2008年6月20日金曜日

SIX FEET UNDER #58 「孤立」

今回の死人

ピーター・トーマス・バーンズ(57)芝居を観覧中、心臓発作?クエーカー教徒つながりでマギーの知り合いらしく、マギーが夜中ネイトに電話、葬儀をフィッシャー&ディアスで行うことに。


二人の養子の子育てに、だいぶ慣れてきたキースとデービットですが、隠しておいたゲイポルノを取り出して見たり、相変わらず振り回されます。兄のダレルの鞄に、学校の劇の参観の知らせを発見するデービットですが、ダレルは頑なに参観を拒否します。デービットは親としての勤めだから、何が何でも行くつもりですが、キースはロジャーのオマセな子供に相談したりして、子供のアイデンティティを尊重すべきとまたもや意見の食い違い。

キースは考え直して、二人でダレルにばれないように参観に行きます。参観に黙って来たことでダレルが怒り出しますが、演技をほめてあげるとニッコリ。



クレアはつまらない会社の付き合いや、アーティストとしてのひらめきが全く湧き上がってこない、どん底状態ですが、職場の弁護士テッドとあってすこし気になる様子。テッドもクレアのことを調べたり気がある様子でした。



ルースはジョージに呼ばれてしぶしぶ彼のアパートへ。離婚までの6ヶ月が待てないので、ハイチかどこかへいけばもっと早く離婚手続きができるとジョージは言いますが、なぜかというと、ジョージは大学のお茶会で知り合った女性と婚約したから、その女性とはやく結婚したいからなのだそう…まったくあきれかえってしまうルース。

ルースはジョージと別れたことでセイセイしたと、カルチャーイベントやら何やら手あたりしだいに試しますが、孤独感は癒されません。編み物クラブの友人のパーティでキレていまいます。本の記念朗読会そっちのけで、ジョージの婚約者を訪ね、ジョージが重い精神障害を煩っていて、看病に苦労したことをあらいざらいブチあけます。しかしショックを受けた婚約者から、こんな話をしにわざわざ来たあなたがちょっとイカれてるんじゃないかと言われ、逆上。卓上のおきものを割って出て行ってしまいます。

それを知ってジョージがフィッシャー家に怒鳴りこんで来ますが、台所の勝手口に鍵がかかってて中に入れません。さっさと2階に上がってしまうルース。この二人この先もかなりモめそう。(ていうか喧嘩の理由が若すぎる…)



ブレンダとネイトはおなかの子供に障害があることを示す検査結果が陽性で、病院から羊水検査を進められたことで、意見の食い違いから喧嘩になります。ブレンダはどんな子供であろうが受け入れる覚悟でいるのに、ネイトは障害をもって産まれてくる場合の準備かないとして、最悪、次また頑張ればいいと言います。

悩むブレンダは母親のマーガレットに相談しますが、目下マーガレットはオリビエの目を盗んで不倫の真っ最中。ブレンダにはネイトに歩み寄れとおおよそ母親をは思えないアドバイスをします。

仕事中のネイトの元をブレンダが訪れますが、ネイトがマギーに思いのほか優しくする態度に不安を感じます。子供のことで熱くなり過ぎた自分が悪かったと反省する一方、ネイトの主体性のなさを指摘。

二人の関係が崩れはじめました。



家に戻れたことを喜んで、バネッサにいちゃつこうとするフェデリコですが、まったく別の思惑で家に戻ることを許したバネッサにとっては、うっとおしい以外の何ものでもない様子。夜の生活もフェデリコが果てればさっさとやめてしまう有様。その様子に、どうも不倫が許されて家に戻されたわけではないことをフェデリコは悟りだします。




-感想-

ネイトとブレンダ、やはりマギーが絡んできて、おかしなことになりました。ネイトは優しいけど、たまにかなりエゴいこと言うなぁと思う。完全にブレンダに味方でした、イカれた母親にかなりキツイこと言われてたし。
ネイトはマギーとの会話を全然自分の都合のいいように捻じ曲げてブレンダに話してたし、まったく冷酷でふところの小さい男に見えました。どうして、自分が愛してる人の気持ちになって考えられないんだろうと思いました。結局、自分が必要なときだけ愛してもらいたいって、ネイトがそういう軽薄な人間に見えてしまいました。
ブレンダの最後のセリフも、なんとなくリサがよくネイトに文句たれてた内容に似てる感じがして、ネイトと付き合うと、みんなそういう気持ちにさせられるのかしらと思った。


デービットの水兵の格好がすごいキュートだった。しかもめちゃ母親してて微笑ましい。徐々に親子の絆がはぐくまれているようです。


ヴァネッサが痛烈に冷めてます…。フェデリコが別居よりもさらに辛い立場に。でもほんとに荷物運びだけの目的で家に呼んだのかな…。


ジョージはなんであんなに女が引っかかるんでしょうねぇ、婚約の話は、ルースと同様あきれました。ルースは解放はされたものの、逆に孤独でおかしな行動にでてしまいました。二人とも年甲斐もなく若いもんだなぁと感心。


クレアは彼女の性格からすると、かなりつらそうな立場ですが、よく頑張ってると思います。堅苦しくて単純な社会人生活も、意外な発見もあって、ある意味必要なのかも。

2 件のコメント:

Garoto さんのコメント...

毎週重たいけど、今週も相当重かったです。
ルースの孤立感はどうしようもないし、トイレにポテトサラダを流す姿がせつな過ぎました。
ジョージのリベンジはお見事!でも病気、本当に大丈夫なのかな。
ネイトとマギーの関係も微妙にイライラさせられるし。

こんな中でダレルの素直な笑みを観ることができたのが救いでした。水兵さんのデイヴィッドもキュート♪デクスターに比べると地味な(笑)デイヴィッドですが、活躍場面があってよかったです。

匿名 さんのコメント...

自分もダレルやアンソニーがGAY自体には何ら嫌悪感を示してなくて、その点ではホッとしています。もめている内容がほんとの家庭のごくありふれた喧嘩なので見てても安心できる気がします。

ポテトサラダの気持ちになると確かに切ないですね…なんとなくああいう展開が見えていましたが、編み物教室の女たちも悪いですよ、離婚を暗に勧めてた割りに、ルースが行動にでたとたんに手のひら返したような言動ですからね。