面目に答えます。

「14の時、父親の仕事で日本に行った。そこで一緒にロッククライミングをしていた友達が落ちて怪我をし、彼を病院へ運んだんだ。
容態の悪化に担当医は困り果てていたので、裏口にいた一人の掃除係の男を呼んだ。掃除係だとばかり思っていたその彼は、実は部落出身の医者だったんだ。
彼は孤独で、周りの環境に溶け込めずにいた。だけど彼は、自分の境遇を変えようとはしていなかった。病院のスタッフも彼を無視していたが、自分はその彼に助けを求めた。彼が正しいと思ったからだ。正しければ、他のどんな事も関係ない。皆が彼に従ったんだ…。」

ハウスは火事の時、何があったのかとガブリエルに問います。火事のとき、息子に暖炉でポップコーンを作らせていて、誤って引火し火事になったんだと答えると、ウィルソンがこの期に及んで妻の死の責任を息子になすりつけるのか?と言います。
ガブリエルは、そうじゃなく火事を防げなかった事、妻を死なせた自分の無力さを思い知らされたんだ、その上息子が死ぬのを見届ける事なんでできるか。よくもこんな時に覚醒させてくれたな!と、火事の事で息子に負い目を感じている本音をぶちまけました。

ハウスは、質問の答えから、妻の家系が酔っ払い家系ではなく、実はミトコンドリア病で、それがカイルにも遺伝していると導き出します。
心臓に疾患があり危険状態のカイルには、もう心臓を移植するしか延命する方法はありません。ガブリエルは息子を助けるため、移植を願い出ます。ハウスは、心臓の生体移植が可能かカディに電話するがカディの答えはもちろんNO。

術がなくなったガブリエルは意を固めます。ハウスは自殺補助で事件沙汰になりかねない為、ウィルソンにその場から外すように言います。そのことでハウスの友情を確かにするウィルソンは、部屋を出て行きます。
心臓の損症をできるだけ抑えるための自殺方法を説明するハウスに、ガブリエルは息子に残す最後の伝言について、君なら何て言って欲しいか?と問います。ハウスは「父親には、自分なら”お前は正しい”そういって欲しい」と答えます。

カジノにいた男にハウスの変装をさせて、ハウスのアリバイを工作するウィルソン。自殺しようとするガブリエルを残して、ハウスも部屋の外に出ます。ウィルソンが部屋に戻って来たとき、部屋の中で「ドン」と鈍い音が聞こえました。

移植が成功し、ハウスに父親の伝言を聞くカイル。ハウスは「お前は正しい」という伝言だったと彼に伝えます。
ウィルソンがATMでお金をおろせません。不思議に思って銀行に電話すると、トリッターが差し押さえたとの事。ついにウィルソンにトリッターの逆襲が及び始めました…。

-感想-

マンネリを感じ始めていたいつものパターンか…と思いきや、最後になって急な展開。最近自分の中で下降気味だったハウスでしたが、ドラマティックな結末に魅入ってしまいました。常識的にはやってはいけない行動ですが、だけど命の重要さが伝わってきたストーリだったと思います。

植物人間から一時的に生還したあの患者さん、「どっかで観たことあるなぁ…」と思いつつ、車での狡猾な口ぶりを観て「あぁそうだ!」と思い出しました。プラクティスで恋人を殺しておきながら、ボビーの弁護を拒否、自分で証人と弁護をした殺人鬼へリック役の人だった。口ぶりが今回の役柄と似ていたので、想い出せなくてウズウズしていました。

ウィルソンがいつもハウスの馬鹿にされて、それでも見捨てない態度にいい加減歯痒かったんですが、今回はさすがにウィルソンが最初から飛ばしてました。車を貸したところは「ん…なんで折れるわけ?」でしたけど、最後でハウスが見せ場を作って、それにウィルソンが答える。友情の深さを証明する内容でした。

助かった息子が…ちょっと可愛かった。OCのセスに似ていたけど、細くてか弱そうなところがなんか魅力的だった…。

執拗刑事トリッターが、ハウスの周りを攻撃し始めました。次は誰が狙われるんだろう…。

それと、ガブリエルへの、記憶している最後の出来事は何かという問いの中で、スターウォーズの新作映画にがっかりさせられたこととか…っていうハウスがすごく可笑しかった。アメリカのドラマってそういうところって結構平気なんですよねぇ。日本の場合、人の悪口はいってはダメ(もちろんのことですけど)っていうのが強すぎて、中傷されたとか何とかでチマチマと結構うるさいから、逆にまともなことしか言わないセリフになって全然おもしろくないんです。
ジョークで笑って済ませられるような そういうおおらかな気持ちもってほしいですね。そうするとセリフの幅が広がるし。

