2009年1月15日木曜日

SHARK/カリスマ敏腕検察官 第11話「最悪の結末」

暴力団による爆破事件に使われているC4という違法爆薬の取引を取り締まる為に、スタークはアミール・カーンと呼ばれるアラブ系の売人を以前から探ってきました。

しかし、検察局のカーンの捜査を邪魔するようにFBIが介入してきて、この件から検察側が手を引くよう勧告をしてきた為、この日スタークはカーンを検挙する強行手段に出ます。

その計画は、カーン側からC4を買う手配をして現行犯逮捕するというもので、取引には黒人警官のレイ、ウィリーの二人とエミリオ・ペレスという万引き犯を司法取引で情報員(囮)として送り込む予定です。

しかし、爆弾の取引を前にエミリオが行方をくらまします。さらに、カーン本人を取引に来させるよう指示したものの、取引に来たのは大学生、しかも持ってきた爆弾は水風船と、こちらの計画が完全にばれている状態でした。

スタークはエミリオがカーン側とも通じていると察し、彼の妻を問い詰めると、彼らの子供がカーン側に人質になっていることが分かります。さらにカーンが取引した金を持ってスイスに逃亡しようとしていることも分かり、スタークは国外逃亡を絶対させないよう、カーンの居場所を突き止めて彼に直接対面し、自分達の存在を知らしめようとします。
すると、カーンの顧問弁護士サイモン・バンハートがスタークのところに早速やってきます。彼はLAの暴力団の弁護士をしている為、C4の売買で儲けたお金が彼に流れているとスターク達は睨んでいます。

やがてエミリオの居場所が分かり、彼を拘束し尋問しますが、彼はいきなり警官のレイがカーンの手下だと発言。そのレイは暫らくの間連絡が取れない為、レイがカーン側と通じていた可能性が色濃くなり、同時に娘の居場所が判明したためにSWATを率いてその現場に向かいます。

現場の建物内ではC4を精製していた痕跡が見つかり、さらに毛布にかぶされたレイの死体が発見されます。さらにアイザックが死体に仕掛けられた時限爆弾に気がつき、全員急いで建物の外に逃げ出しますが、大爆発。アイザックは間一髪で助かりますが、死傷者がでる惨事に…。

依然としてカーンの立件ができないところに、ケイシー達の調査で、カーンがC4を売った相手として、白人至上主義者のジェイク・フォーマンという男が挙がります。そこで彼を囮に売買を仕掛ける作戦を立て、ウィリーはスタークの指示で、ケイシーと共に爆発処理班にフォーマンの調査に行こうとしますが、処理班に話を聞くよりも、彼に詳しい人種差別主義者のところに行こうとケイシーを誘います。
フォーマンを取り調べるライナとアイザックですが、彼の話ではカーンが関っている様子は伺えません。

スタークはカーンが空港に現れたことを告げられ、タイムリミットが迫ります。エミリオに再度尋問するレイナとマーティン。レイが死亡したことを告げられたエミリオは、ウィリーに指示されていたと自供。彼が娘を誘拐したと言い出します。二転三転する彼の発言には信憑性がないため、最初は疑い深かったレイナ達も、エミリオの娘が誘拐されている写真を彼自身が所持していた為、ウィリーがクロだと確信、カーンのいる空港に到着したスタークに伝えられます。スタークはケイシーがウィリーと一緒にいることを思い出します。

空港ではFBIが検察側に退去するよう警告してきます。FBIは、アルカイダと彼の関与を探り、カーンを泳がせてカルカイダの情報を集めたい思惑だそう。そのためには人質になっているケイシーたちは見殺しもやむを得ないとの事です。

裁判所から検察側の捜査の禁止命令のリミットが迫ったとき、スタークは丸腰でひとりカーンの自家用ジェットの前に向かいます。取引を持ちかけるスタークに、カーンが出てきます。

