2008年6月14日土曜日

SIX FEET UNDER #57 「峡谷」

-今回の死人-

フィオナ・レノア・クラインシュミット53歳。イサラの友人で、ネイトの初体験の相手。サラが誘ったトパンガ渓谷の山登りで足を滑らせて谷底に転落。


キースとデービットはお試し期間として養子に迎えたダレルとアンソニーのやんちゃぶりに手に負えない様子。特にキースはうんざりしていて、二人とは家族としてやっていけないとして、ソーシャルワーカーに断るつもりでいました。しかしデービットはお互いになじむにはもっとじっくり時間をかける必要があると主張します。としながらも、二人にプレステを買ってあげたりしてごきげんをとろうとするデービットの態度に、キースは甘やかすのは本人達のためにならないと二人の仲も険悪に…。

養子斡旋所のソーシャルワーカーが訪れた際も、二人は取っ組み合いの喧嘩の最中で、リビングはしっちゃかめっちゃか。しかし、彼女は自分の携帯にかかってくる電話対応に追われていて全く心ここにあらず。キースが訴えるも、「こんな元気な二人をいままで見たことない。あなたたちはよくやってる。」とそうそう太鼓判をおして帰っていきました。ほっとするデービットに対し、キースはますます苛立ちを募らせていました。


ルースはジョージをひとり立ちさせて別れる計画を実行中。引越しにはジョージの持ち物しかもってきていません。しかしルースの企みに気付いてないジョージが、フライパンやお鍋がないと言います。ルースは自分が気に入っていた調理器具は引っ越し先にもってきていないので、買えばいいといいますが…。

帰宅すると、フィオナの葬式の手配をしにきていたサラが泣いていました。ネイトをたぶらかした女としてフィオナを嫌っていたルースも、これを利用する手はないと、泣き崩れるサラに付いていてやりたいので暫らく実家に留まるとジョージに電話します。


クレアはアーティスト助成金の申請を出しながらも、それを得るまでの食いつなぎとして派遣登録、さっそくダウンタウンのオフィス事務員として働きます。堅苦しいビジネススーツにパンスト、理解しがたい職場の人達の中で、クレアも初日からうんざりしていました。

フィッシャー家に集まるサラの親友とベッティーナ。その中でフェミニストセックスライターのスージブ・ライトがいたことをネイトがブレンダに教えると、クレアと別れてから我が家に入り浸りになっているビリーから逃れたい気持ちとも相まって、フィッシャー家の女だけの集いに参加。



「オトコなんてオコトワリぃ~!」とはじけるルース。クレアの部屋にハッパを取りに行きます。そこに仕事から帰宅するクレア。ルースはネイトの結婚式以来険悪だったクレアと和解します。




ブレンダをフィッシャー家においてマヤと二人で帰宅したネイト。マヤを寝かすとマギーから電話がかかってきます。ルースが引っ越し先に帰ってこないことをネイトに問い詰めますが、実家ではじけてるルースのことを言えだせずにいると、マギーから正直に話して欲しいと言われます。
ネイトから事情を聞いて、ルースが、やはりジョージと離れようとしていることを察し、父親の行く末が心配になるマギーでした。


ヴァネッサは自分ひとりで家事と仕事を続けていくのが大変なので、カナダからくる住み込みのメイド、ドナを雇います。しかし帰宅したときにホームレスを家に上がらせてパンケーキを作っていたのに驚かされ即効でクビにします。結局はフェデリコに家に戻ってきてもらうことにします。


フィオナの葬式後、昨夜集った女達はばらばらに帰ってしまい、ルースは寂しくなります。ジョージにお鍋とフライパンを持っていきますが…すでにジョージは自分の状況を察し、ルースに別れを告げました。



-感想-

最後のジョージのセリフにほろっときました。女達の集いも夢の跡、ジョージを含めて、周りの人間がすべて自分から去ってしまい、アパートのドアの前で立ち尽くすルースが印象的でした。


キースとデービットはしっかり家族してました、父親役のキースと母親役のデービットって感じで、子供に手を焼いていましたがすごく幸せそうにみえました。だけど、子供を迎えるにあたって、おしゃれなインテリアはあきらめた方がいいと思いました。


ベッティーナとサラ、ルースの三人コンビが個人的に大好きで、特にベッティーナの歯に衣着せぬ発言が笑えます。髪の毛を下ろしたルースは綺麗でした。それと女の集いの死体安置場のブレンダに抱かれてるマヤがとてつもなく可愛かった…。


ちょろっとですが、バネッサの妹が出てきました。コメディ女優?かなんかでひとり立ちしているみたいでした。


来週は、どうも気になってた展開が…ネイトとマギーの関係がブレンダとの間に影響しそうです…。

2 件のコメント:

Garoto さんのコメント...

ベッティーナはさすがの貫禄、ドラマに深みを持たせてくれます。女性だけのはしゃぎっぷりは楽しそうだったけど、そのあとに待っていた現実はお話どおりには行かず・・・ルースは思いのほかあっさりとジョージと別れてしまったけど、後で後悔しないのかな。
キースとデイヴィッドはまさにこれが夫婦なのかも。子育てで言い争うのも当然だし。

匿名 さんのコメント...

ルースがジョージをふるハズが、なんか逆にフラれた感じでした。失ってみて初めて大切さに気付くって感じになるんでしょうか…。

フライパンとお鍋を落してしまった時点でかなり後悔している様に思えたんですけど…。