2008年7月7日月曜日

DIRT S1#8 「子役スターの悲劇」

ルーシーは、先の何者かによるストーカーの件で警備と調査を依頼。
そこに70万ドルをはたいて契約したデイナとジョーイ・ペレスの結婚式が突如キャンセルという知らせがきます。3号分の特集を組む予定でいたルーシーは、緊急会議を招集します。


ウィラは倉庫でブレントバロウとの情事。どうやらセックスの主導権はウィラにあるよう。バロウに大人のおもちゃ(たぶんブットプラグだと思うけど…バロウ恥ずかし過ぎ…)を仕込んでいるようです。


施設から帰宅したジュリアはホルトとまた元に戻ったかに思えましたが、ホルトがジュリアのビデオテープをなぜ知っているのか、ホルトが何かを隠していると察します。対するホルトはルーシーと肉体関係だけのつもりがいつぞや本気に変化。ジュリアとの久々のセックスも不発に終わります。


大慌てて緊急事態の収拾をはかるルーシー、中止に至った経緯探るようデイナ側、ジョーイ側の担当に指示します。そんな忙しい最中、かつて子役で一世を風靡し、転落の人生を歩んだサミー・ウィンターがしつこく電話を入れてきます。記事にならないので、まったく相手にしないルーシー。

俳優のジョニー・ゲイジがルーシーのところにやってきて、デイナのレズビアンの相手ホープが破局にからんでいるというネタを、自分の記事を載せるという交換条件で暴露します。
読みが当たっていたルーシー。と、そこにホルトからの電話が…本気で恋しがるホルトにまんざらでもないルーシー。しかし今は特集記事ので緊急編成でかまってられません。


召集をかけたドンが到着。早速ホープの写真を撮りに行かせようとした時、一発の銃声が鳴り響きます。

銃をもった元子役スター、サミーウィンターでした。2発3発と威嚇射撃をしながら、編集部のスタッフを床に伏せさせます。いきなりルーシーの顔を銃で殴るサミー。それをみてドンが発作的に逆上し、さらに緊迫した状態に…。


全員を伏せさせたサミーは全員の通信機器を全て没収。全員を人質に立てこもるつもりです。しかも銃だけじゃなく腹にまいた時限爆弾をちらつかせます。


彼の要求は過去にTVガイド時代に依頼した特集を、記事にしなかったルーシーへその約束を果たさせることでした。まもなくパトカーのサイレンが聞こえます。襲撃時にスタッフが緊急の連絡ボタンをどうも押していたみたいです。

警察やマスコミがダートナウの周囲を包囲する中、ルーシーは要求どおりにサミーの記事の案を練りますが、ネタの乏しい彼に、全くいいアイデアが浮かばず、時間だけが過ぎていきます。
しかし立てこもりの様子をテレビ中継しているのを観て、この襲撃現場の事件ルポをルーシーとサミーの対談形式で8ページ分の特集にするのはどうかとサミーに提案。気をよくしたサミー。早速スタッフが編集に取り掛かります。


対談でサミーは全財産を持って、家族を見捨てた父親のことを話します。表紙に載せる写真を選ぶドンとルーシー。ドンはルーシーに、サミーに同情しているのでは?と尋ねます。父親が首吊り自殺した日の出来事を思い出し語るルーシー。ドンはルーシーを抱きしめました。


緊急事態で記事を組むため、銃を持ったサミーの相手をしていられないスタッフ。
ルーシーの電話番ケニーに飲み物が欲しいと頼むサミーでしたが、ケニーは忙しいので冷蔵庫にあるから自分でとれと言います。逆上したサミーはケニーの頭めがけて発砲、ケニーは即死、犠牲者が出たことで一気に凍りつく編集部スタッフ。サミーは自分がのけものにされていることに激怒します。