スタークは、FBI捜査官が聞いていないことをよそに、ケイシーとエミリオの娘を解放したら、FBIから身柄を守ってやると言いますが、カーンは聞く耳を持ちません。そこで、警官殺害(レイ)の証拠があると
言い放ち、今飛び立つとFBIが打ち落とすだろうとカーンを脅します。FBIが気づかない間に、巧みな心理作戦で検察が守ってくれると信じ込ませたスタークは、カーンがC4を製造したと自白する声明を録音することに成功します。

カーンが自供した倉庫に人質解放に向かうSWAT。マーティンやレイナ達もエミリオを連れて現場に向かいます。SWATが倉庫に侵入し、勘付いたウィリーはエミリオの娘だけを抱えて裏口から逃走しますがSWATが周りを包囲。ウィリーは追い込まれて発砲します。

銃撃が飛び交う中、エミリオの娘が独り逃げたしますが、それをみたマーティンが彼女を守ろうととっさに飛び出します。ウィリーは撃たれて死亡します。銃撃が終わった後、レイナが車から出てくると、路上にマーティンがぐったり倒れているのを発見します。

彼は流れ弾に当たって瀕死の状態でした。即救急車をよんで病院に搬送されます。スタークたち仲間も病院にかけつけ、彼の安否を見守ります。

しかし緊急手術のかいなくマーティンはかえらぬ人に…。


―感想―

―マーティンが死にました― シンジラレナイ…。

っていうかどーなってんの?って感じです。なんかこんな展開ショック過ぎます。

まず、検察官があんな緊迫した現場に居合わせること事態危険な行為だし、そういう事を可能にしているデブリンたち検察局上司たちの考え方が全然納得できない。あまりにも好き勝手に行動させすぎてる気がします。

それと、スタークの最後の手段があまりにも正直過ぎる行動なのに、疑いながらもそれに従うカーンに驚きでした。24だと、毎回「大統領の免責署名が欲しい」と犯人が要求するし、それをしないと絶対しゃべらないと突っぱねるのに、何故か口約束だけで自供を録音される始末。それに、FBIがスタークのそばじゃなく、あえてスタークのやり取りが確認できない位置で待機している意味が全然理解できませんでした。

ほんと毎回思うけど、1時間足らずのドラマにも関らず、内容詰め込み過ぎ!
もっとじっくり分かるように展開して欲しいものです。今回は最初ッからケイシーが縛られて人質になってて、「え?一話見逃してしまったんだっけ?」って、番組内容確認してしまったくらいです(笑)。

こんな回で、結構好きだった幼顔マーティンがいなくなってしまうなんて…悲劇です!

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

警察やFBIがメインのドラマだったら面白い展開だったんですが、検察局がメインではシスタークが出しゃばり過ぎ。大体銃も防弾チョッキも身につけずに現場に突入なんてあり得ないでしょう。
最も彼らに銃を持たせても役立つかどうか謎ですが。
アイザックが仲間に加わったからムチャもある程度可能になったんだと思いますが、マーティンが犠牲となった今、スタークはやり方を見直さないとまた不幸な目に遭うかも。

匿名 さんのコメント...

>Garotoさんへ
そうなんですよね、でしゃばりすぎて部下が死んでしまったんですもの、ちょっと責任感じてほしいですね。
元現場警官だったアイザックに普通についていっちゃダメですよね。あり得ない展開でマーティンが死んだのでほんとにショックでした。

匿名 さんのコメント...

検察官のお話だと思っているのですが…
回を重ねるにつれ、あれ?って感じです。
法廷はそっちのけですかね。
そういう新たなジャンル?なのかな。
ツッコミながらも、スタークのスゴさはわかります。
だからって…な展開でした。
マーティンの死の意味は、今後ちゃんと生かされる
のでしょうか(泣)

匿名 さんのコメント...

>suubiさんへ
そうですね、法廷シーンがだんだん少なくなってる気が…。アイザックが導入されてからその傾向が強いですね。

かつてHOUSEでフォアマンが瀕死の状態になったとき、チェイスがハウスから距離をおく行動にでたけど、マーティンが亡くなったことで、スタークと部下達の信頼関係にヒビが入らないかちょっと心配です。