一方、倉庫室での情事をお楽しみ中に襲撃にあったウィラとバロウは、駆け込んできた掃除のオバちゃんと共に、倉庫で影を潜めて事態の収拾を待っていました。


血気盛んな掃除のオバちゃんが掃除用品の薬品を犯人の顔にかけてやるといって飛びだそうとするのを必死でとめるバロウ。その隙に興奮したウィラがドアを開けて外に出てしまいます。

倉庫から飛び出すウィラとバロウを目がけ、サミーが発砲。間一髪床に伏せて難を逃れます。それを機にサミーから銃を取り上げようと、サミーともみ合いになるドンとルーシー。床の上をすべっていく銃をジョニーが取り上げ、サミーに突きつけますが、打つ勇気のないジョニーは結局サミーに銃を取り上げられ、事態はまた逆戻り。

ルーシーに銃を突きつけるサミーをバロウが説得(おまけにブットプラグがポロりんと床を転がります…サイテー!)。サミーはスタッフに編集を再開させます。

事件発生から三日(そんな経ってたんだ…)。完成した雑誌の表紙を見て満足げのサミーは、自分の頭に銃を向けます。緊張するルーシー達。しかし彼は銃と時限爆弾をデスクに置き、一人出頭していき、三日続いた襲撃事件に幕が下りました。




-感想-

サミー役ビンセント・ギャロ、久々に見ました。いきなり「バン!」で襲撃してきたので観ててちょっとビックリでした。

浮き沈みの激しい芸能界、よく「姿を消した」とか「もう終わり」とか日本の芸能界でも口にされますが、これって言われる本人にとってはかなり耐え難い言葉です。追い討ちに家庭が崩壊していたとなると、普通の精神状態を保つだけでも大変なんだろうなって思います。ドラッグや酒におぼれてしまうのも解るような気がしました。

ブレントバロウは…正直観ててこっちが恥ずかしいです。あんたいったい何しに会社に来てるの?ってマジ突っ込んでます。いい加減ビシッとしたところ見せて欲しいですね、そろそろ。それにウィラにSっ気があるなんて…。先週から結構大胆だから不安です。
真面目な電話番ケニーが犠牲に。彼には確か妊娠中の奥さんがいたような…。

2008年7月6日日曜日

アメージングレース S6 第10回

コルシカ島:ラピエチュラ→ニース:アルベール一世の銅像→エチオピア:アジスアベバ→ラビエラ空港→ロウズ村→分かれ道:屋根を運ぶOR壁作り→聖ギオルギス教会にロバを二頭運ぶ→ロードブロック:教会の司祭にもらったペンダントと照合→見晴台


1位:ヘイデン&アーロン
2位:ローリー&ボロ
3位:クリス&ジョン
4位:フレディ&ケンドラ
5位:アダム&レベッカ
6位:ジョナサン&ビクトリア(脱落)



-感想-

ついに…落ちました自己中夫婦。ロバを忘れたのがかなり痛かったです。終盤であのミスは致命的でした。レース中は迷惑顧みずギャーギャ騒ぎ立てていたジョナサンも、エチオピアの雄大な高原をバックに涙するビクトリアを抱いていました…。
ヘイデン&アーロンは瀕死の危機から一転首位へ。コルシカから出る船の時間11時までによく物乞いで集めました。これで不仲も解決したかな?
アダムはちょっとの手柄で自慢してしまうから、それが仇になってレベッカに嫌われてしまいますね。それに最後のペンダント探しの間違いはかなりおっきかった。足止めしたフレディ&ケンドラに抜かれるなんて…。
そのフレディとケンドラは土壁作りで指を切って手から血が…。ビクトリアも切ってたけど、あれは藁みたいなんが刺さったんでしょうか。破傷風とかにならなきゃいいけど…。ケンドラの人種差別発言がまた出るか…と思ってうんざりしてたんですが、今回は地元の子供たちと心の通い合いがあったみたいですね。
しかしゴールするメンバー達の顔の表情みてるとほんと疲れているんがよく分かる。気を張り詰めた後の12時間だと休まらないし、体調を崩したりしてしまったら終わりですからね。

2008年7月5日土曜日

SIX FEET UNDER #60 「境界」

-今回の死人-

ローレンス・ホール・マシソン(34)。山をトレイルランニング中、ピューマに襲われて即死。(カリフォルニアには数は少ないものの野生のピューマがいるそうです。一瞬何に襲われたかわからずビックリしてしまいました…)

救急車を呼んだマギーは親族ではないために救急車に同乗することを拒否されます。仕方なく車で搬送先の病院へ向かおうとしたマギーの携帯にブレンダから電話が入ります。
しかし怖くて直接ブレンダに話せないマギーは、自宅で家族団欒中のデービットのところに電話を入れます。

マギーからネイトの状況を聞き、ブレンダに電話して欲しいと言われて、デービットはネイトがAVM(動静脈奇形)だった事を伝えようとしますがマギーは電話を切ってしまいます。

デービットはブレンダの自宅に電話します。驚くブレンダは訳が分からず、誰から連絡を受けたのかデービットに聞き出だそうとしますが、デービットにはマギーとネイトのおおよその見当がついていたために、どこからの電話かは言わず、とにかく病院に行くようにだけ行って電話を切ります。

クレアはテッドと共に、お堅いレストランで食事中、イラクとの戦争について保守的なテッドと対立して言い合いになります。そこにネイトが倒れたとの連絡が入り、テッドと共に病院に向かいます。



病院に着いたマギーは、診察カードの記入事項に、ネイトについて何も知らないので、全く書けずにうろたえてしまいます。まもなく到着したデービットはマギーと共に、医者から倒れる前の状況について質問されます。
デービットは二年前AVMの塞栓術を受けて以降は症状がないこと、マギーは倒れる直前腕がしびれていたこと、(セックス)による絶頂をむかえて間もなかったことを医師に説明します。


CTで検査されるネイト。そこにブレンダが…。マギーは自分のうちでネイトが倒れて自分が救急車を呼んだことをブレンダに言いますが、二時間も前のことなので、どうして自分に連絡がこなかったのか怒りがこみ上げてきます…が、まずはネイトの無事を祈ることに専念することに…。
夢の中でマギーとキスするネイト。

クレア達が到着し、ネイトの検査結果を待つ五人。そこに脳神経外科の女医が結果を報告、脳内出血が確認され、症状は軽いものの緊急手術をすることに。五人はまだネイトとの面会は出来ません。手術のサインをもらおうとした医者がマギーをネイトの妻と勘違いしてしまう…。

一方、ハイラムとキャンプに出かけている為、ルースにはネイトの緊急事態の連絡は届きません。ハイラムの強引な求愛を拒絶するルース、夜中テントから飛び出してしまいます。翌朝の薪拾いも、セックスについて大喧嘩。ルースは怒って独り徒歩であてもなく下山しようとします。彷徨った後、太極拳をする中国人の集団のバスに同乗させてもらい、帰宅することに…。


手術待合室で待つ五人。マギーはバツが悪いため帰ろうとしますが、ブレンダがひきとめ、マギーから倒れる前に二人で何をしていたのか尋問し始めました。しかしマギーは「二人で話していた」というだけでそれ以上はしゃべろうとしません。



長い間待合室で待ったところに、ようやく手術を終えた女医が報告にきます。
新しくできたAVMが脳内で破裂していて、ヘルニアと脳浮腫を引き起こしていたために、止血、脳圧を下げましたが…意識は回復せず昏睡状態にあるという結果でした。
どれくらいその状態が続くかも分からず、今回のことで記憶障害や言語・運動障害などの後遺症になる可能性もあるとのことで、悪い報告に五人はショックを受けます。

             昏睡状態のなかで…ネイトはブレンダに決別


翌朝目を覚ますネイト。そこにはブレンダがそばにいました。検査結果も順調で医師の話ではこの感じだと1,2週間で退院できるかもという朗報にみんな安堵します。
デービットとキース、ダレル&アンソニー、マギー、フェデリコ、次々にネイトのお見舞いに来ます。やがてブレンダがマヤを連れて再びネイトのもとに。ネイトに抱きつくマヤ。


ブレンダは思い直して関係の修復を問いかけますが、ネイトの出した結論は…もう一緒にやっていくことはできない…。


ブレンダにとってあまりにも辛すぎる決断でした…。


デービットはネイトに付き添ったその夜、夢の中で、ヒッピーな風貌でネイトをバンに乗せます。バンの後ろでマリファナを吸いながら二人はハイになります。運転しているのはナサニエル。やがてビーチに着き、あまりの美しさにネイトは服を脱いで泳ぎに走ります。止めるデービットですが、ネイトは波の中に消えていきます…。

   うたた寝から目を覚ますと、ネイトの心拍モニターが止まっていました…

          ナサニエル・サミュエル・フィッシャー・Jr 享年40歳。

-感想-

あんまりにも哀しすぎる結末に思い当たる言葉がありません…。結局、倒れてから二日後、どうしてこんな急に逝ってしまうんでしょうか? いったいどうしたらこんな哀しい結果になるの? 

今回ブレンダには心の底から同情しました。覚醒した後のネイトの言葉があまりにも残酷すぎる。一緒にやっていけないだなんて…。

結婚してそんなまだ経ってないでしょ、彼女はこれから希望を見出して頑張ろうとしてたところだったのに。こんなショックから、彼女は独りで出産を迎え、二人の子供を育てていくんですよ…ホント…やりきれない想いです。

                  幸せを誓った二人なのに…


ネイトの人生は…確かにいい人生だとは言えなかったと思います。ブレンダとの破局、AVMとその困難な手術。リサとの結婚生活、リサの失踪、不倫。どれも不幸の連続でした。
でも、たとえそうだとしても自分にはどう考えてもブレンダとの関係に対するネイトの決断が正しいとは思えませんでした…やっぱり身勝手過ぎる。ネイトが、そんなにも追い詰められるほどの結婚生活だとは思えなかったし。

結婚してからブレンダは仕事に家事に子育てに、全然文句なしにやってたし、リサのようにある意味ゆがんだ主張もなく、ごく当たり前に結婚したパートナーのサポートを欲していただけのように感じていたんですが…。だからネイトがなぜあんなに離れていってしまうのか、ちょっと理解できませんでした。

彼の、身勝手に見えて、ある意味素直で純粋な心が、彼をサポートしている周囲の人間を振り回してしまう、そういう風に思えました。
マギーに希望を見出したのか、妙にときめいていたネイトだけど…対してマギーの気持ちはネイトほどないのは観てて明らかでした。もしマギーと一緒になろうとしても、ネイトの過剰な期待・希望が、逆に悪化させるように思えます。


自分的には、何一つしっくりこないままネイトは死んでしまいました。次回はネイトの葬儀だけど、ネイトに対して周りの人間がどのように考えていたんだろうか、次の放送観るまで分からないです。ただ、ルースは後悔必至でしょう…。








2008年7月2日水曜日

DR.HOUSE S3#6 「ケ・セラ・セラ」

消防隊員達が、3F自宅寝室で死亡していた体重270kgもある超巨漢男ジョージを壁を破って吊り出そうとしたところ、彼はまだ生きてて昏睡状態だった…。検査結果では糖尿病ではなかった為に昏睡状態に陥った原因が分からず、三人のスタッフ&カディはハウスの判断待ち。だが彼は11時を過ぎても出勤してこない。

留置所で一夜を明かしたハウス。ウィルソンが1万5千ドルの保釈金を払ってようやく釈放。ハウスは診察した刑事の自尊心を傷つけた腹いせに不当逮捕されたと説明、ウィルソンは弁護士を立てるべきだとハウスに忠告するが、ハウスは自分で自分を弁護するとかいって屁理屈をこねます。

大遅刻してオフィスに到着したハウスは、早速ピックウィック症候群で脂肪で胸が圧迫されて窒息状態になったと判断。キャメロンは家宅捜索に行きます。贅肉の厚さに驚くフォアマンとチェイスだが、チェイスは肥満の糖尿病患者を自己管理ができない愚か者だと批難。過去に何かいやな思いをしたんでしょうか…。

ジョージの家を詮索するキャメロンですが、彼の部屋の雰囲気がどことなくハウスの部屋に似ていると感じます。彼はは自宅ビジネスを営んでおり、内向的それに美食家のようでした。

検査の結果ジョージはピックウィック症候群ではなく、症状は悪化、発熱し始めます。ハウスはMRIを指示。しかしMRIの体重制限が200kgなので、強行に検査するか、破損するからやめるか、三人のスタッフは揉めます。しかしキャメロンは体重が199kgだと嘘をついて強引に検査しようとします。順調だった検査途中、いきなり覚醒。MRIに入ったまんま暴れだして案の定MRIを破損してしまうハメに…。


当然、カディに叱られるハウスですが、今回はキャメロンが自分の責任だと主張。「検査を拒否したことで患者に訴えられた時の賠償金よりは安く済む」という理論でカディを説得。発熱の原因が分からないので、フォアマンは副腎皮質刺激ホルモン測定を、キャメロンは性病検査のアイデアを出しますが、チェイスは様子をみて症状の進展をみればいいと、今回はやる気がない模様。

意識の戻ったジョージは退院したいと主張しはじめ、二人の検査もシロ。ウィルソンが患者とハウスをかけて皮肉った言葉にヒントを得るハウスは、遺伝性疾患が原因でないかと疑い始めます。しかし、ジョージには思い当たる節はなく、肥満を馬鹿にする態度にうんざりしてオカンムリ状態。そこにハウスの家が例の刑事の嫌がらせによって家宅捜索されていると電話が入ります。(病室って携帯禁止じゃないの!?。)

刑事はハウスの鎮痛剤のからケースを集めて、処方箋にハウスと違う名前で処方されているものがあることを指摘(なんというささいな嫌がらせ…)。

ジョージの退院に反対するキャメロンがハウスにすがりますが、ハウスは家宅捜索を受けた所以がウィルソンが刑事に何か漏らしたんだと思い込んでいて、ジョージの診察どころじゃない様子。

ジョージは退院しようとしますが、車椅子から立ち上がった瞬間目まいを起こし、ガラスの仕切り壁にキャメロンもろとも倒れ込みます。実は退院前にキャメロンがフェニトインを勝手に投与、退院を阻止しようとしたのでした。(それは…アカンやろ…) 久々のキャメロン暴走でした。

ハウスは食材から寄生虫に感染したのではないかと推測、頭蓋骨に孔を開けて髄液を採取して検査することに。しかし髄液採取中、ジョージの視力が喪失、パニック状態になり暴れだして大変なことに…。

寄生虫は発見されず、フォアマンは多発性硬化症でないかと主張、しかし最初の昏睡状態を考えるとやはり糖尿病の可能性が濃いと判断、再度血糖値を検査しようとするキャメロンですが、ジョージが肥満が要因とする検査は受けないと頑なに拒否。

ハウスが弁護士と面談している間、多発性硬化症の疑いはシロとなり、残された可能性は糖尿病に絞られます、ジョージを説得するハウス。むりやり検査用の砂糖水を飲ませようとし、ジョージはガンとして抵抗しますが、もみ合いになった際に、ジョージの手の指の変形を発見します。手のX線写真を撮るように指示します。気管支鏡検査、喀痰細胞診の結果は陽性、ジョージは小細胞肺ガンでリンパ節にも転移していることがわかります。

もって数ヶ月だという酷な結果を告げるキャメロンに、「それが人生…」と悟るジョージ。原因は判明するも、助からないケースは久々なのでなんとも悲しい結末でした。

嫌がらせ刑事にハウスの処方箋のことで質問を受けるウィルソン。虚偽が発覚したら立場がやばくなるぞと脅迫されます。

-感想-

刑事がしつこ過ぎ…何なんでしょうあの執拗さは。他に仕事ないの?職権乱用じゃん!って腹が立ちました。これから裁判になるんでしょうか。にしてもハウスへの絡みかたがイヤらしいです。

今回の患者の最後はちょっと切なかったです。太っている自分の体に自信をもつ気持ちや、偏見と戦うことも立派だと思うけど、それにしてももうちょっと痩せたほうがいいですね、家から出られなくなるのは、なんぼなんでもやばいです。

それとハウスに「座ってろ」と叱られたチェイスが途中から行方不明に…。スネてどっか行っちゃった?何か問題ありそうな予感がするんですが…。

刑事役のデビットモリスってちょっと名の知れた俳優さんだから、この”アナル体温計事件”長引きそうです。

ハウスの味方をするばかりに、とばっちりを受けるウィルソン。脅されて緊張してマス…(写真)。フォグラーの時みたいに、ハウスと命を共にするか、…それとも今回はどっかで見限るのか。

巨漢患者役のプルットテイラービンス。あの贅肉はほんものじゃないと思っていたので、彼がホントはどんな体型なんだろうと調べてみたら、ん…案外本人もダイエットが必要かもっていう体型でちょと驚き。(写真)

確かにあの肉布団を着て演技しようと思ったら、土台の体もカップクよくないと無理ですね。